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第二章 船上の証明
第二十三話 その少年を守る為
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それは、修行を始めてから5日目の出来事。
一隻の船が海上を進んでいた。
その船の中には勇者という宿命を背負った少年が乗っていて、それを守る死神も同乗していた。
その船に近付く、また別の船。
帆に髑髏を掲げたその船には強奪、略奪を生業としている輩が乗っている。
ひっそりと近付き、豹のように素早く相手方の船から金銀財宝を掠め取っていく存在、海賊だ。
しかし、いかにひっそりとを心掛けていようと乗っているのは船、波を掻きわけて進むその音は大きく、さらに船自体も大きい為ある程度近付けば気付かれてしまうのは当然だった。
「お頭、あいつらこっちに気が付いたみたいですぜ…!」
「ガハハハハ!安心しろォ、お貴族様の船に乗っている奴等なんぞワシ等の敵にもならんわぁ!」
海賊船の一室、その作りから船長室と思われる部屋で一人の男が大きな腹を叩いて威張り散らしていた。
「さすが頭だぜ、グリナバハート戦役で生き残っただけの事はあるってもんよ!」
「ガハハハハ!俺は生き残りなんて呼べねぇよ、俺は単に逃げ延びただけだからなぁ!」
「でも生きてるってだけでも凄いって聞きますぜ、あの戦役は」
「違う違う、あの戦役で生き残った奴が凄いんじゃなくて、あの戦役をそういう風に言われるようにした奴が凄いんだよ」
頭と呼ばれた男は自らを誇るのでは無く、その頃を思い出して頬に残る傷をさすりながら続けた。
「いいかぁ、あの戦役は人が死に過ぎた…俺が生きてるのは固有能力で『ギャグ補正』ってのを持ってたお陰だ」
最上級レア固有能力である『ギャグ補正』、それはこの世の中で持っている存在が三人しかいない貴重な物だ。
この男はその能力で常に生き残ってきた。
「こいつのお陰で俺は首が落ちても拾ってくっつければ生きていられるし、大けがを負っても速攻で回復するが…それでも勝てなかった相手だからな」
「な、なんすか、その化物」
そう部下に問われた男は、一瞬だけ身震いをした。まるで過去を思い出すかのように月を仰ぎ、何か下らない事を馬鹿にするかのように笑った。
「あいつはな…そう、満月の似合う男だった、そいつが鎌を振るう度に満月が断ち切られたんじゃないかって誰もが空を仰いだ、それだけ力強く、それだけ雄々しい一振りで、大きな動きで靡いたマントが落ち着くころにはそいつの周りには生きている奴は誰もいなかったんだ」
自分の表現がまるで誇張された物であるかのように言いながら、男の顔は言葉とは裏腹に一歳の笑みが無かった。
「はは…そんな、鎌なんて使う奴いるんですかい?それに満月だなんて…今日だって満月何ですぜ、怖がらせないでくださいよ」
「…が、ガハハハハ!まぁアイツは今じゃどっかの孤児院で過ごしてるって聞いたし、心配するこたぁ無ぇよ!」
―――――――――――――
海賊の乗る船とは別、アルが乗る貴族の船、華美な装飾がされた船体の中央、無骨だがしっかりとした作り、折れる事を感じさせない一本のマストの頂上、およそ人の立つ場所では無いそこに、『死神』は舞い降りた。
「髑髏…海賊船か…」
右手を天に掲げ、勢い良く振り下ろすとそこには武器が、形状、用途、それらを説明するのであれば言葉を選びこう答えよう。
『命を刈り取る為の物』
黒一色の出で立ち、満月が雲に隠れ、海に闇が訪れた。
数秒と立たずに雲は動き、再び月が照らしだす。
その頃には、もうマストの頂点に『死神』の姿は無かった。
一体何の残滓なのか、そこに僅かに黒い布が散っていた。
――――――――――――――――
「頭ぁ!なんか貴族の船が点滅信号を送ってきてやすぜ!」
「あぁ?なんつってんだ?」
「『ごようけんは?』…あっはっはっはっは!暗闇で髑髏が見えねぇのか?そんなもん略奪に決まってんだろぉが!」
「まったく…『たすけて』とでも返しておけ、そうすりゃ近付きやすくならぁよ」
「アイアイサー!」
屈強な男達はそれぞれが武器を取る。サーベル、鉈、ハンマーに短剣、当然の様にカトラスも。
「おぉしテメェら!武器は持ったなぁ!」
「「「オォ!」」」
「酒は飲んだかぁ!?」
「「「オォ!」」」
「なぁら後やるべきことは分かるなぁ!?」
「「「潮風の香りを血の匂いで染め上げろぉ!!!」」」
「敵が剣を抜いてきたらぁ!?」
「「「そいつの剣で喉元切り裂きゃ暖かいシャワーが浴びれらぁ!!!」」」
「よぉおし!渡し板の準備をしろぉ!」
「「「アイアイサー!!!」」」
統率の取れた動きは並の海賊では無い、国の一将ですら部下に欲しいと思う程の指揮能力の高さだ。
今宵も絶好の略奪日和、そう思いながら未来の勝利を祝うかのような満月を一人の団員が仰いだ。
そう、仰ぎ、硬直した。
そこに、何かが居たから。
背に月を、空に自身を、そしてその手には―――。
「空に…人…?」
―――絶望を。
空に居たその『人』は、瞬く間に目撃した海賊の目の前に移動した。
高身長、黒い髪、眼帯、黒一色のフザケた装い。
「てめぇ…だれ―――」
その海賊は違和感を感じた。
「―――だぁ?」
目の前の男が横に移動していくのだ。
いや、横に移動しているのはその男じゃない、海賊、その人自身だ。
「よぉ、こいつはまた良い船だな」
そんな呑気な言葉とは裏腹に、纏う空気は剣呑な物だった。
ただ一言、そう、一言呟いただけだ。
海賊の面々はそれでその男を認識した。
海賊の頭もまたその男を認識した。
耳に届いた言葉はまるで今宵の月を見ながら酒を楽しむかの如く、されどもその手に持つのは今宵の月すら両断してしまいそうな大きな、大きくて漆黒の『鎌』だ。
「本当に良い船だな、沈んでしまうのが勿体無い位に」
何も出来ず、何も許されず、ただ船は二つに断たれた。
その鎌の大きさからは到底成し得るとは思えないが、そこにいた海賊達は身を持って体験した。
自身の乗ってきた船がゆっくりと二つに分かれ、段々と仲間達との距離が離れて行くという体験をした。
運が良かったのはどちらか、すぐに沈み水の中に落ちていった者達と、沈みはしなかったが、男と共に船上に残った者達。
だが運命は変わらない、結局の所、全ての者がその命を刈り取られたのだから。
――――――――
続きは夜です!
一隻の船が海上を進んでいた。
その船の中には勇者という宿命を背負った少年が乗っていて、それを守る死神も同乗していた。
その船に近付く、また別の船。
帆に髑髏を掲げたその船には強奪、略奪を生業としている輩が乗っている。
ひっそりと近付き、豹のように素早く相手方の船から金銀財宝を掠め取っていく存在、海賊だ。
しかし、いかにひっそりとを心掛けていようと乗っているのは船、波を掻きわけて進むその音は大きく、さらに船自体も大きい為ある程度近付けば気付かれてしまうのは当然だった。
「お頭、あいつらこっちに気が付いたみたいですぜ…!」
「ガハハハハ!安心しろォ、お貴族様の船に乗っている奴等なんぞワシ等の敵にもならんわぁ!」
海賊船の一室、その作りから船長室と思われる部屋で一人の男が大きな腹を叩いて威張り散らしていた。
「さすが頭だぜ、グリナバハート戦役で生き残っただけの事はあるってもんよ!」
「ガハハハハ!俺は生き残りなんて呼べねぇよ、俺は単に逃げ延びただけだからなぁ!」
「でも生きてるってだけでも凄いって聞きますぜ、あの戦役は」
「違う違う、あの戦役で生き残った奴が凄いんじゃなくて、あの戦役をそういう風に言われるようにした奴が凄いんだよ」
頭と呼ばれた男は自らを誇るのでは無く、その頃を思い出して頬に残る傷をさすりながら続けた。
「いいかぁ、あの戦役は人が死に過ぎた…俺が生きてるのは固有能力で『ギャグ補正』ってのを持ってたお陰だ」
最上級レア固有能力である『ギャグ補正』、それはこの世の中で持っている存在が三人しかいない貴重な物だ。
この男はその能力で常に生き残ってきた。
「こいつのお陰で俺は首が落ちても拾ってくっつければ生きていられるし、大けがを負っても速攻で回復するが…それでも勝てなかった相手だからな」
「な、なんすか、その化物」
そう部下に問われた男は、一瞬だけ身震いをした。まるで過去を思い出すかのように月を仰ぎ、何か下らない事を馬鹿にするかのように笑った。
「あいつはな…そう、満月の似合う男だった、そいつが鎌を振るう度に満月が断ち切られたんじゃないかって誰もが空を仰いだ、それだけ力強く、それだけ雄々しい一振りで、大きな動きで靡いたマントが落ち着くころにはそいつの周りには生きている奴は誰もいなかったんだ」
自分の表現がまるで誇張された物であるかのように言いながら、男の顔は言葉とは裏腹に一歳の笑みが無かった。
「はは…そんな、鎌なんて使う奴いるんですかい?それに満月だなんて…今日だって満月何ですぜ、怖がらせないでくださいよ」
「…が、ガハハハハ!まぁアイツは今じゃどっかの孤児院で過ごしてるって聞いたし、心配するこたぁ無ぇよ!」
―――――――――――――
海賊の乗る船とは別、アルが乗る貴族の船、華美な装飾がされた船体の中央、無骨だがしっかりとした作り、折れる事を感じさせない一本のマストの頂上、およそ人の立つ場所では無いそこに、『死神』は舞い降りた。
「髑髏…海賊船か…」
右手を天に掲げ、勢い良く振り下ろすとそこには武器が、形状、用途、それらを説明するのであれば言葉を選びこう答えよう。
『命を刈り取る為の物』
黒一色の出で立ち、満月が雲に隠れ、海に闇が訪れた。
数秒と立たずに雲は動き、再び月が照らしだす。
その頃には、もうマストの頂点に『死神』の姿は無かった。
一体何の残滓なのか、そこに僅かに黒い布が散っていた。
――――――――――――――――
「頭ぁ!なんか貴族の船が点滅信号を送ってきてやすぜ!」
「あぁ?なんつってんだ?」
「『ごようけんは?』…あっはっはっはっは!暗闇で髑髏が見えねぇのか?そんなもん略奪に決まってんだろぉが!」
「まったく…『たすけて』とでも返しておけ、そうすりゃ近付きやすくならぁよ」
「アイアイサー!」
屈強な男達はそれぞれが武器を取る。サーベル、鉈、ハンマーに短剣、当然の様にカトラスも。
「おぉしテメェら!武器は持ったなぁ!」
「「「オォ!」」」
「酒は飲んだかぁ!?」
「「「オォ!」」」
「なぁら後やるべきことは分かるなぁ!?」
「「「潮風の香りを血の匂いで染め上げろぉ!!!」」」
「敵が剣を抜いてきたらぁ!?」
「「「そいつの剣で喉元切り裂きゃ暖かいシャワーが浴びれらぁ!!!」」」
「よぉおし!渡し板の準備をしろぉ!」
「「「アイアイサー!!!」」」
統率の取れた動きは並の海賊では無い、国の一将ですら部下に欲しいと思う程の指揮能力の高さだ。
今宵も絶好の略奪日和、そう思いながら未来の勝利を祝うかのような満月を一人の団員が仰いだ。
そう、仰ぎ、硬直した。
そこに、何かが居たから。
背に月を、空に自身を、そしてその手には―――。
「空に…人…?」
―――絶望を。
空に居たその『人』は、瞬く間に目撃した海賊の目の前に移動した。
高身長、黒い髪、眼帯、黒一色のフザケた装い。
「てめぇ…だれ―――」
その海賊は違和感を感じた。
「―――だぁ?」
目の前の男が横に移動していくのだ。
いや、横に移動しているのはその男じゃない、海賊、その人自身だ。
「よぉ、こいつはまた良い船だな」
そんな呑気な言葉とは裏腹に、纏う空気は剣呑な物だった。
ただ一言、そう、一言呟いただけだ。
海賊の面々はそれでその男を認識した。
海賊の頭もまたその男を認識した。
耳に届いた言葉はまるで今宵の月を見ながら酒を楽しむかの如く、されどもその手に持つのは今宵の月すら両断してしまいそうな大きな、大きくて漆黒の『鎌』だ。
「本当に良い船だな、沈んでしまうのが勿体無い位に」
何も出来ず、何も許されず、ただ船は二つに断たれた。
その鎌の大きさからは到底成し得るとは思えないが、そこにいた海賊達は身を持って体験した。
自身の乗ってきた船がゆっくりと二つに分かれ、段々と仲間達との距離が離れて行くという体験をした。
運が良かったのはどちらか、すぐに沈み水の中に落ちていった者達と、沈みはしなかったが、男と共に船上に残った者達。
だが運命は変わらない、結局の所、全ての者がその命を刈り取られたのだから。
――――――――
続きは夜です!
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