異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

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ぼっちー冒険記作家になる!?

273日目:モフ、鉱山精霊と友達になる?

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異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~

273日目:モフ、鉱山精霊と友達になる?


こんばんは、ぼっちーです。

昨日、古参の鉱夫たちから「封印された扉」の噂を聞きました。
冷気、鐘の音、そして百年前の“消失事件”――。
怖い話をたっぷり聞いたせいで、モフは夜中も「鐘鳴ってない?」と耳をピクピクさせていました。

そして今日。ついに、扉の手前までやってきました。


扉の前の空気

坑道の奥、岩壁に埋め込まれるようにして立つ鉄の扉。
表面にはびっしりと古代文字と“封”の印。
近づくだけで肌がピリッとし、息が白くなる。

「もふ(訳:ぼく、もうここから先は行かなくてもいいと思うんだ)」

「いや、ここが目的地だよ」

「もふ(訳:……目的地、燃えてなかったっけ?)」

「燃えてたのは地図の端っこね」

そうこうしていると――。


鉱山精霊との遭遇

扉の前でランタンの火が揺れ、影がひとつ、岩壁からスッと抜け出しました。
人の形をしているようで、けれど身体は鉱石と霧でできている。
目の部分だけが星みたいに光っていて……間違いなく、これが噂の鉱山精霊。

「……来るな、人よ」

重い声が坑道に響いた瞬間、モフが前に飛び出しました。

「もふもふ!(訳:ちょっと待って!友達になろう!)」

「え、交渉!?今!?」


まさかの友達申請

精霊は無言でモフを見下ろしました。
するとモフは、自分のふわもふ尻尾をそっと差し出します。

「もふ(訳:ほら、これ柔らかいから触ってみて)」

……なぜか精霊の手が伸び、もふっと尻尾を掴みました。
鉱石のような手に柔らかさが伝わったのか、精霊の光がわずかに和らぎます。

「……奇妙な毛玉よ。敵意は……ないのか」

「もふ(訳:ないよ。おやつならちょっと欲しいけど)」

……モフ、まさか精霊相手におやつ交渉するとは。


封印の前に

結局、精霊はぼくたちを即座に追い返すことはせず、こう告げました。

「扉は開けるな。百年前と同じことを繰り返すな。
だが――羅針盤を持つ者ならば、いずれ真実に至るだろう」

羅針盤……やはり精霊もそれを知っているらしい。
去り際、精霊はモフにだけ「また来い、毛玉」と言い残しました。

「もふ(訳:え、ぼく指名?友達になったってこと?)」

「……どうやらそうみたいだね」


今日のまとめ

恐れていた精霊は、モフにだけ妙に優しかった。
尻尾を武器に、まさかの友達認定。
ぼくはまだ信用されていないようだけど……モフが橋渡し役になってくれるなら、道は開けるかもしれない。


ぼっちー今日のひとこと

「交渉カードがふわもふ尻尾とは思わなかった」


プロフィール

• 名前:ぼっちー(地図と記録の収集家・精霊とはまだ距離あり)
• 相棒:モフ(鉱山精霊と友達になったかもしれないふわもふ)
• 今日の記録:封印の扉到達/鉱山精霊と遭遇/モフが交渉成立?


次回は
精霊との対話のあと、坑道をさらに調べていくと――
地下水脈の奥から、不気味な金属音が響き渡る。
それは扉の封印と、どんな関わりがあるのか?

次回も、お楽しみに!
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