10 / 11
10、魔法少女
しおりを挟む
「ばいばい! キリヤお兄ちゃん、リミアお姉ちゃん!」
次の日の朝、私たちはライナちゃんと女将さんに挨拶をして、宿を発った。長いようで短いようだった「始まりの村」での生活も終わり、いよいよ本当の冒険が始まる。
「それで、次の目的地はどこだ?」
森を歩きながら、キリヤが尋ねてくる。
「よくぞ聞いてくれました! 次の目的地はタールズという街よ。王国でも有数の大きな街で、人も物も情報もたくさんある! 何をするにもとにかくここを目指さなきゃ!」
私はサポート役としての完璧な下調べに我ながら恍惚とする。
「なるほどな…………ん? 街への道中、ひとつ村があるようだが。しかもそれほど遠くない」
キリヤは地図を見ながら言う。私は思わず地図をキリヤの手から奪い取る。
「あ、ほんとだ! ちっちゃくて全然気づかなかった…………。『始まりの村』と同じくらいじゃない? 大きさとしては」
「そうだな。せっかくだし寄っていくとしよう。……何か、ありそうな気がするしな」
「? 大したものは無いと思うけど、まあ、ずっと歩くのも疲れるし、途中で休むのもいいかもね」
***
「始まりの村」を出発して約2時間。私たちは、さきほどキリヤが地図で見つけた村の近くまで歩いてきていた。
「この辺に村があるはずだけど…………あ! あっ……た……?」
私が見つけた村の入り口は、何やらにぎやかで。
「ていうか、魔物がいっぱいいる!」
「とりあえず行くぞ! リミア!」
「う、うん!」
小さな村が魔物に襲われて壊滅…………なんてニュースはそこまで珍しくない。あれだけの魔物に襲われたら村はひとたまりもない。助けなくちゃ!
「…………ん? あれ、誰かが魔物と戦ってる! …………しかも一人で!」
近づていくと、戦っているのが一人の少女だということが分かった。
「すごいな! …………肉弾戦で魔物と渡り合っている」
少女は魔物と素手で渡り合っていた。だとしたら、たぶんあの少女は武闘家だ。
「でも、魔物の数が多い! このままじゃ……!」
「ああ、加勢するぞ!」
そう言うとキリヤはチャクラムを投げ、少女と戦っていた魔物を背後から打ち倒す。
「! あなたたちは……?」
魔物の中を走り抜け少女に並んだ私たちに、少女が問いかける。
「冒険者だ。ちょうどこの村に寄ろうと思って歩いていてな。…………お前は一人でこの村を守っていたのか?」
「うん、そうだよ。……でも、正直このままだと危なかった…………あなたたち、一緒に戦ってくれる?」
「ああ、もちろんだ!」
武闘家にチャクラム使い、それに僧侶の私がいれば、戦闘の幅がぐっと広がる。きっと残り数体の魔物を倒すのだってそれほど苦労はしないはず…………って、あれ?
「ね、ねえ。あなたが持ってるのって、杖? あなた、武闘家じゃないの?」
少女は杖を持っていたのだ。でも、これは私のと同じ僧侶の杖じゃない。これは…………。
「ううん、ちがうよ。私は…………。私は、魔法使いだよ」
魔法使いの杖だ。
「魔物が来た……いくね! はあっ!」
少女は魔物に突っ込んでいき、素手での戦いを始める。
「せい!」
キリヤもチャクラムで魔物を迎撃し始める。
それにしても、魔法使いならどうして魔法を使わないの? 広範囲魔法なら対複数でも問題なく戦えるはず。それこそ私たちが助ける必要もないくらいに…………あ、もしかして!
「MPが無いのね! 今回復してあげるわ!」
私はMP回復のスキルで少女のMPを回復させる。
「MPは回復したわ! 魔法を使って敵を倒して!」
「え? あ……う、うん! 任せて! …………えっと、そっちの男の子は下がって!」
「ああ! 任せたぞ!」
それにしても、魔法を使わずにあれだけ魔物と渡り合えるなんて……きっと凄腕の魔法使いにちがいない。こんな小さな村でこんな冒険者に出会えるとは…………そうだ! あの子、パーティにスカウトしようかしら!
「来い、魔物!」
少女に向かって魔物たちが襲い掛かってくる。そして。
「フレア!」
少女が杖をかざした瞬間、魔物が一瞬にして爆炎に包まれる。
「…………ふう」
そして煙が晴れると、魔物はすべて地面に倒れていた。
「…………おお! お前、すごいじゃないか! あの数の魔物を一瞬で倒すなんて…………すごい魔法使いだ!」
「えへへ……そうかな。まあ、私は王国最強の魔法使いになるって決めてるからね!」
たしかに魔物を倒したのはすごいけど、私には今…………。
「今、一瞬…………」
「ん? どうしたの、僧侶の人?」
「え? い、いや、なんでもないわ」
「なあ、お前、この村には詳しいか? よければ案内してくれないか?」
「ん? もちろんいいよ。助けてもらっちゃったしね。それに、ここは私の故郷なんだ。久しぶりに帰ってきたらたまたま魔物が村に入ろうとしてるのを見つけてね…………二人が来てくれてなかったらどうなってたことか」
「そうか、ここはお前の故郷なのか! それは、守れてよかった……!」
「えへへ、良い人だね、キミ。じゃあ、立ち話もなんだし、まずは私の家に来なよ、そっちの青髪の子も!」
「……え? ああ、うん」
「どうしたリミア? さっきから何かおかしいが。あ、もしかして人見知りか?」
「いやいや、私はコミュ力オーバーキルだから。子どもからお年寄りまでマブダチだから!」
「なら問題ないな、いくぞ」
「うんうん、それじゃあ案内するね!」
私たちは少女の後をついていく。
「…………」
あの時。この子が魔法を使った時、ポケットから魔物に向かって何かを放り投げたように見えた…………。あれは……見間違え、だったのかな?
次の日の朝、私たちはライナちゃんと女将さんに挨拶をして、宿を発った。長いようで短いようだった「始まりの村」での生活も終わり、いよいよ本当の冒険が始まる。
「それで、次の目的地はどこだ?」
森を歩きながら、キリヤが尋ねてくる。
「よくぞ聞いてくれました! 次の目的地はタールズという街よ。王国でも有数の大きな街で、人も物も情報もたくさんある! 何をするにもとにかくここを目指さなきゃ!」
私はサポート役としての完璧な下調べに我ながら恍惚とする。
「なるほどな…………ん? 街への道中、ひとつ村があるようだが。しかもそれほど遠くない」
キリヤは地図を見ながら言う。私は思わず地図をキリヤの手から奪い取る。
「あ、ほんとだ! ちっちゃくて全然気づかなかった…………。『始まりの村』と同じくらいじゃない? 大きさとしては」
「そうだな。せっかくだし寄っていくとしよう。……何か、ありそうな気がするしな」
「? 大したものは無いと思うけど、まあ、ずっと歩くのも疲れるし、途中で休むのもいいかもね」
***
「始まりの村」を出発して約2時間。私たちは、さきほどキリヤが地図で見つけた村の近くまで歩いてきていた。
「この辺に村があるはずだけど…………あ! あっ……た……?」
私が見つけた村の入り口は、何やらにぎやかで。
「ていうか、魔物がいっぱいいる!」
「とりあえず行くぞ! リミア!」
「う、うん!」
小さな村が魔物に襲われて壊滅…………なんてニュースはそこまで珍しくない。あれだけの魔物に襲われたら村はひとたまりもない。助けなくちゃ!
「…………ん? あれ、誰かが魔物と戦ってる! …………しかも一人で!」
近づていくと、戦っているのが一人の少女だということが分かった。
「すごいな! …………肉弾戦で魔物と渡り合っている」
少女は魔物と素手で渡り合っていた。だとしたら、たぶんあの少女は武闘家だ。
「でも、魔物の数が多い! このままじゃ……!」
「ああ、加勢するぞ!」
そう言うとキリヤはチャクラムを投げ、少女と戦っていた魔物を背後から打ち倒す。
「! あなたたちは……?」
魔物の中を走り抜け少女に並んだ私たちに、少女が問いかける。
「冒険者だ。ちょうどこの村に寄ろうと思って歩いていてな。…………お前は一人でこの村を守っていたのか?」
「うん、そうだよ。……でも、正直このままだと危なかった…………あなたたち、一緒に戦ってくれる?」
「ああ、もちろんだ!」
武闘家にチャクラム使い、それに僧侶の私がいれば、戦闘の幅がぐっと広がる。きっと残り数体の魔物を倒すのだってそれほど苦労はしないはず…………って、あれ?
「ね、ねえ。あなたが持ってるのって、杖? あなた、武闘家じゃないの?」
少女は杖を持っていたのだ。でも、これは私のと同じ僧侶の杖じゃない。これは…………。
「ううん、ちがうよ。私は…………。私は、魔法使いだよ」
魔法使いの杖だ。
「魔物が来た……いくね! はあっ!」
少女は魔物に突っ込んでいき、素手での戦いを始める。
「せい!」
キリヤもチャクラムで魔物を迎撃し始める。
それにしても、魔法使いならどうして魔法を使わないの? 広範囲魔法なら対複数でも問題なく戦えるはず。それこそ私たちが助ける必要もないくらいに…………あ、もしかして!
「MPが無いのね! 今回復してあげるわ!」
私はMP回復のスキルで少女のMPを回復させる。
「MPは回復したわ! 魔法を使って敵を倒して!」
「え? あ……う、うん! 任せて! …………えっと、そっちの男の子は下がって!」
「ああ! 任せたぞ!」
それにしても、魔法を使わずにあれだけ魔物と渡り合えるなんて……きっと凄腕の魔法使いにちがいない。こんな小さな村でこんな冒険者に出会えるとは…………そうだ! あの子、パーティにスカウトしようかしら!
「来い、魔物!」
少女に向かって魔物たちが襲い掛かってくる。そして。
「フレア!」
少女が杖をかざした瞬間、魔物が一瞬にして爆炎に包まれる。
「…………ふう」
そして煙が晴れると、魔物はすべて地面に倒れていた。
「…………おお! お前、すごいじゃないか! あの数の魔物を一瞬で倒すなんて…………すごい魔法使いだ!」
「えへへ……そうかな。まあ、私は王国最強の魔法使いになるって決めてるからね!」
たしかに魔物を倒したのはすごいけど、私には今…………。
「今、一瞬…………」
「ん? どうしたの、僧侶の人?」
「え? い、いや、なんでもないわ」
「なあ、お前、この村には詳しいか? よければ案内してくれないか?」
「ん? もちろんいいよ。助けてもらっちゃったしね。それに、ここは私の故郷なんだ。久しぶりに帰ってきたらたまたま魔物が村に入ろうとしてるのを見つけてね…………二人が来てくれてなかったらどうなってたことか」
「そうか、ここはお前の故郷なのか! それは、守れてよかった……!」
「えへへ、良い人だね、キミ。じゃあ、立ち話もなんだし、まずは私の家に来なよ、そっちの青髪の子も!」
「……え? ああ、うん」
「どうしたリミア? さっきから何かおかしいが。あ、もしかして人見知りか?」
「いやいや、私はコミュ力オーバーキルだから。子どもからお年寄りまでマブダチだから!」
「なら問題ないな、いくぞ」
「うんうん、それじゃあ案内するね!」
私たちは少女の後をついていく。
「…………」
あの時。この子が魔法を使った時、ポケットから魔物に向かって何かを放り投げたように見えた…………。あれは……見間違え、だったのかな?
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。表現が拙い部分もあるかもしれませんが、温かく見守っていただけると嬉しいです。】
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる