魔性少女カスミちゃん~隣の刹那君は私に惚れない~

三一五六(サイコロ)

文字の大きさ
5 / 65
一性 魔性

4

しおりを挟む
 もしかして、保険の教科書丸暗記勢なのかな?
 保険の教科書丸暗記勢って何って? おーお、本当に知らないの? 常識だと思ってたのになー。
 まぁ、その名の通り保険の教科書を丸暗記している人のことだよ。
 男子達の中で流行らなかった? 男子同士で保険の教科書の問題の出し合い! 
 その問題の出し合いでクラスで一位の人がクラス一の「下ネタ王」の名を手に入れ、保険の授業でヒーローになれるのだ。だが、その名を取り返すチャンスもある。保険のテストの満点者はリベンジとして「下ネタ王」の名をかけて戦えるのだ。そして勝てば新たな「下ネタ王」が誕生する。
 この「下ネタ王」をかけた戦いは学年末まで続き、最後にクラスを代表する下ネタ王達が学年一をかけて戦う。
 これに優勝したら「下ネタ神」として男子の中でトップを走ることができるのだ。しかし、女子の中では最下位を走ることになる。
 懐かしいよねーってなかった? 嘘……それでも男子か!
 まぁ、こんな戦いに需要はないので学校ではやらないように。
 おっと、なんか話がずれたが挿入なうだった。

「……ンッ、ンッ、気持ちいぃ……ハァ、ハァ」

 本当に気持ち良さそうだな。羨ましいよ。私の方はあまり感じておりません。
 と言いながらも喘ぎますけどね。これが優しさ!
 女子ならこの気持ち分かるかな。つい、偽ってしまうよね。

「……もう少し激しくても大丈夫だから……ハァ、ハァ……」

 そろそろ三イキ目をさせましょうか。
 ジュボジュボ! ビチャビチャ、チュパチュパ! パンパン! パコパコ!
 あの音を再現するのはこれが限界です。後は君の記憶にあるエロ動画か体験した時の音を想像してください。
 それが君だけのセックス音だ!

「ハァ、ハァ、ハァ、い、イク……イク!」
「……ンッ、私も! 中に出していいよ」

 私の体内で童貞ちゃんのチン子、あ、間違えた、チンコがドクドクと震える。
 流石童貞ちゃん、見事な三イキを達成。おめでとうございます。これで君も童貞卒業だ。

 卒業証書! 童貞ちゃん改めまして大志《たいし》君。君はセックス普通科の課程を卒業したことを証する。
 平成三十年四月九日午前一時三十二分五十七秒。
 相手――カスミ。

 皆さん、盛大な拍手で祝ってください!

「ごめん、中でイっちゃった……」

 うん。コンドームしてるから何の心配もないけど。気持ち良すぎて「生」でヤったと勘違いしているのかな?
 これだから童貞ちゃんは! じゃなくて大志君は!
 ふぅー、やっと終わった。

「……つ、疲れた」

 こっちにセリフだから。好きなだけイキやがって。私は一回もイってないんだぞ!
 童貞はなぜかイキやすいから、私がイク前に終わっちゃうんだよね。
 これって多分、女子の皆さんだったらあるあるじゃないですかね?
 イってないのに相手がイクのに合わせてイクフリをするのって。
 これ絶対女子は一回はしたことあると思う処女以外。男子には分からない話さー。

「そろそろ寝よっか!」
「……うん、トイレ行ったら私も寝るね! おやすみ」

 ふぅー、やっとおしっこできるよ。ヤった後って絶対おしっこしたくなるよね。
 二つの穴が近いっていう理由だと思うけど、ヤってる途中に漏れそうになる時は焦る。
 これはみんなも同じかな?
 まぁ、私の場合は限界に達した時はその場でおしっこしちゃうけどね。正直言ってバレない。
 なぜなら男子はバカなので潮吹きと間違えるから。しかも、潮吹きさせたって喜んでるからな。バカすぎる! 
 時々、それを舐める人とかいて「それ私のおしっこ」とか思いながら心の中で笑ってしまう。
 これあるあるでしょ!
 トイレに行って尿意も収まったし、うがいをして精子の気持ち悪い感覚も無くなったから、そろそろ私も寝ます。
 おやすみ……。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...