黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第二部番外編 シュバルツ×ロイドの恋模様

12.決着(前編)

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(わ~……)

正直表面上は笑顔を保つことに成功できたけど、内心は冷や汗ダラダラだった。

「お帰り。ロイド」

そう声を掛けた愛しい恋人の反応が、思っていたものとは全く違っていたからだ。

(怖っ…!)

口角を上げながら物凄く恐ろしいオーラを纏わせて妖しく笑うその姿は、まさに出会ったばかりの黒魔道士ロイドの姿そのものだった。

クレイにそれとなくサラリと伝えてもらえたらきっと逃げずに自分のところに帰ってきてくれると思っていた。
予めそうして話が通っていればロイドが怒り狂っていたとしてもスムーズに謝罪できると思った。
そこから上手く宥めすかして本当の恋人同士として纏まって、そのまま幸せな気持ちでくっつきたいと思ったのだ。
その作戦は概ね成功し、予想通りちゃんとロイドは自分の元へと戻ってきてくれた。
けれど……。

(これは無理!)

こんなロイド、何を言ってくるかわからなくて怖すぎる。
ソレーユに来てから随分経つが、こんな姿で自分に接してきたことはない。
こんな姿は本当に最初のあの時以来ではないだろうか?

「……シュバルツ?」

そうして内心動揺が激しすぎて何も言えない自分に、ロイドが恐ろしく低い声で名を呼んできた。

「…………」
「私に言うことがあるんじゃないのか?」

それは即ち夢現の件だろう。
謝罪するからとクレイにも言っておいたから謝れと言うことだろう。

(わかる。凄くわかるんだけど……)

ここで誠心誠意謝ったら拙い気がする。
多分だが、試されているような気がしたからだ。
自分だって伊達にこの一年近くロイドの側でロイドを見つめ続けてきたわけじゃない。
だからこそわかるこの空気……。

虚勢でもいい。
自分の余裕を見せないとロイドの気に呑まれてしまう。
下手なことをすれば最悪別れ話一直線だ。
謝りつつもロイドに呑まれない方法は────。

「うん。ロイドが可愛くてつい。ごめんね?」

自分に言えるのは、ともすればちっとも反省してない軽いノリに聞こえるこの言葉しかない。
だって『騙される方も悪い』『気づかなかった自分もおかしい』と言う気持ちだってロイドは絶対に持っているはずだ。
そこを突いていくのはロイドのプライドが許さないだろう。
『騙してごめん』そうしてしょげ返りながら言うのもNGだ。
だってロイドは小犬っぽい自分が嫌いだから。

ならば堂々と開き直って余裕を見せるのみ。
そう思いながらなんとか笑顔で言い切ったその返答に、ロイドの口の端がヒクヒクと震える。

(それでもやっぱりかなり怒られるんだろうな…)

この答えなら別れ話に持っていかれることはないだろうが、この先に言われる言葉が怖い。
そう思って次の言葉を待っていると、ロイドは何を思ったのかそのまま楽し気に笑い始めた。

「はははははっ!」
「ロイド?」

その姿にどうしたのかと目を丸くしていると、くつくつとまだ楽し気にしながらこちらへと黒魔道士の笑みを向けてきた。

「は~…まさかお前の口からそんな言葉が出るなんて思ってもみなかったぞ?」
「?」

どうやら先程の返事はかなりお気に召したらしい。
ロイドはそのままスイッと自分の方まで身を寄せると、まるでご褒美だとでもいうようにしっとりと唇を合わせてきた。
こんな口づけは初めてだ。

「ん…ん……っ」

舌を絡めるでもなくそっと食むように重なっては離れ、何度も角度を変えて重ねられる口づけ────。
そんなどこか物足りないもどかしい口づけに何故か夢中にさせられる。

「は…ぁ……」

そして気づけば抱き合いながら口づけを交わし合っていたのだが、その口づけに酔いそうになったところでそっとロイドが身を離した。

「ふん。今日はこれで許してやる。帰るぞ」
「え?」

怒っていたのではなかったのだろうか?
正直ロイドの態度についていけない。
けれど嫌われたわけではなさそうなので、そのまま差し出されたロイドの手を取り、笑顔でレイン家を後にした。


***


「……困った」

正直ロイドの取り扱いが分からなくなってしまった。
あれからロイドは何か裏でもあるのではないかと疑いたくなるほど至っていつも通りだった。

普通に仕事に行き、自分の元へと帰ってくる。
一緒に魔法の開発もするし、他愛のない会話だってする。
けれど一つだけ違う点もあって、甘い雰囲気になりそうになるとフッと笑ってそのまま極自然に躱してしまうようになった。
思い切って誘っても同じだ。
絶対に乗ってこない。
そんなことがかれこれひと月近く続いている。

(これはあれか?)

もう自分とは寝ないという意思表示なのだろうか?
それなら夢現で抱いた件で一度ちゃんと話し合うべきだろうか?
怒っているというのともまた違うようなのだが、それ故に対処法がさっぱりわからない自分がいた。

「……ダート」
【なんだ?】
「お前の主人の気持ちがさっぱりわからないんだ。助けてくれ」
【自分で考えろ】
「相変わらず冷たいな。こっちだっていっぱいいっぱいなのに……」

そうして愚痴をこぼしていると、ダートは深いため息を吐いてから口を開いた。

【ロイド様は遊びの種類を変えられただけだ。今のお前ならロイド様の望みもわかるはずだぞ?寧ろこのままのんびりこれまで通りの対応をしていると、また最初のころに逆戻りするのではないか?】

最初のころに逆戻り…?
それはソレーユに来たばかりの頃のことだろうか?
さすがにそれは嫌だ。

「くそっ!やっと捕まえたと思ったのに!」

どうしてこう上手くいかないのだろう?

【ロイド様がそう易々とお前の掌の上で踊ってくれるはずがないだろう?】
「クレイの掌の上では踊ってたじゃないか!」
【格の違いだろう?】
「~~~~っ!またそれか!悔しい!」

正直本気で捕まえたと喜んでいただけに、するりと逃げ出されたようで悔しくてたまらなかった。
どうして自分が望むように甘い雰囲気に持っていけないのだろうか?

(こうなったら開き直って強気でどんどん押すしかない!)

夢の自分だろうとなんだろうとロイドが自分を好きになってくれたのは確かなのだ。
それなら攻めて攻めて攻めまくるしかないと腹を括る。
ここで引き下がったら男が廃るではないか。

(見てろよ……ロイド)

このまま逃げるなんてできないほど自分に夢中にさせてみせる────。
そうして自分の中に闘志を燃やしながら、どう落としてやろうかと考え始めた。


***


「ご苦労」

ロイドはダートからの報告を受けてそっとほくそ笑んでいた。
やっとシュバルツが本気を見せ始めたらしい。
本当に遅すぎだ。
もう少し遅かったらさっさと別な遊びに切り替えて適当にあしらって遊んでやろうかと思っていたくらいだ。

自分に気づかれないよう夢を利用し自分を上手く翻弄したその手腕を評価して、その件に関してはダートに詳細を聞くにとどめたが、敢えて要所要所で躱すことで留飲を下げることに成功した。
けれど自分が好きなのは夢の中のシュバルツという点においては変わらない。
だから…もっと本人の意思で積極的に自分を落としに向かってきてほしいと思った。

あのシュバルツがただの夢の存在でなかったというのなら、早くあの熱い眼差しで自分を見つめてきてほしかった。
その熱でどこまでも自分を絡めとり、落としに来てほしい。
そのシュバルツを引き出す為なら夜の交わりだって暫く断ってみせる。

「あと一歩なんだ。あいつにはしっかり頑張ってもらわないと困る」

ここで小犬に成り下がるようなら願い下げだ。

「さて…どんな風に楽しませてくれるかな……」

それが今からものすごく楽しみだった。




「ちょっとロイド!シュバルツ様に何をしたのよ!」

そうして機嫌よく仕事をしている中、そんな風にシリィが飛び込んできたので何事かと思い手を止めると捲し立てるように苦情を言われた。

「シュバルツ様が…いつも優しいシュバルツ様がっ、歩きながら黒魔道士みたいな悪い顔してた────!」

絶対に自分絡みだろうと涙目で言ってくるが、当たっていると言えば当たっているのでサラリと流してやる。

「いいじゃないか。あいつなりに私を本気で落とそうとしてるんだろう。黙って見ていろ」

正直シリィの話で楽しくなった自分がいたのは確かだ。
これなら早速今夜にでも動くとみていいのではないだろうか?
これは帰ってからのシュバルツの行動が楽しみでならない。
これほどワクワクする気持ちになったのは随分久しぶりだ。
そんな自分にライアードが温かい眼差しを向けてくれる。

「ロイド…今日の仕事はさっさと片付けて早く帰れるようにしてやろうか?」
「…いえ。焦らすのもまた楽しいのでお気になさらず」
「実に楽しそうだな」
「やっと…理想の一歩手前まで育ってくれましたので」
「ははっ…お前にしては随分手古摺ったものだ。感動もひとしおだろう」

そんな言葉に嬉しさが増した。
ライアードは伊達に自分の主人なわけではない。
こちらの心境をしっかりと把握してくれているのだろう。
『手古摺った』という言葉には『長く楽しんだ上での成長だから余計に嬉しいのだろう?』と言う気持ちも込められているのだ。
けれどそんな自分達のやり取りをシリィに理解しろと言っても、当然ながらわかってはもらえない。

「ロイド!シュバルツ様で遊ばないでちょうだい!」
「楽しく遊んではいるが、本気で遊んでいるんだからいいだろう?」

黒魔道士の遊びはいつだって本気が一番楽しい。
だからそう言ったのにやっぱりシリィには理解不能のようだった。

「最低!」

そうして怒りながら踵を返されたが、このままではシュバルツの元まで飛んでいきそうだ。
あんな白魔道士に自分の楽しみに水を差されてはたまらない。

「……妃殿下?部下のプライベートに口出しされるのはご遠慮いただきたい」

そうして仕事の口調で言の葉に魔力を乗せてぶつけてやると、シリィが飛び上がって勢いよく振り返ってきた。

「~~~っ!」
「公私混同はほどほどになさるのが賢明です」

シリィがこちらの自分が苦手なのを知っていて笑顔で意地悪をしてやると、怖いからやめてって言ってるのにと涙目で逃げて行った。
これならシュバルツの元ではなく自室の方へと一直線だろうとほくそ笑む。
そんな自分にライアードが溜息を吐いた。

「私の可愛い妃を虐めないでやってくれないか?」
「先に虐められたのは私の方なので、どうぞご容赦を」
「よく言う」

けれどそれ以上何かを言われることもない。

「では私も可愛い妃のご機嫌取りをせねばな」

時刻は夕刻へと差し迫っている。
さっさと片付け互いの伴侶の元へと向かうとするかとライアードがニヤリと笑った。
どうやら何かのスイッチが入ったらしい。
きっとこの後シリィはぐったりするほど可愛がってもらえることだろう。

(ああ…私も早くシュバルツに可愛がってもらいたいものだな)

そんな思いを抱きながらそっとこの後のことに思いを馳せて、自分も主人と似たり寄ったりの笑みを浮かべた。


***


その少し前、シュバルツはゆっくりと回廊を歩きながら今夜のことを考えていた。

攻めて攻めて攻めまくる────。
そう心に決めたのだから日を掛けダラダラとするつもりはなかった。
それは黒魔道士ではない自分には悪手と言ってもいいからだ。
駆け引きが上手くできない自覚はあるから、やるなら先手必勝で一気に行くべきだろう。

攻めるのならロイドが仕事から帰ってすぐだ。
部屋を入ってすぐに強引に唇を奪ってみようか?
それとも何事もないようにいつも通り装いつつ、油断させたところで押し倒してやろうか?
魔道書を読んでいるところに背中から近づいて、抱き込んで耳元で囁いてやるのもいいかもしれない。
いろいろ想像するだけで楽しくて仕方がない。
きっとそのどれもがロイドを怒らせたりしないことを自分は知っている。

こうして考えるだけでも、ここに来た当初よりロイドを理解できていると自負する自分がいた。
ロイドはきっとそんな行動に出る自分を、不快に思うよりも楽しいと思ってくれるはずだ。
ダートが言ってくれていた『自分に自信を持てばいい』と言う言葉は、もう主人のことは十分わかっているだろう?という呆れからくる言葉だ。
それはつまり、答えはすでに自分の中にあると言うこと。
だから弱気になる必要などないし、これからのことも『自分で考えろ』と言われたのだろう。
そう結論付けられたことで自分の中には確かな自信が溢れていた。
どうやら自分はいつの間にかロイドと肩を並べて歩けるほど、気づかぬうちに大きく成長していたらしい。
それもこれも全てはロイドのお陰だと思う。

ロイドはいつだってお子様だと言って揶揄いながらも自分に自信を持たせるため言葉を選んでくれていた。

『お前の繊細な手つきは本当に最高だな』

そうやって閨でだっていつも褒めてくれていた。

『私が導いているのに下手になるわけがないだろう?上手くなるに決まっている』

そんな自信満々の言葉に最初でこそ苦笑したものだけど、今ではその言葉が正しかったと信じられる自分がいた。

もうここに来たばかりのお子様な自分はどこにもいない。
フローリアの言葉に傷つけられて自信を無くしていた自分さえ、そんなものどこ吹く風とばかりに過去へと追いやっている。
今ここには、大好きな恋人を早く捕まえたくてあれこれ画策する悪い白魔道士しかいない。
それだけの力を自分はここで手に入れることができたのだ。

「ああ、楽しみだな」

あの変わらぬ余裕の笑みで自分を見つめるロイドが好きだ。
楽しそうに自分を翻弄するロイドも、甘く見つめてくれるロイドも。
けれどそんな余裕の表情を崩してやるのもまた楽しい。
強がるロイドに宥めるように言葉を掛けると、どこかバツが悪そうにしながらもそっと不器用に手を伸ばしてくるところも可愛くてたまらない。
弱い体位で責め立てると潤む瞳で切なく名を呼んでくれる姿が愛おしい。
そうして可愛く蕩けていくロイドにどこまでも優しくして、ドロドロに溶かしていつまでも溺れ続けたい。
自分は早くそんな風にロイドと愛し合いたいのだ。
その為なら絶対に今日中に落として見せる。

ロイドが望むように夢で演じ続けた自分の余裕をこれでもかと言うほど見せつけてやる。
焦らしに焦らされたこのひと月をしっかり取り戻して、今夜はそう簡単に寝かせてなどやるものか。

(勝負だ。ロイド!)

そして考えをまとめ終え、そっとほくそ笑んだ。



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