異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

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ぼっちー世界の声を集める!?

346日目:聖獣の初仕事、市場の声(味)調査

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異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~

346日目:聖獣の初仕事、市場の声(味)調査


こんばんは、ぼっちーです。

昨日は、モフが「記憶のパン」を食べて、ついに「守護者の掟・最終条項」に目覚めました。
その使命とは……「世界の声(=美味しいもの)を、正しく評価(=食べる)する」こと!

ぼくは、お財布の心配で頭が痛かったのですが、当のモフはやる気に満ち溢れています。


聖獣モフ、市場へ出陣

「ぼっちー、ロウルさん! ぼく、『聖獣の使命』を果たしに行ってくる!」

パン屋のロウルさんにお礼を言うのもそこそこに、作業台から飛び降りました。
そして、まっすぐ市場の喧騒の中へと駆け出していきます!

「あ、ちょっと待ってよモフ!」

ぼくは慌ててロウルさんに頭を下げ、モフの後を追いかけました。
ロウルさんは、そんなぼくたちの背中を見て、「若い『記録者』と『守護者』は元気でいいねぇ」と、楽しそうに笑っていました。


最初の「声の評価」

モフが最初に向かったのは、チーズ屋台……ではなく、その向かいにある焼き菓子屋さんでした。
「沈黙」させられたチーズのことは、さすがにまだ警戒しているようです。

モフは、屋台の前に仁王立ち(?)になると、店主に向かって厳かに言いました。

「この『声』、ぼくが評価するのだ! 一番甘い『声』を、ぼっちーにください!」

店主は、突然現れたしゃべる毛玉に目を丸くしています。
ぼくは、「あ、えーと、この子が食べたいそうで……」と、銀貨を差し出しました。

モフは、渡された焼き菓子をじっくりと観察し、香りを嗅ぎ、一口食べます。
そして、目を閉じて深く頷きました。

「……ふむふむ。『温かくて、優しい声』100点!」

店主は訳が分からないまま「あ、ありがとうございます……?」と、戸惑っています。
ぼくは、その様子をこっそり記録に書き留めました。


止まらない「聖獣の使命」

「次! 次は、あっちの『力強い声』(=串焼き肉)を評価する!」

「あ、その次は『透き通った声』(=果物の搾り汁)だ!」

モフの「聖獣の使命」は止まりません。
市場の屋台を次から次へと巡り、その度にぼくの財布からは銀貨が消えていきます。

ぼくの役割は「観察者」であり、モフは「守護者」。
そして、どうやらぼくには、「守護者の活動資金を提供するスポンサー」という、新たな役割も追加されたようです。

ぼくの巾着袋が「沈黙」に近づいていくのと反比例して、モフの体は満足感で「声」に満ち溢れているようでした。


今日のまとめ

 * 目覚めたモフが、早速「聖獣の使命」を果たすため、市場の「声(=食べ物)」の評価(?)を開始した
 * ぼくは、モフの活動資金を支払うスポンサーとしての役割を全うした
 * モフは、焼き菓子から串焼き肉まで、数々の「声」を評価し、大変満足そうだった
 * ぼくの財布は、「沈黙」(=空っぽ)になった

「世界の声」を集める旅って、こんなにもお財布に厳しいものだったんですね……。


ぼっちー今日のひとこと

「『聖獣の使命』って、要するに『市場の食べ歩きツアー』ってことじゃないですか!」


プロフィール

 * 名前:ぼっちー(聖獣の使命(=食べ歩き)の活動資金を全額負担した観察者)
 * 相棒:モフ(市場の「声」を片っ端から評価し、聖獣の使命を果たした小さな相棒)
 * 今日の記録:市場の食べ歩き/聖獣の評価活動/財布の沈黙

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