異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

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ぼっちー世界の声を集める!?

347日目:財布の沈黙と、噴水の「声」

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異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~

347日目:財布の沈黙と、噴水の「声」


こんばんは、ぼっちーです。

昨日のモフの「聖獣の使命(=市場の食べ歩き)」は、大成功に終わりました。
……その結果、ぼくのお財布は、先日出会った『沈黙の砦』のように、完全に静まり返ってしまいました。

「ぼっちー、次はどこの『声』を評価しに行くの?」

満足そうにお腹をさすりながら、モフがぼくを見上げます。


活動資金の危機と、ロウルさんの助言

「いや、モフ。次の『声』の前に、まず『ぼくの財布の声』を聞いてほしいんだけど……」

ぼくの巾着袋は、銀貨一枚入っていない、悲しい「沈黙」を奏でています。
このままでは、ぼくたちの旅(と、モフのおやつ)が続けられません!

ぼくたちは、しょんぼりしながらパン屋のロウルさんの元へ戻りました。

「ロウルさん、聖獣の使命は果たしたんですが、活動資金が底をつきました……」

ロウルさんは、ぼくの空っぽの財布を見て、苦笑いを浮かべました。

「『守護者』の活動には、どうやら『観察者』の財力が必要なようだね。……ちょうどいい。この市場で、君たちの力が必要な『沈黙』があるんだ」


市場の片隅、忘れられた噴水

ロウルさんが教えてくれたのは、市場の広場の片隅にある、古い噴水でした。
その噴水は、かつては美しい音色で水を奏で、人々の憩いの場だったそうです。
しかし、今は水も枯れ、市場の喧騒にかき消されて、誰も見向きもしません。
人々が忘れたことで、噴水は「沈黙」してしまったのです。

「この噴水の『声』を取り戻してくれれば、市場の組合から、君たちの旅の足しになるくらいの謝礼が出るはずだ」


モフの新たな使命(と、おやつ)

「沈黙」と聞いた瞬間、モフの目がキランと光りました。

「わかった! これは『守護者の掟・第四条』だ! 『沈黙した声は、必ず救い出すべし!』だよ!」

どうやら、おやつが絡まなくても、モフの使命感はちゃんと働くようです。
(ぼくは、その掟が昨日思いついたものではないかと疑っていますが……)

モフは、水が枯れた噴水の縁にちょこんと座り、その石に向かって心の中で話しかけ始めました。

「ねぇ、噴水さん。君はどんな『声』を持っていたの? 『美味しいお水』だったの?」

……やっぱり、モフの思考は、最終的に「美味しい」かどうかに行き着くようですね。


今日のまとめ

 * 昨日の「聖獣の使命」で、ぼくの財布が完全に「沈黙」した
 * パン屋のロウルさんから、活動資金を得るための新しい「仕事」を紹介してもらった
 * その仕事は、市場の片隅で「沈黙」した古い噴水の「声」を取り戻すこと
 * モフは、新たな掟を発動し、噴水に「美味しい水かどうか」を問いかけ始めた

財布の「沈黙」を救うため、今度は噴水の「沈黙」を救う。
ぼくたちの旅は、なかなか現実的じゃないですか!


ぼっちー今日のひとこと

「モフの『守護者の掟』、このままだと百条くらいまで増えそうな気がしますね」


プロフィール

 * 名前:ぼっちー(財布の沈黙を救うため、噴水の調査という仕事を引き受けた観察者)
 * 相棒:モフ(新たな掟を発動し、噴水の「味」に興味津々な小さな相棒)
 * 今日の記録:財布の沈黙/ロウルさんの助言/忘れられた噴水/モフの新たな掟

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