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第二章 間違いが、正解を教えてくれる。

そんなキスをしていた。

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 俺は、俺に撫でられて、チ◯コをバキバキに完勃ちさせながらも、必死に理性を保ちながら、「小説を書き終えたら告白します!」宣言をする銀田を、銀田のチ◯コ越しに不思議な気持ちで見上げていた。

「……なんで?」

「えっ!?」

「……いや、なんで書き終えたら、なんだろうと思って」

 俺は、そう聞きながら、両手を銀田の筋肉質な太ももの裏から鼠径部そけいぶへとツツーッと撫で上げた。

「なん……アアッ! ……アッ! ……それはっ……だからっ」

 銀田は、フーッフーッと、発情した獣のように、肩を上下させつつ、必死に説明しようとする。

「ぼっ……僕には……なにもないからっ」

「……何も無い?」

「僕には……みゃーちゃんにあげられるものなんて……小説くらいしかないから……」

 いや、んなわけねーだろ。

「いや、んなわけねーだろ!」

 俺は、そう叫ぶなり、勢い任せに銀田のズボンを下にずり下ろした。

「わぁあああっ!?」

 ボルンッと凄い音を立てて揺れながら、銀田のギンギンに完勃ちしたチ◯コが、露わになった。ボルンッボルンッと大きく上下に動くたびに、ガマン汁が飛び散って俺の顔に飛んでくる。

 俺はそんなことなど構わず、銀田の裏筋を舐めようと、短い舌を精一杯に伸ばした。

「だだだダメだッ! みゃーちゃん!」

 ところが銀田は、それでも俺のフェラを必死に阻止するため、思い切り腰を後ろに引いて、両手で俺の顔をグイグイと押しとどめてきた。

「おひっ! ふぁにふんだお!」

 いや、全く意味が分からない。最初に会ったときは、俺だと分かり次第、まるで発情したα(アルファ)のように、激しく身体を求めてきたくせに、今さら何をもったいぶってんだ、この男は。童貞でもあるまいに。

「……ぼっ……ぼっ……僕はっ……ハァハァ……みゃーちゃんと……身体だけの関係なんて……ゼッタイにイヤだ!!」

 俺は、フーッと銀田の裏筋に息を吹きかける。

「アッ……あハアんっ!? ぼっ、僕はぁハアんっ……みゃーちゃんの……恋人に……なりたいんだあハアんっ!?」

 俺の目の前で、銀田の血液が集中しすぎて腫れたように真っ赤な亀頭の先端から、ツゥーッとガマン汁が一筋垂れていった。俺は、床に落ちる前に、無意識にそれを裏筋ごと舌ですくい取っていた。

「あはぁああああんっ!?」

 なんと、それだけでもう、銀田は思いっきり射精してしまった。そして、むろん、その大部分が、俺の顔にかかった。

「あわ……アワワワワワワ……」

 顔面蒼白になっている銀田を尻目に、俺は口の周りに付いた銀田の精液を、舌で舐め取った。

 久しぶりに味わう銀田の味はめちゃくちゃに濃かった。

「……ふぅーん、お前の言い分はよぉーーく分かったよ」

 俺が、ニッコリ笑うと、銀田はおびえた表情がゆるんだかと思えば、安心したのか、少し涙を浮かべている。

 俺はそのまま、「まぁまぁまぁまぁ」と、銀田を自室へと戻し入れると、自分もきっちり部屋に入ってから、きっちりドアを締めた。

 銀田の気持ちも、ごもっともだ。

 というか、こんなにマトモなヤツだったのか……。

 まったく、どいつもこいつも、俺の周りは、俺には勿体もったいないやつばっかだな!

「えっとー、要するに……」

 俺は、銀田をいつかの自分がされたようにベッドに追いやり、思いきり押し倒した。

 すっかり安心しきった銀田は、声を出す暇も無かったようだ。

「つまりは……」

 俺は、下着ごとズボンを脱ぎ捨て、銀田の上にまたがった。

 それから俺は、銀田の真っ赤なチ◯コを掴むなり、自分の尻の穴に、ピッタリとくっつける。

「……アッ」

 わずかにでも、どちらかが身動きすれば、もう挿入はいってしまいそうだ。

 俺は、動きたいのを必死に息を殺してこらえている、銀田の真っ赤な顔を見下ろしながら聞いた。

「お前は俺の彼氏になるってことで、いいんだよな?」

 すると、銀田は、我慢しすぎてダラダラと汗を吹き出しながらも、目が点になった。

「…………え?」

「だから、お前が俺の彼氏になんねーと、絶対にコレ入れてやれねーんだけど、彼氏になんの!? ならねーの!? どっち!?」

「…………うそ」

「あー、ならねぇーっことね」

「なる! なるなるなるなるぅ! なぁふぐッ!」

 わめきながらボロボロと泣き出した銀田のチ◯コを、全部、俺の中に飲み込んだ。

 ぁぁあぁああぁあああぁああああっっ!!

 そこからはもう、お互いにお互いの身体を、むさぼり合うようなセックスをした。

 最初こそ、威勢よく騎乗位を決め込んだ俺だったが、久方ぶりの生チ◯コの気持ちよさに、上半身を保っておくことなど不可能だった。

 気づけば俺は、銀田に強く抱きしめられながら、激しく何度も腹奥を突かれていた。銀田は、上半身はピッタリと俺の身体にくっつけたまま、腰だけを素早く前後に動かし続けていて、俺はその状態で何度も中だけでイッてしまった。その後も体位の変更は一切しなかった。銀田はずっと俺のことを、ギュッと抱きしめ続けていた。まるで、チ◯コを挿入することよりも、そっちの方が大事なことだとでも思っているみたいに。俺は声すらマトモに出すことができずに、ずっと銀田の腕の中で浅く息を吐くので精一杯だった。

 銀田がようやく俺の身体を離したとき、俺のチ◯コは射精しすぎて、ふにゃふにゃになってしまっていた。俺のその、お世辞にも立派とは言えない控えめなチ◯コを、銀田はずっと「可愛い可愛い」と言い続けた。あんまりにも言い続けるので、もう何も言うなというと、銀田は、俺のふにゃチンを口に含んでレロレロと舐め始めた。

「やっ、やぁアッ!?」

 レロレロレロ

「まぁーくん、やめて……」

 レロレロレロレロレロレロ

「だめぇっ……まぁーくんだめぇっ」

 ペロペロペロペロ

「……ああ……溶けちゃう……チ◯コ溶けちゃう……」

 ペロペロペロペロペロペロペロペロ

「…………あっ…………んっ」

 それから、ようやく力尽きた俺たちは、キスをした。お互いベトベトの裸のままで、風呂にも行かず、お互いの味のする舌を絡めあわせて、キスをした。もう、どっちの舌がどっちのだかも、分からない、ふやけた唇が、摩擦で赤くなって、少しヒリヒリし始めている。もう今、自分の口の中にある唾液が、どっちのなのかも分からない。ずっとキスをしていた。ウトウトして眠っても、ふと目が覚めたらまたキスをした。どっちが今起きていて、どっちが寝ているのかも分からない。とにかくずっと1日中キスをした。

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