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23.エピローグ
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暖かな陽光が降り注ぐ中、俺達の結婚を祝福する声があっちこっちから聞こえてくる。
てっきりささやかな身内だけの結婚式くらいに思っていたのに、実際はまさかのここサイヒュージ国の国王陛下まで参列する派手婚になってて物凄くビビってしまった。
聖フィオナーレ国からも王子始めカーリッドさん含む騎士団の方々、それと聖フィオナーレ国王都にあるお馴染みバーリッジ家の見知った面々が笑顔で参列してくれて緊張してしまう。
でもそんな緊張も隣にシリウスがいてくれるから耐えられた。
幼馴染兼長年の友人というこの存在はやっぱり心強い。
まあそれよりも何よりも、常に俺に寄り添って大好きアピールしてくる旦那感?にいつの間にかすっごく安心するようになってるっていうのが大きいのかも。
緊張してもちょっとこう身を寄せるだけで安心すると言うか何と言うか…。
どんな俺でも受け入れてくれるシリウスが大好き過ぎて安心するんだ。
勿論それだけじゃなく、俺はシリウス個人も好きだ。
例えちょっと朝、シリウスが着る服を選んであげようと思って開けたクローゼットの中から出てきた箱の中に、俺が以前着たシャツが隠されてあったとしても。
『なんだこれ?』
『あっ?!そ、それは何でもないっ、何でもないから!』
『ああ、それは以前ランスロット様がこちらに来られる際パジャマ代わりにしていたシャツです』
『え?』
『ニーチェ?!バラすな!』
『いや、洗えよ。何やってんの?はい、ニーチェ。洗濯に回しといて』
『はい。喜んで』
『あ────っ!俺の宝物がぁああっ!』
そう言えば俺が昔あげたプレゼントも全部大事に保存してくれてたっけ。
『うわぁ。これ懐かしい。まだ取ってあったんだ』
『ランスロットから貰ったものは全部捨てずにとってあるぞ!』
『あ、でもこれはもうチェーンが劣化してるかも』
『そ、それは触ったらダメだ!』
いつだったかの時にあげたキーホルダーのチェーンが劣化しているように見えて、気になったから手に取ろうとしたら全力で止められた。
シリウス曰く、錆びないようにと磨いていたら経年劣化で壊れたらしい。
そんなものまでわざわざ残しておかなくていいのに。
嬉しいけど……流石に捨てていいから!
パジャマ代わりにそっと自分のシャツを差し出して『着てくれ』と言ってきたこともあったな。
『ランスロット…これ、着てくれないか?』
『え?俺パジャマで寝るつもりだったんだけど?』
『頼む!着てくれ!』
『いや、なんでだよ?』
『可愛いランスロットが見たいんだ!』
可愛いのか?それ。
シリウスのツボが俺にはさっぱりわからない。
まあそこまで頼まれたら着るけどさ。
でもその後、期待の眼差しで裸でエプロンも今度見せてって言われたからそれはちゃんと断っておいた。
せめてパンツくらい穿かせろ。
どんな変態だ。
できることとできないことがあるってちゃんと言っておかないとな。うん。
え?パンツをプレゼント?
それは…物によるかな?
側近のリルや侍従のニーチェには都度『本当にうちの変態がすみません』『できれば嫌いにならないでやってください』とか言われるけど、これでもシリウスとは付き合いが長いからそんなに気を遣わなくてもいいのにな。
ちょっと『また変なことやってるな』とか『おかしなことを言い出したぞ』と思うくらいで、別に嫌いになったりはしないから。
シリウスが俺を愛してくれてるのはよく分かってるし、ちゃんと伝わってるから問題なし!
と言うか完璧っぽいのにそういったちょっとおかしい所があるのが面白くて好きだ。
シリウスと一緒だと毎日が本当に楽しくてしょうがない。
ギャップ萌えがやっぱり俺的ツボなのかも。
晴天の下、教会で愛を誓い合って、満面の笑みでキスをする。
聞こえてくるのはおめでとうと言う祝福の声ばかり。
(ああ、幸せだな…)
胸が熱くなるのも、涙が込み上げてくるのも、全部全部今が幸せだから。
こんな幸せが俺に訪れるなんてシリウスと結婚するまで思いもしなかった。
「シリウス。ありがとう。俺、今が一番幸せだ」
フラワーシャワーが舞う中、俺は幸せいっぱいに微笑んだ。
Fin.
****************
※思いがけず沢山の方に読んでいただけて本当に嬉しかったです。
最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
番外編等もしかしたら書くかもしれませんが、ひとまず今年はここまでで。
気づけば今年も後僅か。
皆様、どうぞ良い年をお迎えください。
てっきりささやかな身内だけの結婚式くらいに思っていたのに、実際はまさかのここサイヒュージ国の国王陛下まで参列する派手婚になってて物凄くビビってしまった。
聖フィオナーレ国からも王子始めカーリッドさん含む騎士団の方々、それと聖フィオナーレ国王都にあるお馴染みバーリッジ家の見知った面々が笑顔で参列してくれて緊張してしまう。
でもそんな緊張も隣にシリウスがいてくれるから耐えられた。
幼馴染兼長年の友人というこの存在はやっぱり心強い。
まあそれよりも何よりも、常に俺に寄り添って大好きアピールしてくる旦那感?にいつの間にかすっごく安心するようになってるっていうのが大きいのかも。
緊張してもちょっとこう身を寄せるだけで安心すると言うか何と言うか…。
どんな俺でも受け入れてくれるシリウスが大好き過ぎて安心するんだ。
勿論それだけじゃなく、俺はシリウス個人も好きだ。
例えちょっと朝、シリウスが着る服を選んであげようと思って開けたクローゼットの中から出てきた箱の中に、俺が以前着たシャツが隠されてあったとしても。
『なんだこれ?』
『あっ?!そ、それは何でもないっ、何でもないから!』
『ああ、それは以前ランスロット様がこちらに来られる際パジャマ代わりにしていたシャツです』
『え?』
『ニーチェ?!バラすな!』
『いや、洗えよ。何やってんの?はい、ニーチェ。洗濯に回しといて』
『はい。喜んで』
『あ────っ!俺の宝物がぁああっ!』
そう言えば俺が昔あげたプレゼントも全部大事に保存してくれてたっけ。
『うわぁ。これ懐かしい。まだ取ってあったんだ』
『ランスロットから貰ったものは全部捨てずにとってあるぞ!』
『あ、でもこれはもうチェーンが劣化してるかも』
『そ、それは触ったらダメだ!』
いつだったかの時にあげたキーホルダーのチェーンが劣化しているように見えて、気になったから手に取ろうとしたら全力で止められた。
シリウス曰く、錆びないようにと磨いていたら経年劣化で壊れたらしい。
そんなものまでわざわざ残しておかなくていいのに。
嬉しいけど……流石に捨てていいから!
パジャマ代わりにそっと自分のシャツを差し出して『着てくれ』と言ってきたこともあったな。
『ランスロット…これ、着てくれないか?』
『え?俺パジャマで寝るつもりだったんだけど?』
『頼む!着てくれ!』
『いや、なんでだよ?』
『可愛いランスロットが見たいんだ!』
可愛いのか?それ。
シリウスのツボが俺にはさっぱりわからない。
まあそこまで頼まれたら着るけどさ。
でもその後、期待の眼差しで裸でエプロンも今度見せてって言われたからそれはちゃんと断っておいた。
せめてパンツくらい穿かせろ。
どんな変態だ。
できることとできないことがあるってちゃんと言っておかないとな。うん。
え?パンツをプレゼント?
それは…物によるかな?
側近のリルや侍従のニーチェには都度『本当にうちの変態がすみません』『できれば嫌いにならないでやってください』とか言われるけど、これでもシリウスとは付き合いが長いからそんなに気を遣わなくてもいいのにな。
ちょっと『また変なことやってるな』とか『おかしなことを言い出したぞ』と思うくらいで、別に嫌いになったりはしないから。
シリウスが俺を愛してくれてるのはよく分かってるし、ちゃんと伝わってるから問題なし!
と言うか完璧っぽいのにそういったちょっとおかしい所があるのが面白くて好きだ。
シリウスと一緒だと毎日が本当に楽しくてしょうがない。
ギャップ萌えがやっぱり俺的ツボなのかも。
晴天の下、教会で愛を誓い合って、満面の笑みでキスをする。
聞こえてくるのはおめでとうと言う祝福の声ばかり。
(ああ、幸せだな…)
胸が熱くなるのも、涙が込み上げてくるのも、全部全部今が幸せだから。
こんな幸せが俺に訪れるなんてシリウスと結婚するまで思いもしなかった。
「シリウス。ありがとう。俺、今が一番幸せだ」
フラワーシャワーが舞う中、俺は幸せいっぱいに微笑んだ。
Fin.
****************
※思いがけず沢山の方に読んでいただけて本当に嬉しかったです。
最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
番外編等もしかしたら書くかもしれませんが、ひとまず今年はここまでで。
気づけば今年も後僅か。
皆様、どうぞ良い年をお迎えください。
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