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お金がない!!!
しおりを挟むここで身を立てれるくらいの金額っていくらだろう?となる
毎日の食事に加えて被服費、侍女達の給金、自分と侍女達のお仕着せ代、付き合いのお茶代に加えて光熱費となってくる
ざっくりどれだけ切り詰めても毎月250万オンスは必要だ
一般家庭の給金は30万オンス、貴族でも下流であれば200万オンスあれば生活は出来る
そしてぼくの持参金は5000万オンス。このまま収入もなく暮らせば、1年ちょっとで干上がってしまう計算になる
「やばい…お金がない…!!」
そう、お金がない。お金がないのだ
齢8歳のぼくに出来ることはなんだろう
お金なんて稼いだ事ないし、軍人の家だけあって毎日体を鍛えて特訓しかしてない
だから同じ歳の子に比べて少し剣技ができるのと、魔法がちょっと使えるくらいで、お金を稼いだ事もないのだ
冷宮で、あうあう言ってるお姉さん達と何ら立場は変わらないぼくではあるが、社会的に捨てられているお姉さん達と違い、ぼくは一応イベントや催し物には出席しないといけないのだ
もういっそ禁足にして欲しいくらいだが、輿入れしたてでもあり、まだ失敗もしていない現状では難しい
侍女のリンとハナの給金も捻出しないといけない
リンとハナを見つめながら思う
2人ともぼくより大分、お姉さんだな?
「お金稼ぐにはどうしたらいいと思う?」
素直に聞くことにした。リンとハナは顔を見合わせて、頷きあう
「ウール様、立派な心がけです」
「お妃様達は皆んな領地経営等で、お金を稼いでいらっしゃいます。しかし、ウール様は所有領地もございませんし…皿洗いぐらいしか」
リンとハナの困った顔に、領地経営をしているのかと合点がいく。しかし、言われた通りぼくには所有している領地がない
「皿洗いでは間に合わない金額なんだ。どうしよう…」
頭を抱えていると、ハナが思いついた様に顔を輝かせながら言う
「ギルド登録はいかがですか?ウール様は腐ってもナード家のご子息様。冒険者登録して賞金稼ぎとかいかがですか?!」
「ハナ、ウール様はまだこんなに小さなお子様ですよ?そんな危ないこと……」
リンは乗り気ではないようだけれど、ギルド登録、冒険者か
悪くない気もする。とにかく始めてみて赤字の補填をしていかなければ
「でも、ギルド登録は成人じゃないと出来ないんじゃなかった?」
「未成年でも貴族は登録できた筈ですよ」
そうなのか。色々知らないことがあるなあ
「でも外出許可とらないと外に出れないね?」
後宮じゃないけれど、外に出るには許可証が必要なのだ
「ウール様が許可証を判して私たちと一緒にギルドにいくのはどうですか?冷宮の姫君たちと違い、ウール様は幸いにも監視されておりせんし」
監視というか、まじで興味もないみたいだから、確かにリンが言う通りには抜け出せそうなんだよな
「一応、ガードネックはしていただきますけど、まだまだオメガの発情期も先でしょうしね」
リンとハナはベータ性なので、ぼくの発情期まだ来てないけど、来たとしても何とかなりそうだなと判断する
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