観測者はゲートに降り立つ

アルガス タイター

文字の大きさ
6 / 6
戦争の始まり

学園都市

しおりを挟む



 学院戦術都市ハルファス
 世界に5つある学園都市のひとつ。勢力関係なく世界各国から能力者という科学的能力を扱える人材を集め能力者のためにある都市。中には魔術師が力を隠して生活している。
 基本的にどの国にも属さず、完全な独立都市を築いている学園都市の中では1番巨大な都市。学園都市一つ一つに統括理事会と呼ばれる学園都市を運営している組織がありそれぞれに権力の序列というものがある。全都市への改革にあたり発言力の強さというものだろうか。ハルファスはその中で一番の発言力を持っている。
 
 ハルファス内には複数の学校があり、能力者の序列《レベル》に応じてどの学校に所属するかが決まる。どの学園都市共通でレベルは0~6まである。レベルが基本的に3以上の能力者のみが合格を許される「星稜学院」という高校がある。ハルファスは全世界の能力者から住みたいと入都申請が出ていてその多くの理由がこの学院に入ることで将来は有望な職に有りつけるのが確定しているからであり、尚且つ自身の力を証明する手段の一つでもあるからだ。そういった考えでハルファスに通う者が増え次第に都市が大きく発展した。

 全世界には能力者という存在は当たり前であるが魔術師というものは秘匿されている。それは何故かって言われると俺も知らないがまぁ魔術師なんか古臭い手法に頼らず能力という将来性のある力を頼ろうずとかだと思う。
 世界に能力というものが認知されれば能力者の間で序列というものが決まる。それがレベルでは?と思うがそれは学園都市内で勝手に各都市が決めた順位であり統括理事会を纏める[霊峰会]と呼ばれる組織がある。その組織が世界政府に定めさせた能力者の順位決めによって序列が決まる。

レベル:それぞれの都市に通う生徒の各都市における序列。
学位位階序列リベール:5つの学園都市全てを含み通う生徒の序列。
総位階序列アルベール:世界全ての能力者を対象とした序列。二大勢力はそれぞれ敵国の能力者の序列をモノサシにすることがある。

 二大勢力というより能力至上主義を掲げて完全な実力社会の実現を世界に示す[原罪の円卓]と平和主義を掲げ人は正義ヒーローであれと世界に示す世界政府の二つの勢力に分かれている。
 学園都市はもちろん独立した組織としてある。それは絶対に変わることは無く、学園都市で生活しているからという理由で[原罪の円卓]側というわけではない。各国が二つの勢力のどちらに加盟しているかによって変わる。
 現在地球上にある殆どの国は世界政府に加盟している。アメリカ、ロシア、中国、EU諸国、日本などのかつて存在していた国は今では消滅している。それらは世界各国を複合して196ヶ国あったのを吸収して現在の12ヶ国まで纏めあげた。この12ヶ国の全てが世界政府に加盟している。
 原罪の円卓とは何か。能力至上主義、実力至上主義を掲げ、人は本来の人間としての在り方であるべきだと教えている組織。この世界の多くのテロ組織や反政府組織は原罪の円卓のために動いている。原罪の円卓そのものがテロ組織ではなく、テロ組織が勝手に原罪の円卓を信仰しているだけである。
 円卓の座は全部で13席。現在政府が世界に公表している座は全部で9席。円卓の座に座る者のうち12席をヴァースと呼び、残りの1席を「空席」と呼んだ。9人のヴァースの名前や能力も分かっている人間でヴァースの実力は1人でひとつの小国を潰せるほど強者であり道を違えなければ確実にアルベールで上位を独占するほどである。
 空席は誰もいないのではなく、そこに座れるほど価値のある人間が今では円卓の人間として生活していないためである。
 円卓の最終目的は能力者による平和の実現ではなく、神に最も近づき神に与えられた原罪を躱した座に座る人間の神への昇華。13人で作り上げる新世界の実現である。

 ハルファス内にいるレベルで一番高いのはレベル6で全部で3人いる。そしてレベル5には5人と人口数十万人いる学園都市なのに高レベルの人間は少ない。もちろん、魔術師を含んでいないので魔術師を含むとその域に簡単に到達出来てしまうだろうが。


 現在、学園都市に入る手続きを受けている間に暇になったのでクレアに色々と学園にまつわる話をしてみた。一度に多く喋りすぎたのかクレアはだいぶ混乱した顔になっていた。


「お待たせ致しました。観光としてではなくここに住む形で手続きを行わせてもらいました。クレア様の保護者はアスラ様で登録させていただきます」


 そういえばクレアにはそろそろ俺の名前を教えないとダメだな。今後の生活でアスラなんて仕事名は邪魔になる。

 俺らは手続きを終えた後、統括理事会があるハルファスの中心部のべホルリング・センタービルに向かった。

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

婚約者の幼馴染?それが何か?

仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた 「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」 目の前にいる私の事はガン無視である 「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」 リカルドにそう言われたマリサは 「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」 ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・ 「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」 「そんな!リカルド酷い!」 マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している  この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」 「まってくれタバサ!誤解なんだ」 リカルドを置いて、タバサは席を立った

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

処理中です...