異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

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ぼっちー世界の声を集める!?

342日目:スパイスの行方と、静かな路地裏

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異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~

342日目:スパイスの行方と、静かな路地裏


こんばんは、ぼっちーです。

昨日は、パン屋のロウルさんから「失われた記憶を取り戻すレシピ」を託されました!
これでモフの記憶が戻るかもしれない、とぼくは興奮していたのですが……。
当のモフは、ロウルさんにもらった「幸せの味がするパン」を大事そうに抱えて、それどころじゃないみたいです。


記憶の匂いを追って

ロウルさんの店を出て、ぼくたちはまず、レシピに足りない「謎の黒い粒(沈黙の香辛料?)」を探すことにしました。
ロウルさんのお店にあった「見本」の匂いを、モフがしっかり記憶しています。

「ぼっちー!"失われた記憶の匂い"は、こっちだよ! ぼくの鼻を信じて!」

モフは小さな胸を張り、くんくんと鼻を鳴らしながら市場の雑踏を進んでいきます。
ぼくは、その小さな背中を見失わないように、必死で後を追いかけました。


賑やかな「声」の中の「沈黙」

市場は相変わらずの賑やかさです。
肉の焼ける匂い、果物の甘い香り、人々の話し声。
これら強烈な「声」が、モフの繊細な嗅覚を邪魔します。

「むむ……! あっちの屋台の焼き菓子の匂いが、ぼくの記憶の匂いを邪魔するのだ!」

モフは時々、別の美味しそうな匂いに惑わされそうになりながらも、なんとか目的の匂いを嗅ぎ分けています。
「失われた記憶」よりも「今食べたいおやつ」の匂いの方が強いんじゃないかと、ぼくは少し心配になりました。


消えた少女と、残された手がかり

モフの鼻が最終的にぼくたちを導いたのは、なんと、先日出会った香辛料売りの少女がいた場所でした。

しかし、そこに少女の姿はありません。
屋台も籠もすべて片付けられていて、まるで最初から誰もいなかったかのようです。

「あの子、どこかへ行っちゃったのかな……」

ぼくが落胆していると、モフが屋台のあった地面をじっと見つめていました。

「ぼっちー、見て! あの子の匂いと、スパイスの匂いが、あっちに続いてるよ!」

モフが指差したのは、市場の喧騒から外れた、建物の影にある細い路地裏でした。
そこだけ、市場の賑やかな「声」が嘘のように届かない、静かな場所です。


路地裏の先に

ぼくたちは、その静かな路地裏へ足を踏み入れました。
すると、一番奥の壁が、ぼんやりと白く光っているのを発見しました。
それは、これまで見てきた「扉」とは違う、まるで壁に描かれた絵のような、不思議な輝きです。

「あの子、この中に入っていったんだ!」

モフが確信を持って言います。
「失われた記憶のレシピ」の材料は、この光る壁の先にあるのかもしれません。
ぼくたちは、壁にそっと手を触れてみました。


今日のまとめ

 * ロウルさんにもらったレシピの材料(沈黙の香辛料)を探すため、モフの嗅覚を頼りに市場を捜索した
 * モフが様々な「おやつの声」に惑わされつつも、目的の匂いを追跡した
 * 匂いをたどると、香辛料売りの少女がいた場所にたどり着いたが、彼女は姿を消していた
 * 残された匂いを追い、市場の路地裏で白く光る壁(新しい扉?)を発見した

少女の行方と、レシピの材料、そして新しい扉。すべての謎が、この光る壁の先で繋がっていそうです!


ぼっちー今日のひとこと

「モフの鼻が『記憶』と『おやつ』を間違えなくて、心の底からホッとしました!」


プロフィール

 * 名前:ぼっちー(モフの嗅覚を信じ、新たな扉を発見した観察者)
 * 相棒:モフ(おやつの誘惑に耐え、失われた記憶の匂いを追跡した小さな相棒)
 * 今日の記録:スパイスの追跡/少女の失踪/路地裏の光る壁

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