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戦争の始まり
学園都市
しおりを挟む学院戦術都市ハルファス
世界に5つある学園都市のひとつ。勢力関係なく世界各国から能力者という科学的能力を扱える人材を集め能力者のためにある都市。中には魔術師が力を隠して生活している。
基本的にどの国にも属さず、完全な独立都市を築いている学園都市の中では1番巨大な都市。学園都市一つ一つに統括理事会と呼ばれる学園都市を運営している組織がありそれぞれに権力の序列というものがある。全都市への改革にあたり発言力の強さというものだろうか。ハルファスはその中で一番の発言力を持っている。
ハルファス内には複数の学校があり、能力者の序列《レベル》に応じてどの学校に所属するかが決まる。どの学園都市共通でレベルは0~6まである。レベルが基本的に3以上の能力者のみが合格を許される「星稜学院」という高校がある。ハルファスは全世界の能力者から住みたいと入都申請が出ていてその多くの理由がこの学院に入ることで将来は有望な職に有りつけるのが確定しているからであり、尚且つ自身の力を証明する手段の一つでもあるからだ。そういった考えでハルファスに通う者が増え次第に都市が大きく発展した。
全世界には能力者という存在は当たり前であるが魔術師というものは秘匿されている。それは何故かって言われると俺も知らないがまぁ魔術師なんか古臭い手法に頼らず能力という将来性のある力を頼ろうずとかだと思う。
世界に能力というものが認知されれば能力者の間で序列というものが決まる。それがレベルでは?と思うがそれは学園都市内で勝手に各都市が決めた順位であり統括理事会を纏める[霊峰会]と呼ばれる組織がある。その組織が世界政府に定めさせた能力者の順位決めによって序列が決まる。
レベル:それぞれの都市に通う生徒の各都市における序列。
学位位階序列:5つの学園都市全てを含み通う生徒の序列。
総位階序列:世界全ての能力者を対象とした序列。二大勢力はそれぞれ敵国の能力者の序列をモノサシにすることがある。
二大勢力というより能力至上主義を掲げて完全な実力社会の実現を世界に示す[原罪の円卓]と平和主義を掲げ人は正義であれと世界に示す世界政府の二つの勢力に分かれている。
学園都市はもちろん独立した組織としてある。それは絶対に変わることは無く、学園都市で生活しているからという理由で[原罪の円卓]側というわけではない。各国が二つの勢力のどちらに加盟しているかによって変わる。
現在地球上にある殆どの国は世界政府に加盟している。アメリカ、ロシア、中国、EU諸国、日本などのかつて存在していた国は今では消滅している。それらは世界各国を複合して196ヶ国あったのを吸収して現在の12ヶ国まで纏めあげた。この12ヶ国の全てが世界政府に加盟している。
原罪の円卓とは何か。能力至上主義、実力至上主義を掲げ、人は本来の人間としての在り方であるべきだと教えている組織。この世界の多くのテロ組織や反政府組織は原罪の円卓のために動いている。原罪の円卓そのものがテロ組織ではなく、テロ組織が勝手に原罪の円卓を信仰しているだけである。
円卓の座は全部で13席。現在政府が世界に公表している座は全部で9席。円卓の座に座る者のうち12席をヴァースと呼び、残りの1席を「空席」と呼んだ。9人のヴァースの名前や能力も分かっている人間でヴァースの実力は1人でひとつの小国を潰せるほど強者であり道を違えなければ確実にアルベールで上位を独占するほどである。
空席は誰もいないのではなく、そこに座れるほど価値のある人間が今では円卓の人間として生活していないためである。
円卓の最終目的は能力者による平和の実現ではなく、神に最も近づき神に与えられた原罪を躱した座に座る人間の神への昇華。13人で作り上げる新世界の実現である。
ハルファス内にいるレベルで一番高いのはレベル6で全部で3人いる。そしてレベル5には5人と人口数十万人いる学園都市なのに高レベルの人間は少ない。もちろん、魔術師を含んでいないので魔術師を含むとその域に簡単に到達出来てしまうだろうが。
現在、学園都市に入る手続きを受けている間に暇になったのでクレアに色々と学園にまつわる話をしてみた。一度に多く喋りすぎたのかクレアはだいぶ混乱した顔になっていた。
「お待たせ致しました。観光としてではなくここに住む形で手続きを行わせてもらいました。クレア様の保護者はアスラ様で登録させていただきます」
そういえばクレアにはそろそろ俺の名前を教えないとダメだな。今後の生活でアスラなんて仕事名は邪魔になる。
俺らは手続きを終えた後、統括理事会があるハルファスの中心部のべホルリング・センタービルに向かった。
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