私を騙したあなたへ ―― 記憶を盗んだのは、あなたでした。

108

文字の大きさ
27 / 33

27話【鏡合わせの宿命 ―― 黒崎の血脈と優しき嘘の代償】

しおりを挟む
「何だと……!? あなたが……黒崎の……」

 蓮の言葉は、喉の奥で震え、衝撃のあまり途切れた。  目の前にいる、自分を救い出し、共闘を誓ったはずの男が、最悪の敵である黒崎剛一郎の息子であるという事実。

 悠斗は深く重い息を吐き、自らの血管に流れる「血の呪い」を、一つひとつ吐き出すように語り始めた。

「幼い頃から、俺はクロノスという巨大な牢獄の中で、徹底した英才教育と非情な洗脳を受けて育った。父・剛一郎にとって、俺は愛すべき息子などではなかった」

「あの方にとって、俺は『最高の道具』として磨き上げられるべき、組織の暗部を担う工作員に過ぎなかったんだ。暗殺、誘拐、情報操作……。そして、時には君がいる実験室の冷徹な監視役として。俺は今日まで、人の心を持つことを禁じられ、数々の非人道的な任務を強いられてきた」

 言葉の重みが、灯台の静かな空気を激しく震わせる。  窓の隙間から入り込む湿った潮の匂いが、死と再生が激しく混ざり合った緊張の香りのように蓮の鼻腔を鋭く突いた。

「父は、己が信頼する唯一の『頭脳』であるDr.ZEROと共謀し、世界の記憶を塗り替える計画に俺を組み込んだ。そんな出口のない地獄の中で、唯一の心の拠り所だったのが、兄の隆二だった」

「彼は父の支配とは正反対の、陽だまりのような優しい心の持ち主で、いつも俺を組織の駒ではなく、一人の人間として、弟として気遣ってくれた。……だが、その兄もまた、父の独善的な実験の犠牲になった。俺は、最愛の兄の死をきっかけに、父のやり方……その本質にある狂気に、決定的な疑問を抱き始めたんだ」

 蓮は、悠斗がその胸に抱え続けてきた血縁の呪いと、底知れぬ苦悩を痛切に理解し始めていた。

 過去の悲しみと怒り、そして望まぬまま組織に利用されてきた自分自身への深い罪悪感が渦巻く悠斗の瞳。  その輝きの中に、蓮は自分と同じ「奪われた者」としての宿命的な共感を覚える。

「父の命令で君を監視する任務に就いた時、俺は初めて知ったんだ。君こそが、父とDr.ZEROが作り上げた最大の悲劇であり……そして兄が最期まで命を懸けて守ろうとした、唯一の希望だったということを。クロノスは君を陥れ、君の大切な記憶さえも無残に奪い去った」

 悠斗は顔を痛みと激しい葛藤で歪ませる。  その震える拳は、剛一郎への抑えきれない怒りと、自分自身の無力さへの苛立ちを象徴していた。

「父は俺をただの便利な道具としか見なかった。兄の死も、俺が今日まで捧げてきた忠誠も、すべてはあの男の壮大な計画の一部……たかが使い捨ての駒に過ぎなかったんだ。家族の絆さえも、あの方にとっては実験のスパイスに過ぎない」

 蓮は深く息をつき、悠斗の長く孤独な戦いに同情しながらも、この運命がもたらした過酷な皮肉を静かに受け入れた。

「悠斗……君もまた、黒崎剛一郎という怪物の、最も大きな犠牲者だったんだね」

 蓮のその静かな一言が、悠斗の張り詰めていた心の箍(たが)を、根底から外した。  冷徹な工作員としての仮面が剥がれ落ち、彼の瞳に熱い涙が浮かび、指先が微かに震える。

「蓮……すまない。この忌まわしき血の宿命に君を巻き込み、俺だけが組織の手先として君を苦しめてきたというのに、君の前に立って、あまつさえ共闘などと……」

 蓮は優しく、しかし迷いのない力強さで悠斗の肩に手を置き、決然とした眼差しで言い放った。

「もういいんだ、悠斗。君はこれまで、たった独りでその重荷を背負い、父に支配されてきた。でも今は違う。僕たちはこの灯台で、父の血縁として、そして父に人生を壊された犠牲者として共闘する。共にクロノスを倒し、この歪んだ運命の輪を終わらせるんだ」

 悠斗は力強く頷き、涙に濡れた瞳の奥に、父という巨大な壁を乗り越えるための、静かで熱い決意の炎を宿した。  彩花もまた、驚きと困惑を乗り越え、二人の過酷な宿命を受け入れる決意の光を瞳に宿す。  三人の心は、この閉ざされた空間で、完全に一つになった。

 重い真実の告白を終え、三人は灯台の外へ出た。  夜の海風が過去の痕跡をすべて吹き払おうとするかのように、彼らの髪を激しく揺らす。  波の音が遠くで絶え間なく響き、秋の冷気が肌を刺すが、彼らの内側にある熱を奪うことはできなかった。

 悠斗は蓮にゆっくりと近づき、心に溜まっていた「最後のアザ」をさらけ出すように、一段と声を低くして言った。

「蓮、直接謝罪させてくれ。俺は、組織の偽りの情報に騙され、君と彩花さんの関係を無残に壊そうとした」

「……君の姿を借り、君が愛用していた香水をまとい、君のフリをして詐欺や非道な工作に手を染めたのも、この俺だ。君の知らない場所で、君の名に消えない汚点を塗りつけ、社会的に君を抹殺しようとしたんだ」

 蓮は言葉を挟まず、静かに悠斗を見つめた。  悠斗の目は蓮の瞳をまっすぐに捉え、そこには隠しきれない自己嫌悪と、赦しを求める痛切な真剣さが込められていた。

「あの時、俺は君を兄の仇だと信じ込み、復讐のために彩花さんを巻き込みたくなかった。愚かにも、それが君たちを遠ざけ、結果として守る唯一の手段だと勘違いしたんだ。……蓮、本当にすまなかった。俺が君の人生に泥を塗った事実は、一生消えないかもしれない」

 蓮はしばらく黙って、荒れ狂う波の白波を見つめていた。  過去への怒りがないわけではない。だが、目の前の男の誠実な苦悩が、その怒りを静かに溶かしていく。

 やがて、彼はゆっくりと口を開く。

「悠斗、もう気にするな。僕も君を責めるつもりはないよ。僕たちは、同じ黒崎という巨大な陰謀に踊らされた犠牲者だ。過去に囚われ、お互いを憎み合うのは、ここで終わりにしよう」

「未来に向かって、共に戦おう。クロノスを倒し、隆二の無念を晴らし……そして君自身を、その血塗られた支配から完全に解放するために」

 悠斗は、そのあまりにも深い解放の言葉に胸を打たれ、こらえきれずに嗚咽した。  二人は言葉ではなく、魂の叫びをぶつけ合うように、互いの連帯を確かめ合った。  彩花はその光景を見つめ、二人の長年の苦悩が和解によって昇華されたことに、深い安堵の微笑みを浮かべた。

 しかし──。

 和解と決意の熱が冷めぬ中、彩花の目に、拭いきれない一つの疑問が浮かんだ。  月明かりの下、並んで立つ蓮と悠斗。

 二人の驚くほど酷似した横顔の輪郭、そして顎のライン。  特に、考え事をする時に無意識に左手の指をピアノを叩くように微かに動かすその「癖」までもが、まるで鏡合わせの双子のように一致している。

「あの……蓮さん、悠斗さん。改めて、その……お二人をこうして見比べると、どこか似すぎていると思いませんか? 単なる他人の空似や、影武者としての整形とは思えないほどに……。何か、根源的な部分でつながっているような……」

 彩花の直感的な問いに、蓮は少し照れくさそうに、場を和ませるように笑った。

「似てる……? そうかな。僕が悠斗のように黒崎の血を引いているわけでもないのに、不思議だね。影武者をしていたから、無意識に移ったのかもしれない」

 蓮は冗談めかして否定したが、その瞬間、悠斗の表情が石のように硬直した。  悠斗の胸の奥で、真実の扉が鈍い音を立てて悲鳴を上げ、軋み始めた。

(蓮が俺に似ているのは、俺が影武者として作り込んだからじゃない……。蓮もまた、俺と同じ……黒崎剛一郎の血を引く者だからではないのか?)

 黒崎剛一郎の残忍な執念は、二人の運命を「血の繋がり」という逃れられない底なしの沼で、無慈悲に絡ませていたのだ。  悠斗は、今はまだこの残酷すぎる真実を話すべきではないと即座に判断し、固く目を伏せた。

「……たまたま、俺の顔立ちが蓮の影武者をするのに都合が良かっただけさ。癖だって、完璧なりすますために俺が徹底的に君を模倣した結果だ。忘れてくれ」

 悠斗は、自分自身の心さえも鋭い刃で欺くような、痛切で優しい嘘をついた。

 その瞬間、彩花の視界が深紅に揺らぎ、鋭い精神的衝撃が彼女の脳を貫いた。  覚醒したメネシスの力が、悠斗の心に走った「焼けるような絶望の痛み」をダイレクトに受信してしまったのだ。

(……今、悠斗さんの心、すごく悲鳴を上げた……? 彼は今、何を……)

 彩花は一瞬よろめき、悠斗の横顔を凝視した。  彼が何かを、自分たちを守るための「致命的な嘘」を隠していることに気づきかけ、心臓が激しく脈打つ。

 自分が蓮を守る防波堤になり、すべての決着がついたその時、解放された自由な世界で真実を打ち明ける──。  悠斗の心には、その過酷な贖罪の覚悟が、誰にも知られぬまま深く、鮮烈に刻まれた。

 灯台の回転する光が海面を冷たく、そして交互に照らし出す。  黒崎の血を引く二人の男と、その秘密の鍵を無意識に握りかけた彩花の影。

 嵐の予感は、確かな「戦い」の始まりへと変わった。  彼らの行く先に待つのは、救済か、それともさらなる絶望か。  だが、彼らの瞳に宿る光は、もはや何者にも消すことはできない。

【第27話:あとがき】
 最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

 第27話、ついに悠斗が自らの「血の宿命」を告白し、蓮との共闘を選びました。  最悪の敵・黒崎剛一郎の息子として、道具のように扱われてきた彼の孤独。それを「戦友」として受け入れた蓮。二人の絆が生まれた熱い回となりました。

 しかし、ラストに彩花が感じ取った、悠斗の激しい心の悲鳴。  「二人は、あまりにも似すぎている」  悠斗が独りで背負い込もうとしている、残酷すぎる「真実」とは一体何なのか。物語はいよいよ核心へと迫ります。

 この物語を完結まで見届けたいという一心で、実は現在、すでに「100話分」という膨大なストックを書き上げております。  悠斗が隠した嘘の正体、そして黒崎が二人を繋いだ本当の理由まで、全ての設計図は完成しています。

 しかし、これほどまでの熱量を注いでいる作品だからこそ、誰にも届いていないのではないかという不安の中で更新を続けることは、今の私にはとても厳しい道のりです。  他の作品の執筆も並行しており、毎日全力でこの物語に向き合うためには、どうしても皆様からの「反応」が必要です。

 そのため、大変心苦しいのですが、以下の条件を満たさない限り、本作の更新は第33話をもって一度、お休みをさせていただきます。

 ・お気に入り登録が「3人」になった時  ・あるいは、第27話から33話への「いいね(♡)」が「5つ」を超えた時

 もし、「100話先にある衝撃の結末を早く読みたい」「彼らの運命の行く末を見届けたい」と思ってくださる方がいらっしゃれば、どうか小さなリアクションだけでもいただけないでしょうか。

 皆様の応援さえあれば、私はいつでも100話完結まで駆け抜ける準備ができています。  またいつか、この場所で皆様と再会し、物語の続きをお届けできる日が来ることを心から願っております。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

看病しに行ったら、当主の“眠り”になってしまった

星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全36話⭐︎ 倒れた当主を看病する役目を振られた使用人リィナは、彼の部屋へ通うことになる。 栄養、灯り、静かな時間、話し相手――“眠れる夜”を整えていく。そして、回復していく当主アレクシス。けれど彼は、ある夜そっと手を握り返し、低い声で囁く。 「責任、取って?」 噂が燃える屋敷で、ふたりが守るのは“枠(ルール)”。 手だけ、時間だけ、理由にしない――鍵はリィナが握ったまま。 けれど、守ろうとするほど情は育ち、合図の灯りはいつしか「帰る」ではなく「眠る」へ変わっていく。 看病から始まった優しい夜は、静かな執着に捕まっていく。 それでも、捕獲の鍵は彼ではなく――彼女の手にある。

〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】記憶を失ったらあなたへの恋心も消えました。

ごろごろみかん。
恋愛
婚約者には、何よりも大切にしている義妹がいる、らしい。 ある日、私は階段から転がり落ち、目が覚めた時には全てを忘れていた。 対面した婚約者は、 「お前がどうしても、というからこの婚約を結んだ。そんなことも覚えていないのか」 ……とても偉そう。日記を見るに、以前の私は彼を慕っていたらしいけれど。 「階段から転げ落ちた衝撃であなたへの恋心もなくなったみたいです。ですから婚約は解消していただいて構いません。今まで無理を言って申し訳ありませんでした」 今の私はあなたを愛していません。 気弱令嬢(だった)シャーロットの逆襲が始まる。 ☆タイトルコロコロ変えてすみません、これで決定、のはず。 ☆商業化が決定したため取り下げ予定です(完結まで更新します)

【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない

くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、 軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。 言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。 ――そして初めて、夫は気づく。 自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。 一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、 「必要とされる存在」として歩き始めていた。 去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。 これは、失ってから愛に気づいた男と、 二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。 ――今さら、遅いのです。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。 その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。 そこで待っていたのは、最悪の出来事―― けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。 夫は愛人と共に好きに生きればいい。 今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。 でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。 妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。 過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――

壊れた心はそのままで ~騙したのは貴方?それとも私?~

志波 連
恋愛
バージル王国の公爵令嬢として、優しい両親と兄に慈しまれ美しい淑女に育ったリリア・サザーランドは、貴族女子学園を卒業してすぐに、ジェラルド・パーシモン侯爵令息と結婚した。 政略結婚ではあったものの、二人はお互いを信頼し愛を深めていった。 社交界でも仲睦まじい夫婦として有名だった二人は、マーガレットという娘も授かり、順風満帆な生活を送っていた。 ある日、学生時代の友人と旅行に行った先でリリアは夫が自分でない女性と、夫にそっくりな男の子、そして娘のマーガレットと仲よく食事をしている場面に遭遇する。 ショックを受けて立ち去るリリアと、追いすがるジェラルド。 一緒にいた子供は確かにジェラルドの子供だったが、これには深い事情があるようで……。 リリアの心をなんとか取り戻そうと友人に相談していた時、リリアがバルコニーから転落したという知らせが飛び込んだ。 ジェラルドとマーガレットは、リリアの心を取り戻す決心をする。 そして関係者が頭を寄せ合って、ある破天荒な計画を遂行するのだった。 王家までも巻き込んだその作戦とは……。 他サイトでも掲載中です。 コメントありがとうございます。 タグのコメディに反対意見が多かったので修正しました。 必ず完結させますので、よろしくお願いします。

離婚した彼女は死ぬことにした

はるかわ 美穂
恋愛
事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。 もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。 今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、 「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」 返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。 それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。 神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。 大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

忙しい男

菅井群青
恋愛
付き合っていた彼氏に別れを告げた。忙しいという彼を信じていたけれど、私から別れを告げる前に……きっと私は半分捨てられていたんだ。 「私のことなんてもうなんとも思ってないくせに」 「お前は一体俺の何を見て言ってる──お前は、俺を知らな過ぎる」 すれ違う想いはどうしてこうも上手くいかないのか。いつだって思うことはただ一つ、愛おしいという気持ちだ。 ※ハッピーエンドです かなりやきもきさせてしまうと思います。 どうか温かい目でみてやってくださいね。 ※本編完結しました(2019/07/15) スピンオフ &番外編 【泣く背中】 菊田夫妻のストーリーを追加しました(2019/08/19) 改稿 (2020/01/01) 本編のみカクヨムさんでも公開しました。

処理中です...