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作りかけの箱の話2

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後ろから痛いくらいに燕核に抱きしめられながら、馬車が出る

シャランと馬車に付けられた鈴の音だけが聞こえ衣擦れする音と、くちゅ、ちゅと水音だけが聞こえる

唇が腫れそうなくらい貪られ、頬に指が食い込むほど持ち上げられて無理矢理に口を開かされる

丁寧に舌を吸われ舌の裏を舐められ、燕核の大きな手は袂を割り、素肌を撫でる

つっと胸の割れ目を撫でて擽ぐるように乳首を撫でられ、肩が跳ねたのを笑う気配がする

「はぁ……ちゅ、ん、う、ん、燕核、だめだよ、やっぱり…きょ、兄弟で…こんなこと…」

「僕は当代になったんですよ?兄上の身の振り方は僕が決めれます。…本当に嫌なら振り解いて、馬車から逃げてもいいですよ?」

馬車の席の端に追い詰められ、燕核の逞しい腕に囲われて、もう一度唇を合わせながら乳首をかりかりと引っ掻かれ体の力が抜けていく

「はぁ、は、ふり、ほどいたら、どうなる?」

胸元に顔を近づけて、ちゅくと吸う燕核の硬い髪を撫でながら聞くと、子犬が捨てられたかのような目で見上げてきながら、燕核はうるうると目を潤ませる

「桂林は、僕がどれだけ桂林を好きか知らないんですよ。愛してます。愛してるから…本当に嫌ならば、桂林が望んでないなら……」

ごくり吐息を飲む。目を伏せる燕核は本当に綺麗で、手や行動は卑猥なのに、抵抗しきれない

「どうします?逃げますか?」

舌を伸ばし、見せつけるように乳首を舐めて見せる燕核に頬にカッっと熱が走り、両腕を伸ばし突き飛ばすようにして席から逃げようとすると、びくともしなかった燕核が自分の着物を脱ぎ、長い銀色の髪をかきあげる

伸ばした腕を撫でながら正面から抱きしめられ壁に押し戻された

「はぁ、桂林……綺麗です。僕の手で乱されて、泣きそうになりながら、舐めた乳首、勃ってますよ?気持ちよかったですか?もっと弄ってあげましょうね」

体格差から、びくともしない燕核の体の下で押さえつけられ、すりすりと指の腹で乳首を潰され舌で嬲られ、ちゅくちゅくと吸われ自分の乳首なのに、見たことがないくらい赤く色づき、膨らんでいる

燕核の嗜虐に応えるように、触れられてもいない下半身が勃ち上がり、すりすりと燕核の膝で刺激され逃げたいのに乳首をずっといじくり回されて力が出ない

「触ってほしいですか?桂林から強請らないと、いつまでもこのままですよ?」

「あっ、あ、乳首、も、やだ…すりすり、やめて…燕核、下も触って…」

燕核の首に腕を回し、泣きながら懇願するとぐいっと太腿の裏に手を入れ持ち上げられて脚を割られのしかかられ、こめかみに何度も唇を押し付けられ丁寧な手つきで太腿を撫で回し起ち上がった隠茎を掴まれ扱かれた

お尻につぷりと燕核の長い指が挿し入れられ、首を振りながらしがみつく

「あぁっ…やだぁ、やだぁ…」

「後ろは、まだ嫌なんですか?浮気はしてないようですね…ご褒美に前だけで何回もいきましょうね…」

余裕がなくぎらぎらと雄臭い顔で燕核は笑いながら俺を抱き起こし、膝に乗せた

後ろから大きな手が器用に乳首をくりくりといじめてきて仰け反ると、何度か達した濡れた陰茎を掴まれ、ぬるぬると扱かれてお尻に燕核の大きなブツをぐりぐりと擦り付けられる

「ああ、またいったんですか?堪え性がないですね…またいくいくしましょうね…」

「も、やだ、いきたくない、やだぁ、やだぁ!ちくび、くりくりも、やだ!あぁあっ!も!」

「ふふ、自分から腰を動かして僕の手に擦り付けてるのに、やだじゃないでしょう?お尻が嫌だって言うから前を可愛がってるんでしょう?それともお尻の方がいいんですか?桂林?」

既に勃ちあがった赤黒く巨大なブツが、ぬらぬらとお尻に押し付けられていて、唇を舐める

いつから、こんなに淫らになっていたのだろうか?

それは燕核にも伝わったようで、感激したように、ぎゅうと抱きしめられ着物を直されるとひょいと抱き上げられる

え?なんで?と驚いていたら、馬車が俺が住んでいる離れの別邸に着いたらしく、そのまま1秒でも惜しいように早足で自分の部屋に連れて行かれ、優しく用意されていた敷布団に降ろされた

燕核は、黙ったまま開いた障子を閉めに行って息を飲む

振り返った燕核は情欲に濡れた怖い目で、こちらを見下ろしていた

今から、燕核にまた抱かれるのだと期待から心臓がどきどきする

ぱさりと着物を脱いで行く燕核を眺めながら、自分も身につけていた着物を脱ぐ

なんて綺麗な男なんだろうか。燕核は

帯の紐が絡まって上手く解けないでいたら、逞しい体や勃ち上がったものを隠しもせずに燕核が器用に帯を解き、帯にも唇を落とす

「桂林、僕は…桂林の側にいたいだけなんです。側にいるのも許せませんか?僕は、いろんなことを我慢しています…」

「あっ……、うん、うん。わかってる。でも、あの…跡取りが必要なんだろ…?」

「いりません。桂林以外、僕は何もいりません」

熱く縋るように手を取られ、必死な目で縋ってくる燕核から目を逸らす

「そんなの……俺、困る…」

「側にいるだけですよ。桂林が困ることも何もないです。気持ちいいことしかしませんよ」

「……あっ」

「桂林は気持ちいいことが大好きですよね。僕とのこれも拒めないでしょう?でも、僕だけにしてくださいね?」

手を取られ、手の甲に熱い唇を押し付けて燕核が笑う

そのまま傾れ込むように布団に押さえつけられながら唇が触れる

次は胸、腕、肩、指先をしゃぶり、腹を舐められ四つん這いにされると尻を割られた

あまりの羞恥に少し暴れると腰を押さえつけられて舌と指で何時間も尻の穴をいじめられた

息も絶え絶えに布団にしがみついていると、ひっくり返されて、髪を掻き上げる燕核に見惚れていると、ゆっくりと尻に燕核のブツを宛てがわれ、ぎゅうと抱きしめるように一気に突きいれられた

悲鳴は唇で塞がれ腰を、いやらしく蠢かす燕核に何度もキスをされながら腰を打ちつけられる

本当に、全身から愛おしいと伝えるかのように燕核は、ずっと縋るような目をしていた

切なそうに唇で髪に触れ、壊れ物に触れるかのように頬を撫でる

「燕核、燕核…!」

でも俺からは何も言えない

哀しそうな燕核の顔が、網膜に焼き付くようだった












霞んで行く視界は、夢を見ているようだ。

ふわふわと景色が流れていく。ああ、これはあの日だろうか?燕核から逃げた、あの日ーー

「縁談が来てるの。燕核に」

ぶらぶらと東殿の庭園を歩いていると、義母が使用人を引き連れて立っていた

父上が危ない状態で世迷言をと、ため息を吐いて歩き出すと、義母が焦ったように追ってきた

「皇族の西上殿下よ。断れないの!殿下が、燕核を見染めたのよ。お願いしますから、桂林!」

義母の言葉に震えながら、振り向く

断れる相手じゃない

ことわったら、燕核の未来が閉ざされてしまう

どうしたらいい?

どうしよう

俺は、もうすでに燕核の事がーー














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