魔性少女カスミちゃん~隣の刹那君は私に惚れない~

三一五六(サイコロ)

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八性 終わりの始まり

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 もう下毛さんのトレードマークの明るい笑顔はない。今あるのは信じられないほど、暗い醜い笑顔だけ。
 楽しそうに鼻歌を歌い、私の体を人差し指に唾をつけてなぞる。
 そんなシンプルな行為に、薫によってしやがった私の体はピクっと反応する。

「良い体してるね~。白くてツヤツヤな肌、サラサラな髪、立派に育った胸、縦長の美しい臍、そしてビチョビチョのおマンコ!」

 マンコをパンツの上から一筆書きのようになぞる。
 私の愛液によって冷たく濡れたパンツが、なぞることによって感度の良いマンコに擦れて新しい刺激を与えた。
 そのせいで私の中からタオルで響かない声と愛液が漏れ出す。

「まだ軽く触っただけなのに、そんなに反応しちゃって。高校生は若いな~」

 耳元で吐息と共に言葉が入ってくる。
 目隠しをされているからなのか、それだけでも気持ち良く感じる。
 もう抵抗する気もない。いや、逆に今はもっと気持ち良くしてほしいと思ってしまう。

「乳首もこんなに大きくなってるし、鼻息も激しくって仕方ないか!」

 おそらくだが、この下毛さんはかなりの手慣れだ。
 私と同じような女性を信頼させて、色々ヤってきたのだろう。
 その数はもう数え切れないほどだと思う。この私でも信頼していたぐらいだからな。
 多分だが、五十人は優に超えているはずだ。
 それなのになぜ捕まらないのか?
 ここが一番の謎だ。みんなもそうだと思う。
 警察官と弁護士という地位を使い、裏でバレないように何かを操っているのか?
 私は最初そう思った。
 だが、時間が経つにつれてそれが違うということが分かった。
 私を見て分かると思うが、女性を気持ち良くする方法を良く分かっている。
 それによって、女性達の下毛さんへの不快感が気持ち良さの快感に変わり、抵抗せずに求めてしまう。
 そして、如何にも自分が下毛さんの行為を了承した気になってしまうのだ。
 そんなことありえないって?
 ありえるんだよ!
 だって、今、私がそうなんだからぁ!
 ……ハァ、ハァ、まだ何も大したことはされていないのに、体から汗が止まらない。
 頭はさっき以上にフワフワするし、触られるだけでピクっとしてしまう。

「スゥ~、ハァ……この汗の香りもいいねぇ~。臭くもなく、無臭でもない。とても僕の鼻を刺激する若々しい匂い」

 特に汗でベチャベチャな脇、首、臍の周り、胸の下を吸い込むように嗅いでいる。
 正直、最初は気持ち悪いと思った。けど、ここまで端から端まで嗅がれると何故か興奮してしまった。
 目の前で真面目な下毛さんに私の汗を嗅がれていると想像しただけで、恥ずかしさと緊張感によって体を反らしてしまう。
 もしかして私はMなのだろうか?
 それとも女性はこういう状況に興奮してしまう体質なのだろうか?
 そんなことは今はどちらでもいい。だって、最高に気持ちいいのだから!

「……ペロっ、あ~女子高生の汗の味だ~。あぁ、これが僕の求めていた最高の味!」

 匂いを堪能した後は、先ほど匂いだ部分の汗を舌で舐めている。
 ザラザラとした感覚とひんやりとした感覚が私を襲う。
 私は仰け反り、タオル越しに喘ぎ、足の指先がピンっと伸びる。
 まだ大したことをされてないはずなのに、いつも童貞達と突き合っている時並に気持ちが良い。
 本当に頭の先から足の爪先まで全てが性感帯になってしまったと思うぐらい、小さな刺激から大きな刺激まで何をされても感じてしまう。
 正直なところ、私は何とかイクのを我慢している状態で、気を抜けばいつでもあの快感が体中を駆け巡り、意識が薄くなってもおかしくない。

「いつも落ち着いていて真面目な工口さんが、これほど感じやすい体だったなんて知らなかったよ! 久しぶりに僕もヤる気が溢れてきているから、今日はとことん楽しいプレイをしようね!」

 甘く蕩けるような声が耳に流れ込み、心臓の動きが一段と激しくなる。
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