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ぼっちー世界の声を集める!?
343日目:光る壁の向こう、少女の秘密
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~
343日目:光る壁の向こう、少女の秘密
こんばんは、ぼっちーです。
昨日は、市場の路地裏で白く光る壁を発見しました。
香辛料売りの少女の匂いが続いていた、あの不思議な壁です。
ぼくたちが壁にそっと手を触れると、壁はまるで水面のように揺らぎ……ぼくたちはその光の中に、すーっと吸い込まれてしまいました!
香りの記憶が集まる場所
目を開けると、そこは市場の喧騒とはまったく違う、静かな空間でした。
周囲は薄暗いですが、無数の小さな光の玉が浮かんでいます。
そして、これまで嗅いだことのないような、清らかで、懐かしい香りに満ちていました。
「ぼっちー! ここ、『失われた記憶の匂い』でいっぱいだよ!」
モフは、ぼくの肩の上で大興奮!
どうやらこの場所こそ、ぼくたちが探していた「沈黙の香辛料」の源流のようです。
少女との再会と、彼女の役割
光の玉が浮かぶ空間の奥に、あの香辛料売りの少女が立っていました。
ぼくたちを見ると、少女は驚くでもなく、静かに微笑みました。
市場にいた時の、あの悲しげな瞳ではなく、今は澄んだ瞳をしています。
モフが少女に駆け寄り、心の中で話しかけます。
「君、どうしてここにいるの? ここは一体どういう所なの?」
モフは、少女の心の声をぼくに伝えてくれました。
「ここは『香りの記憶』が集まる場所。私はここを託された時から、この市場で消えていく『忘れられた想い』を、香りに変えて集めているの」
少女は、自ら「沈黙」に寄り添い、この場所を守っていたんだそうです。
ついに手に入れた「記憶の種」
モフは少女に、ぼくたちがロウルさんから託された「記憶のレシピ」を持っていること、足りない材料についてを伝えました。
彼女は頷き、空間の中心でひときわ強く輝く光の玉に手を伸ばし、そこから一粒の真っ黒な種を取り出しました。
「ぼっちー、これだよ! これが『記憶の匂い』の塊だ!」
モフは、その種を見て、小さな体を震わせています。
少女は、その黒い種をぼくの手にそっと乗せてくれました。
「この種は、『沈黙』から『声』を生み出す力を持っているの。でも、とても強い力だから、使う時は気をつけて」
少女は言葉を話さないはずなのに、その「心の声」は、ぼくの心にもはっきりと響きました。
ついに、モフの記憶を取り戻すための、最後の材料が揃いました!
今日のまとめ
* 路地裏の光る壁を抜け、「香りの記憶」が集まる不思議な空間に到着した
* 香辛料売りの少女と再会し、彼女が「忘れられた想い」を守る役目を持っていたことを知った
* モフが、この空間が「失われた記憶の匂い」の源だと突き止めた
* 少女から、レシピの最後の材料である「黒い種」を託された
少女の「沈黙」は、悲しみだけではなく大切なものを守るための、強くて優しい「声」でもあったのですね。
ぼっちー今日のひとこと
「『香りの記憶』の空間、あまりにいい匂いすぎて、モフが深呼吸しながらとろけていました」
プロフィール
* 名前:ぼっちー(香りの記憶の空間で、レシピの最後の材料を手に入れた観察者)
* 相棒:モフ(失われた記憶の匂いに包まれ、幸せそうにしていた小さな相棒)
* 今日の記録:光る壁の向こう側/香りの記憶の空間/少女との再会/黒い種の入手
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