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ぼっちー世界の声を集める!?
319日目:南の光、扉の兆し
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~
319日目:南の光、扉の兆し
こんばんは、ぼっちーです。
今日は作戦会議で決めた通り、ぼくとモフは南への道をひたすら歩きました。
「世界の声」はなかなか見つかりませんでしたが、モフの「おやつタイム死守」の目標はきっちり達成されました。おやつを食べている時のモフの真剣な眼差し、あれこそ「聖獣の儀式」なのかもしれませんね。
午後になり、目の前に広がる景色がなんだかいつもと違って見えてきたんです。
空間を漂う、淡い光
南の空は、いつもならただ青いだけなのに、今日は地平線のあたりが淡い光を放っていました。
まるで、薄いベールが揺らめいているような、不思議な光です。
「ぼっちー、あれ! なんだか胸がドキドキするよ!」
モフは、ぼくの肩の上で興奮した様子で体を震わせています。
ぼくが方角を確かめると、その光は、地図に示された次の目的地とぴったり重なっていました。
「あれが、新しい扉の『兆し』じゃないかな?」
その光は、近づけば近づくほど、色彩が濃くなっていきます。青や緑、黄色といった光が混ざり合って、まるで空に虹の断片が浮かんでいるようでした。
冒険者を惑わす、道の誘惑
その光の近くまで来ると、モフが急に立ち止まりました。
「ねえ、ぼっちー。あっちの道、なんかいい匂いがしない?」
モフが指差すのは、ぼくたちが進むべき道とは別の、脇道です。
「いい匂い? モフ、それはきっと君の空腹が引き起こす幻覚みたいなものだよ」
「違うよ! これは『焼き立ての甘いパンと、とろけるチーズの匂い』だ! きっとこの先に、幻のパン屋さんがあるに違いない!」
モフは目を閉じ、全身で匂いを嗅いでいます。その真剣な顔といったら!
確かに、言われてみれば、なんとなく香ばしい匂いが漂っているような……いやいや、気のせい気のせい!
ぼくは「観察者」として、目の前の光という重要な手がかりに集中しないと!
「モフ、今はそれどころじゃないから! 扉の兆しが目の前にあるんだよ?」
ぼくが引っ張ると、モフは不満そうに「むぅ……」と唸りながらも、諦めて正しい道に戻ってきました。
どうやら、新しい扉への道は、モフにとって食欲との戦いでもあるようですね。
今日のまとめ
* 南の地平線に、次の扉を示すような淡い光を発見した
* その光は、まるで虹の断片のように揺らめいていた
* 扉の兆しが近づくにつれ、モフが脇道の『いい匂い』に惑わされそうになった
* なんとかモフの誘惑を振り切り、正しい道を進むことができた
ぼくたちの旅は、重大な発見と、モフのおやつへの執着で成り立っているのかもしれません。
ぼっちー今日のひとこと
「扉の兆しより『パンの兆し』に興奮する相棒って、どうなんですかね!?」
プロフィール
* 名前:ぼっちー(南の空に扉の兆しを観察した探検者)
* 相棒:モフ(扉よりも、脇道の『幻のパン屋』に心を奪われそうになった小さな相棒)
* 今日の記録:南の光/扉への兆し/食欲との戦い
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