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三性 新学期の恒例行事
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時間は経ち、昼食に。
「カスミン、一緒に食べよー」
「千心が言う通り一緒にどうですか?」
「あ、うん。そうするよ」
昼食を友達と食べるなんて何年ぶりだろうか。
「あ、マナは?」
「マナティなら彼氏にお弁当を渡しに行ったはず!」
「千心はすぐに嘘をつくから目が離せないよ」
「うわ、マナティ! いつの間に、まさか瞬間移動を!」
「そんなことできないって。私は購買にパンを買いに行っていただけよ」
マナの朝の話し方は楽しい時だけなのね。
みんな揃ったから私もお弁当を開けよっと!
「カスミンのお弁当だ~」
「カスミさんのお弁当って手作りですか?」
「そ、そうだよ。私は親が家にあまりいないから、弟のお弁当を作るついでに自分のも作っているって感じかな」
「カスミって女子力高いんだね」
「仕方なくしているだけだよ」
流石、私だ。女子力に関しては負ける気はしないからね。
「私のお弁当はこれだよー」
「私のはこんな感じよ」
あ、言葉が出ない。
「相変わらず、凄いね。食べるのが勿体無いよ」
マナの言う通り勿体無い。本当におかしいレベル。
お弁当箱がまずおかしい。真心が銀! 千心が金!
それに中の料理も豪華すぎる。どこかの高級旅館の料理みたいな感じだ。
「見てこれ! 金箔で包まれたミートボール! 私の好物なの!」
金箔に包まれたミートボールってそれは完全に金玉だよ。
ほら、千心が口に入れた瞬間に周りの男子が痛そうな顔してるって!
「他にもお稲荷さん、ソーセージ、ひじき!」
見た目は豪華なのに、なぜか中身は残念。
「全て私の好物なの!」
それは男性器が好きってことだよね? そう捉えていいよね?
千心のは男性器弁当だったけど、真心のはどうだろう?
「私のは普通ですよ?」
「確かに普通……って入ってるもの凄いよ?」
「そうですか?」
伊勢海老にフォアグラ、見るからに美しい黒毛和牛、それにお米も生きているかと思うぐらい輝いている。
他にもウナギ、その上には白トリュフ。デザートにメロン。
これが普通って言えるわけがない。いや、言ってはならない。
「私のお弁当とほとんど変わらないもんねー」
「そうね」
いや、そこは違うって言わないといけないよ真心! どう見たら一緒になるの?
「私はいつもパンだからお弁当が羨ましいよ!」
「マナもお弁当にしたら?」
「それは無理かな。色々あってね……」
なんかタブーなこと聞いちゃったかな?
「マナティは貧乏だから無理なんだよー」
「もー千心はすぐにバラしすぎ。って貧乏っていうほどじゃないから!」
あ、貧乏ね。ってこの学校に来てるのに貧乏?
進学校だから学費はかなりするはずじゃ……。
「ど、どういうこと?」
「マナさんはこのスタンダードクラスの成績上位者だから学費は半額なのよ」
そんな制度があったのか。てか、上位者って凄いな。
けど、何でランクアップ制度で上に行かなかったのかな?
「でも、それじゃあトップに上がるんじゃ……」
「それは断った。トップのクラスに女子がいないらしいから」
そういうとね。なんかマナらしいな。
そんな話をしている間にお弁当箱の中は空になり、食べ終わった。
「カスミン、一緒に食べよー」
「千心が言う通り一緒にどうですか?」
「あ、うん。そうするよ」
昼食を友達と食べるなんて何年ぶりだろうか。
「あ、マナは?」
「マナティなら彼氏にお弁当を渡しに行ったはず!」
「千心はすぐに嘘をつくから目が離せないよ」
「うわ、マナティ! いつの間に、まさか瞬間移動を!」
「そんなことできないって。私は購買にパンを買いに行っていただけよ」
マナの朝の話し方は楽しい時だけなのね。
みんな揃ったから私もお弁当を開けよっと!
「カスミンのお弁当だ~」
「カスミさんのお弁当って手作りですか?」
「そ、そうだよ。私は親が家にあまりいないから、弟のお弁当を作るついでに自分のも作っているって感じかな」
「カスミって女子力高いんだね」
「仕方なくしているだけだよ」
流石、私だ。女子力に関しては負ける気はしないからね。
「私のお弁当はこれだよー」
「私のはこんな感じよ」
あ、言葉が出ない。
「相変わらず、凄いね。食べるのが勿体無いよ」
マナの言う通り勿体無い。本当におかしいレベル。
お弁当箱がまずおかしい。真心が銀! 千心が金!
それに中の料理も豪華すぎる。どこかの高級旅館の料理みたいな感じだ。
「見てこれ! 金箔で包まれたミートボール! 私の好物なの!」
金箔に包まれたミートボールってそれは完全に金玉だよ。
ほら、千心が口に入れた瞬間に周りの男子が痛そうな顔してるって!
「他にもお稲荷さん、ソーセージ、ひじき!」
見た目は豪華なのに、なぜか中身は残念。
「全て私の好物なの!」
それは男性器が好きってことだよね? そう捉えていいよね?
千心のは男性器弁当だったけど、真心のはどうだろう?
「私のは普通ですよ?」
「確かに普通……って入ってるもの凄いよ?」
「そうですか?」
伊勢海老にフォアグラ、見るからに美しい黒毛和牛、それにお米も生きているかと思うぐらい輝いている。
他にもウナギ、その上には白トリュフ。デザートにメロン。
これが普通って言えるわけがない。いや、言ってはならない。
「私のお弁当とほとんど変わらないもんねー」
「そうね」
いや、そこは違うって言わないといけないよ真心! どう見たら一緒になるの?
「私はいつもパンだからお弁当が羨ましいよ!」
「マナもお弁当にしたら?」
「それは無理かな。色々あってね……」
なんかタブーなこと聞いちゃったかな?
「マナティは貧乏だから無理なんだよー」
「もー千心はすぐにバラしすぎ。って貧乏っていうほどじゃないから!」
あ、貧乏ね。ってこの学校に来てるのに貧乏?
進学校だから学費はかなりするはずじゃ……。
「ど、どういうこと?」
「マナさんはこのスタンダードクラスの成績上位者だから学費は半額なのよ」
そんな制度があったのか。てか、上位者って凄いな。
けど、何でランクアップ制度で上に行かなかったのかな?
「でも、それじゃあトップに上がるんじゃ……」
「それは断った。トップのクラスに女子がいないらしいから」
そういうとね。なんかマナらしいな。
そんな話をしている間にお弁当箱の中は空になり、食べ終わった。
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