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奮闘記
28、神使より伝えられた驚愕の事実
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蓮田鳴海に占ってもらった桃花は、占いが終わるとすぐに帰宅した。
だが、すぐに自室にこもり。
――どうしたらいいってのよ……
枕に顔をうずめ、思い悩んでいた。
桃花の手元には、鳴海から受け取った白の呪符と黒の呪符が一枚ずつある。
鳴海曰く、白い呪符を護に渡し、黒い呪符を月美に渡せば、護は自分を想うようになってくれるという。
桃花にとって嬉しい話だ。
ほんの少しの間しか一緒に過ごしていない桃花でも、二人の様子を見れば、そう簡単に心変わりすることはないとが嫌でも理解できた。
だからこそ、簡単に人の心を変えることができるのなら、それに頼りたくもなる。
だが。
――この呪符を渡すということは、月美を洗脳して自分の思い通りに操るってことでもあるよね?そんなの、親友として許せるの?
月美と同じ人を好きになって、親友だからと言ってその人を取られてもいいと思えるほど、桃花は人間ができていない。
かといって、他人を洗脳し、自分の思い通りに操ることが果たして許されることなのだろうか。
自分の欲望と理性がせめぎ合い、桃花はどうすればいいのかわからなくなってしまっていた。
------------
その頃、自室で眠っていた月美は、ふと目を開いた。
だが、周囲に見えるのは自分の部屋ではない。
その証拠に、桜の花びらが目の前でひらひらと舞っている。
桜の花が咲くにはまだ少しばかり時期が早い。
何より、眠る前に窓を閉めたので自分の部屋に桜の花が入り込んでくることはないはず。
――この桜、どこから……
花びらがどこから来たのか確かめるため、周囲を見回すと、花びらはすべて上から落ちてきていることに気づく。
同時に、自分は今、桜の木の根元に座っていることに気が付いた。
「あ、ここ夢だ」
そこまで状況を確認してようやく、自分が夢殿にいることを自覚できた。
夢殿は夢の世界、護の場合は満天の夜空が広がる世界、月美の場合は桜並木の世界という具合に、夢を見る人間によって姿を変える場所だ。
月美も、何度か訪れることがあったため、すぐにここが自分の夢殿であることに気づいたのだが。
――あれ?なんで、桜の木が一本しかないの?
自分が普段足を踏み入れる場所とはまったく違っている光景に、違和感を覚えた。
いったいどういうことか考え始めたが、何かが近づいてくる気配を感じ、身構える。
――誰?護を招いてはいないはずだし、妖気や邪気のようなものは感じない……もっと綺麗で澄んでる、神仏のような
そう感じ、顔を上げると月美の視界に白い水干をまとった銀色の髪をした美しい男性が近付いてくる。
その男の姿を見た月美は立ち上がり、深々と頭を下げた。
その男は、風森家が守護する葛葉神社の祭神、葛葉姫命の御使いである白狐が人間に変化した姿だった。
「ご無沙汰しております、白狐様」
頭を下げたまま、月美は白狐が変化した男にあいさつをする。
月美のその姿に、白狐は笑みを浮かべ。
「久しいな、風森の巫女の娘。堅苦しい場ではない、以前のように『シロ様』と呼んでも構わんぞ」
と、親し気な様子で返した。
彼は土御門家の来訪の時期を告げに来る、風森家にとって縁の深い存在なのだが、高い霊力を持っていなければ、姿を見ることはおろか、会話することもできない。
風森家の人間でも、彼の姿を見て、言葉を交わすことができる人間は亜紀と友護、そして月美の三人だけだ。
特に月美は、幼少期から霊力が高いために何度もその姿を見ており、何度か様子を見に来た時にあやしていたこともある。
そのことから、『シロ様』と、まるで近所のお兄さんのように親し気に呼ぶことを許していた。
もっとも、そんな月美も成長し、敬うべき存在に対する言葉遣いや態度というものを身に着け、よほどの場ではない限り、そう呼ぶことは少なくなっていた。
そのことを寂しく思っていたのかどうかはわからないが、こうして許可が下りたので。
「……では、以前のようにシロ様、と」
「それでいい」
月美は遠慮なく、昔の呼び名で白狐を呼び、呼ばれた本神《ほんにん》も満足そうにうなずいた。
だが、その顔はすぐに真剣なものへと変わり。
「巫女よ。我が主の守護する一族の若者、今この地に来ているな?」
と問いただした。
「……はい」
白狐のただならぬ雰囲気に、月美も真剣な面持ちになる。
白狐の主とは葛葉姫命のこと。
そして、かの女神が守護する一族の若者とは、護のことだ。
――護に用事があるのかな?だから取り次いでほしいとか??
と考えていたが、白狐の口から飛び出してきた言葉に、月美は絶句することとなる。
「あのものに、件の呪いがかけられた」
「件の呪いですか……」
その一言は、月美にとって有罪判決を言い渡されたような衝撃を与えた。
件の呪いとは、件が予言を告げることを指す。
決して避けることのできない災いが、予言を与えられたものに降り注ぐということだ。
件の予言は決して外れることのない災いの予言。
呪いにも似たそれが、自分が最も大切に思っている人間にかけられたというのだ。
衝撃を受けるなというほうが無理な話である。
それをわかっていながら、白狐は月美にそのことを伝えに来た。
それは、月美が絶望的な言葉をつきつけられても取り乱し、泣き崩れることはしないことを信じていたからに他ならない。
現に、月美は取り乱す様子はなく、打開策を求めてきた。
「……どうすれば、その災いを回避できるのですか?」
「並大抵のことでは、回避できないぞ」
白狐の目に厳しい光が宿った。
その眼を見た月美は。
――もしかしたら、わたしに重い代償が課せられるかもしれない。けれど
だからといって逃げることはしたくない。
最愛の人を失うかもしれないというのに、何もせずに手をこまねいているだけというほうが、もっと嫌だった。
月美は覚悟を瞳に映して、再び白狐に問いかける。
「教えてください、その方法を」
「後悔は、しないのか?」
白狐の試すようなその一言を聞いても、月美の決意は揺らがなかった。
どのような予言が護に告げられたのかはわからない。
だがそれでも、大切な人がいなくなってしまうこと、何としても避けたかった。
――不安がないわけじゃない。けれど、護を失うことの方がもっと怖い
月美が心中でつぶやくその言葉が、そして彼女の覚悟の強さが白狐にもわかったのだろう。
身をかがめ、月美の耳元まで自身の顔を近づけ、護が件が定めた運命から逃がすため、月美が取れる手段を耳打ちする。
「……そんな……」
その内容は、とても残酷なものだった。
月美は目を伏せ、手を強く握りしめる。
その苦しげな様子を見て、無理もないと思いながらも白狐は口を開いた。
「選ぶのはそなただ……その時が来たら、決めればいい」
白狐がそう言い、月美に手を差し出した。
その手は何かを包んでおり、月美はそれを受け取る。
すると、後ろにあった桜の木から、大量の花びらが風に舞い、二人の間に割って入り、月美の視界は一瞬にして、大量の桜の花びらで埋め尽くされた。
その瞬間、誰に呼ばれたわけでもなく、ただ一方的に夢殿から現世に戻された月美は、目を見開いた。
月美は悲鳴を呑みこみ、布団から勢いよく起き上がり、何度も、大きく深呼吸した。
息は落ち着いてきたが、心の動揺までは抑えきれていない。
全身は汗で湿って、気持ちが悪い。
護に、最愛の人に災厄が訪れるということが、わかってしまったのだから、動揺するなというのが無理な話だ。
――なんとか……なんとか、しないと
月美は右手を胸の前で握りしめ、心のうちでつぶやいた。
だが、すぐに自室にこもり。
――どうしたらいいってのよ……
枕に顔をうずめ、思い悩んでいた。
桃花の手元には、鳴海から受け取った白の呪符と黒の呪符が一枚ずつある。
鳴海曰く、白い呪符を護に渡し、黒い呪符を月美に渡せば、護は自分を想うようになってくれるという。
桃花にとって嬉しい話だ。
ほんの少しの間しか一緒に過ごしていない桃花でも、二人の様子を見れば、そう簡単に心変わりすることはないとが嫌でも理解できた。
だからこそ、簡単に人の心を変えることができるのなら、それに頼りたくもなる。
だが。
――この呪符を渡すということは、月美を洗脳して自分の思い通りに操るってことでもあるよね?そんなの、親友として許せるの?
月美と同じ人を好きになって、親友だからと言ってその人を取られてもいいと思えるほど、桃花は人間ができていない。
かといって、他人を洗脳し、自分の思い通りに操ることが果たして許されることなのだろうか。
自分の欲望と理性がせめぎ合い、桃花はどうすればいいのかわからなくなってしまっていた。
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その頃、自室で眠っていた月美は、ふと目を開いた。
だが、周囲に見えるのは自分の部屋ではない。
その証拠に、桜の花びらが目の前でひらひらと舞っている。
桜の花が咲くにはまだ少しばかり時期が早い。
何より、眠る前に窓を閉めたので自分の部屋に桜の花が入り込んでくることはないはず。
――この桜、どこから……
花びらがどこから来たのか確かめるため、周囲を見回すと、花びらはすべて上から落ちてきていることに気づく。
同時に、自分は今、桜の木の根元に座っていることに気が付いた。
「あ、ここ夢だ」
そこまで状況を確認してようやく、自分が夢殿にいることを自覚できた。
夢殿は夢の世界、護の場合は満天の夜空が広がる世界、月美の場合は桜並木の世界という具合に、夢を見る人間によって姿を変える場所だ。
月美も、何度か訪れることがあったため、すぐにここが自分の夢殿であることに気づいたのだが。
――あれ?なんで、桜の木が一本しかないの?
自分が普段足を踏み入れる場所とはまったく違っている光景に、違和感を覚えた。
いったいどういうことか考え始めたが、何かが近づいてくる気配を感じ、身構える。
――誰?護を招いてはいないはずだし、妖気や邪気のようなものは感じない……もっと綺麗で澄んでる、神仏のような
そう感じ、顔を上げると月美の視界に白い水干をまとった銀色の髪をした美しい男性が近付いてくる。
その男の姿を見た月美は立ち上がり、深々と頭を下げた。
その男は、風森家が守護する葛葉神社の祭神、葛葉姫命の御使いである白狐が人間に変化した姿だった。
「ご無沙汰しております、白狐様」
頭を下げたまま、月美は白狐が変化した男にあいさつをする。
月美のその姿に、白狐は笑みを浮かべ。
「久しいな、風森の巫女の娘。堅苦しい場ではない、以前のように『シロ様』と呼んでも構わんぞ」
と、親し気な様子で返した。
彼は土御門家の来訪の時期を告げに来る、風森家にとって縁の深い存在なのだが、高い霊力を持っていなければ、姿を見ることはおろか、会話することもできない。
風森家の人間でも、彼の姿を見て、言葉を交わすことができる人間は亜紀と友護、そして月美の三人だけだ。
特に月美は、幼少期から霊力が高いために何度もその姿を見ており、何度か様子を見に来た時にあやしていたこともある。
そのことから、『シロ様』と、まるで近所のお兄さんのように親し気に呼ぶことを許していた。
もっとも、そんな月美も成長し、敬うべき存在に対する言葉遣いや態度というものを身に着け、よほどの場ではない限り、そう呼ぶことは少なくなっていた。
そのことを寂しく思っていたのかどうかはわからないが、こうして許可が下りたので。
「……では、以前のようにシロ様、と」
「それでいい」
月美は遠慮なく、昔の呼び名で白狐を呼び、呼ばれた本神《ほんにん》も満足そうにうなずいた。
だが、その顔はすぐに真剣なものへと変わり。
「巫女よ。我が主の守護する一族の若者、今この地に来ているな?」
と問いただした。
「……はい」
白狐のただならぬ雰囲気に、月美も真剣な面持ちになる。
白狐の主とは葛葉姫命のこと。
そして、かの女神が守護する一族の若者とは、護のことだ。
――護に用事があるのかな?だから取り次いでほしいとか??
と考えていたが、白狐の口から飛び出してきた言葉に、月美は絶句することとなる。
「あのものに、件の呪いがかけられた」
「件の呪いですか……」
その一言は、月美にとって有罪判決を言い渡されたような衝撃を与えた。
件の呪いとは、件が予言を告げることを指す。
決して避けることのできない災いが、予言を与えられたものに降り注ぐということだ。
件の予言は決して外れることのない災いの予言。
呪いにも似たそれが、自分が最も大切に思っている人間にかけられたというのだ。
衝撃を受けるなというほうが無理な話である。
それをわかっていながら、白狐は月美にそのことを伝えに来た。
それは、月美が絶望的な言葉をつきつけられても取り乱し、泣き崩れることはしないことを信じていたからに他ならない。
現に、月美は取り乱す様子はなく、打開策を求めてきた。
「……どうすれば、その災いを回避できるのですか?」
「並大抵のことでは、回避できないぞ」
白狐の目に厳しい光が宿った。
その眼を見た月美は。
――もしかしたら、わたしに重い代償が課せられるかもしれない。けれど
だからといって逃げることはしたくない。
最愛の人を失うかもしれないというのに、何もせずに手をこまねいているだけというほうが、もっと嫌だった。
月美は覚悟を瞳に映して、再び白狐に問いかける。
「教えてください、その方法を」
「後悔は、しないのか?」
白狐の試すようなその一言を聞いても、月美の決意は揺らがなかった。
どのような予言が護に告げられたのかはわからない。
だがそれでも、大切な人がいなくなってしまうこと、何としても避けたかった。
――不安がないわけじゃない。けれど、護を失うことの方がもっと怖い
月美が心中でつぶやくその言葉が、そして彼女の覚悟の強さが白狐にもわかったのだろう。
身をかがめ、月美の耳元まで自身の顔を近づけ、護が件が定めた運命から逃がすため、月美が取れる手段を耳打ちする。
「……そんな……」
その内容は、とても残酷なものだった。
月美は目を伏せ、手を強く握りしめる。
その苦しげな様子を見て、無理もないと思いながらも白狐は口を開いた。
「選ぶのはそなただ……その時が来たら、決めればいい」
白狐がそう言い、月美に手を差し出した。
その手は何かを包んでおり、月美はそれを受け取る。
すると、後ろにあった桜の木から、大量の花びらが風に舞い、二人の間に割って入り、月美の視界は一瞬にして、大量の桜の花びらで埋め尽くされた。
その瞬間、誰に呼ばれたわけでもなく、ただ一方的に夢殿から現世に戻された月美は、目を見開いた。
月美は悲鳴を呑みこみ、布団から勢いよく起き上がり、何度も、大きく深呼吸した。
息は落ち着いてきたが、心の動揺までは抑えきれていない。
全身は汗で湿って、気持ちが悪い。
護に、最愛の人に災厄が訪れるということが、わかってしまったのだから、動揺するなというのが無理な話だ。
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