近い未来のVRMMO

大西信寺

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第0章

第2話 まさかの出会い

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あと20m泣いても笑ってもここが正面場だと大岩は理解した今まで生きてきたがこれから先もこんな重要な場面はないだろうとキリっと考えていた、死に物狂いでバイトした日々バイト先で


「お願いしますからシフトを毎日連続で入れて下さい」


とお願いし、店長から


「いいけど学校は?」


と聞かれ


「大丈夫です」


と言い睡眠時間食事の時間暇な時は寝てるというフリーターのインターンをして来たんだ!!なんの為の我慢したんだと思い出し全てを捧げる気でいた


あと20m


「今日の為にボクがどれだけ我慢をしてお仕事を頑張って、マネージャーの言うことを聞いて来たと思ってるの?」


そうこの帽子を深く被りサングラスとマスクをしてる不審者間丸出しのこの者は実は現役トップアイドル兼人気声優という少女だった、たまたま容姿が良くスカウトの声が掛かり、あまり家が裕福ではなかったのでそのまま芸能界デビューを果たし、非凡な才能のため瞬く間に色々な方面から声が掛かりトップアイドル、人気声優になったのであった


しかし、なぜ非凡な才能をあらゆる方面で発揮している彼女がアイドルと声優なのかというと実は彼女、重度の引き籠もりなのだ しかも誰かがお世話をしないと飲食もせずにひたすらアニメを見たり、ゲーム等をしているオタクであり、女優の仕事やスポーツ等仕事は本人が断っているおり、アイドルもたまにコンサートを開いたりするぐらいの事しかしてないがその歌声、容姿で他を圧倒する人気なのだ!更に台本も少し目を通せば音響監督も文句無しの演技が出来るので人気声優兼トップアイドルに落ちついたという


と2人が自分達の今まで所業(バイトと仕事)を思い出しそれを力に換えてる頃


プラカードを持っているスタッフ(バイト)


「はぁー、突っ立ってれば時給1000円って言われたからやってけどコイツらたかがゲームのために発売日が明後日なのに泊まり込みとかまじキモイわ、こういう奴らがオタクだっけ本当にねーわ」


このスタッフはあまりいい人ではなかった


そして、遂に時が来た!
信号が青になったのだ!!
先に動いたのは半年間死に物狂いでバイトをしていた大岩だった!流石お客さんがレジにある一定の距離に近付くと反応しレジ対応する漢である
しかし一歩遅れながらも彼女も一歩一歩と走る度にどんどん距離が縮んで行く


残り5m大岩が頭一個分彼女に抜かれてしまった……



しかし、その頭一個分は彼女の頭一個分でありその差はほぼないにひとしい、そして死に物狂いで働いた者と嫌々ながら働いた者の差もここで来てしまった!なんと彼女は道路の少しの窪みに足を踏み入れてしまったのだ!!これが普段の彼女ならそれくらい何ともなかっただろうしかし、オオ!南無三 何ということだろう彼女は前しか見ていなかった……勿論彼女は体のバランスを崩してしまったが、彼女は倒れはしなかったその程度で倒れてしまうほど彼女は柔ではなかった!


だが、今は少しでもスピードが落ちてはいけない瞬間だった!!その一瞬で大岩は頭一個の差をいや!もう完全に抜き去り、この永き闘いに終止符を打ったのであった




プラカードのスタッフ


「なんだ信号から急に走ってきやがって驚かせやがって、帽子を被ってない方チビが勝ったか、あん後ろの帽子のチビ泣いてやがるぜだっせーな」


大岩に抜かれてしまい、彼女はゴール間近で少し泣いてしまった…半年の努力がシリアルナンバー付きの意味を重度のゲーマーである彼女が知らない訳がなかった……


涙を拭こうとしてサングラスを取ってしまったのだ
最初に気が付いたのはプラカードを持ったスタッフだった


「ああ、あんたはアイドルのユキちゃん!?」


そんなに大きな声ではなかったがここは新宿の駅前、すぐに人は集まって来た


一方大岩は後ろでそんなことになっているとも知らず、ただシリアルナンバー付きを買える引き換え券を手に入れて、説明を受けていた


プラカードを持っているスタッフとは別のスタッフで曰わくこの引き換え券を持っていればシリアルナンバー付きが手に入るとこの話しを聞き大岩はすっかり安堵し、その場に座り込みそうになったが後ろの喧騒に気付き、疲れ切った体に鞭を入れ後ろの喧騒の中に入って行った


彼女(ユキ)は大勢の通行人に囲まれ写真を撮られていた普段のユキならすぐにその場を離れるのだが、いかんせん今ブルーな気持ちなのでボーッとしていたそこで大岩がユキの手を取りこう言った


「ごめん、ちょっと待たせたね」


突然の事でユキも周りの人達も反応出来なかった大岩はすぐにユキを連れて人混みを抜けようとするしかし


「おい、あんたはいったいどこの誰なんだよ!?」


プラカードのスタッフが叫んできた周囲の人達もそうだそうだと言わんばかりたしかしこの程度で怯む事のない店員さんの大岩は言い放った!


「私はユキのマネージャーの者です、この後に打ち合わせがあるんですがもうよろしいでしょうか?」


そんなことは言われたら、皆は、そうですかとしか言いようがなく納得してくれたようだそんなこんやで大岩はユキの手を掴みその場を後にした


今大岩とユキはとあるカフェでちょっとお茶をしていたユキはようやく通常運転に戻ったらしいしかし、ここでは大岩が……


「ブレンドコーヒー1杯900円!?いったいこのコーヒーはどれくらい高価なものなんだろう……」


と貧乏性を発揮させていた
いつまでも何か考えてそうな大岩にユキが尋ねてみた


「お兄ーさんさっきはありがとね、あとどうしてボクを助けてくれたんだい?」


大岩は何でもないように


「困っている人が近くに居て、手が届くなら助けるのが当たり前でしょ」


と何も知らない赤の他人にこう言われユキはとんでもない物を見たという顔をしていた、芸能界に出てからというもの足の引っ張り合いばかりで、こういうちょっとの親切が新鮮に思う子であった


「あと、自己紹介がまだだったね 俺は大岩 麟 歳は20 よろしくね」


「あっ、ボクは一応 ユキって名前でアイドルとかしてるんだけど………」


彼女は俯きながら、少し恥ずかしそうにしなしながらも語ってくれた


どうやら、ユキもシリアルナンバー付きを手に入れようとしていたみたいだと気付き、大岩同様に仕事を頑張ったのであろうとユキはもうシリアルナンバー付きを諦め普通のでも良いからと決心していたが大岩の言葉にとても驚いていた


「じゃあ、この引き換え券は君にあげるよ」


大岩はそう言うと引き換え券をユキに渡していた


ユキは今日何度目かの意識を失っていたがハッとなりこう言った


「いやいや、それはお兄ーさんが手に入れたんだから簡単にあげちゃダメでしょ!?」


しかし大岩は


「頑張ってる人が損をするのは嫌なんだ」


と言い引き換え券を無理やり渡した


そのままコーヒーを飲み伝票を取り席を立とうとするがユキが顔を赤くしながら


「じ、じゃあ、これをど、ど、どうぞ」


と何か書いてある紙を渡して来た


「これは?」


と俺が聞くと


「ボクのプライベートの電話番号です」


と答えてくれた(へぇーアイドルのプライベートの電話番号かー)と内心で思い


「えっ、そんなもの貰っていいの!?」


と驚いてしまった


ユキは俯きながらも頷いてくれたので一応貰っておくことにした


「じゃあ、ゲームを手に入れて時間があったら一緒にプレイしようよ」


「あの………今度また会ったら、君じゃなくてユキって呼んでくださいね!!」 


「ああ、分かったよ! じゃあ俺のことも麟でよろしくね」


と声をかけ大岩はレジに向かった


外に出るとシリアルナンバー付きが手に入る引き換え券を渡した事を思い出してはああああと頭を抱えそうになる大岩であった……


ーーーーーーーーーーーーーー
すみません、またVRMMOの世界に入れませんでした……次回こそは必ず!!  あ、間違い等が有りましたら感想の方で指摘頂いたら嬉しいです!では失礼します
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