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ぼっちー冒険記作家になる!?
263日目:焼け跡の伝承と秘密の扉
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
263日目:焼け跡の伝承と秘密の扉
こんばんは、ぼっちーです。
鍛冶屋ノス爺さんの工房で、失われた地図の断片がつながった昨日――
その地図が指し示していた“焔の谷”へと、さっそく足を運んでみました。
そこには、ただの山道じゃなかった。
焼け焦げた伝承と、封じられた“何か”が、待っていたんです。
地図の示す場所へ――
朝一番で、街の東南側にある古道へ。
グラニスの住民曰く、「そこはもう廃道になってて、誰も通らん」とのこと。
「もふぅ……(訳:つまり、冒険ポイント!)」
「そういうこと! ありがとう廃道!」
途中、山の裾をぐるっと回るようにして、少し標高を下げたあたりで――
出ました、目的地らしき場所。そこは……焼け跡でした。
木々は炭のように黒く、地面には灰が積もっていて、草も生えていない。
ただし、不思議なことに火の気配はもうまったくなく、冷たく静まり返ってるんです。
「……昔、何かが燃えた跡だな、これ」
「もふ(訳:でも、最近の火事ではなさそう)」
地元の人が忘れていたというのも、無理はない。
ここ、もう何十年も手が入ってない場所みたいでした。
石碑と、忘れられた伝承
焼け跡の中央近くに、小さな石碑が立っていました。
表面は風化していたけれど、古文字の一部はまだ読める状態。
「ええと……“災厄ヲ封ズルハ、鉄ノ鎖ト記録ノ印……”?」
「もふっ(訳:なんか物騒な話っぽいね)」
そのすぐ近くに、小さな岩のくぼみがありました。
まるで人が隠れ家にしていたかのようなスペース。
そして、くぼみの奥に、木箱の残骸と、黒く焦げたノートのようなものを発見。
中身は……焼けていてほとんど読めない。けれど、わずかに残った文字はこう。
『扉ハ閉ザサレ、火ハ眠リ、記録者ヲ待ツ――』
記録者を、待つ?
……これって、まさか、自分たちのこと……!?
焼け跡の奥にあった“秘密の扉”
その焼け跡をさらに奥へ進むと、大きな岩壁が行く手を塞いでいました。
でも、よく見ると岩の一部が“人工的な形”をしていて……
掘り込みの中に、鉄でできた扉が埋め込まれていたのです。
「……あった。地図の“×印”って、これのことか」
「もふぅぅ!(訳:うわ、すごい秘密感!テンション上がるぅ!)」
扉には、ふたつの円形のくぼみがあって、鍵のようなものを差し込めそう。
でも、持っているどの鍵も合いません。
そして扉の上部に、また古文字の刻印。
『記録が満ちしとき、鎖は解かれる』
「……記録が、満ちる?」
まるで、この扉を開く条件が、ぼくたちの“旅の記録”そのものに関係してるような雰囲気。
地図の欠片をもっと集める必要があるのか、それとも別の“記録の媒体”が必要なのか……
「……まだ準備不足ってこと、か」
「もふっ(訳:でも、ヒントは確実に手に入った!)」
うん。これは、焦らず行こう。
扉はここで眠り続けてくれる。ぼくたちが、また戻ってくるその日まで。
帰り道で思ったこと
夕暮れの山道を戻りながら、モフと並んで歩きました。
「でも、あのノートに書かれてた“火ハ眠リ”ってフレーズ……どこかで聞いたことある気がするんだよなあ」
「もふ?(訳:前にも似た言葉、記録してた?)」
そうかも。どこかの遺跡の壁画? それとも、東の司書さんの話の中?
今まで集めてきた記録が、こうして地続きになっていく感覚――
記録者として、これほどゾクゾクすることはないかもしれない。
「やっぱり……この世界には、まだまだ語られていない“何か”がある」
ぼっちー今日のひとこと
「扉はまだ開かない。でも、“記録者の旅”は、確かに前に進んでる」
プロフィール
• 名前:ぼっちー(扉の前で悩む記録者・地図はまだ半分)
• 相棒:モフ(秘密の扉マニア・反応過敏型ふわもふ)
• 今日の記録:焼け跡の謎/伝承の欠片/封印された鉄の扉
次回は
新たな地図の断片を探して、街の“記憶庫”へ。
そこには、過去の旅人たちが遺した“未整理の記録”と、“もうひとつの地図のかけら”が眠っていました。
次回も、お楽しみに!
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