異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g

文字の大きさ
194 / 482
ぼっちー家を買う!?

194日目:畑を始めてみた。芽が出るのはうれしい

しおりを挟む

異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~

194日目:畑を始めてみた。芽が出るのはうれしい


こんばんは、ぼっちーです。

昨日のパン屋さんとの会話で、「これ、自分で育てたらもっと楽しいかもなあ」と思ったのがきっかけで、
今日はついに、庭の隅っこに畑を作ることにしました!

いざ始めてみると、想像以上にモフがはりきってくれて……
ふたりで土まみれになりながら、家庭菜園スタートです。


ハーブの束と、くしゃみと、庭の誘惑

朝ごはんのあと、テーブルに置いたハーブの束を眺めながらのんびりしていたら、モフが鼻をひくひくさせて……

「ふぶぇっ!」

と、くしゃみ。
目をしぱしぱさせながら、じっと庭の方を見ている様子。

もしかして、ここに何か植えたいと思ってるの、僕だけじゃないのかも?
そんな気がして、道具を取り出して、土を掘る準備を始めました。


掘る、まく、祈る

スコップで土を掘り返すと、思った以上に固くて、ところどころに石も混じっていて。
モフは最初、後ろでおすわりして見ていたけれど、途中から我慢できなくなったのか、突然土の山にダイブ!

……で、勢いよく鼻先を突っ込んで、ぷしゅっ。

なんだか嬉しそうな顔をしているモフを見ると、こちらまで楽しくなってきます。

畝(うね)を作って、野菜とハーブの種をひとつずつまきながら、「ちゃんと芽が出ますように」って、少し祈る気持ちで水をかけました。

モフは、種を入れた袋をじーっと見つめたり、まいた場所の土を鼻先でそっとなぞったり。
……どうやら、気になるらしいです。


畑の見張り番に立候補?

午後になって日差しがぽかぽかしてくると、モフは畑のすぐそばにちょこんと座り込み。
風で揺れる木の葉に耳をぴくぴくさせて、時おり小さく「もふっ」と鳴きながら、じーっと種をまいた土を見てました。

まるで、(ちゃんと育つかな……)って様子を見守ってるみたい。

そのうち、ごろんと横になっておなかを見せながらウトウト……
たまにぴくっと耳が動くのが、なんだか本当に見張ってくれているようで、かわいくて仕方なかったです。


土の匂いと、香ばしいパンの耳

作業を終えてベンチに腰かけると、モフもとことこやってきて足元にくっついてきました。
昨日もらったパンの耳を軽くあぶって、おやつタイムに。

一口かじると、モフがじっとこっちを見てくるので、ちょっとだけおすそ分け。
もぐもぐしながら、しっぽをふにふに動かすのが(おいしい~)って言ってるみたい。

土の匂いとバターの香り、鳥のさえずりとモフの鼻息。
こんなにのんびりした時間、昔の自分は想像もしてなかったなあ……。


ぼっちー今日のひとこと

「育てるって、待つことなんですね。モフと一緒なら、その時間も楽しいです」


プロフィール
• 名前:ぼっちー(農業初心者。水やりの頻度がちょっと多すぎるかも)
• 相棒:モフ(畑を誰よりも気にしている警備モフ。よく地面を見つめてます)
• 今日の出来事:庭の隅に小さな畑を作りました! モフと一緒に土いじり
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

家ごと異世界ライフ

もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!

優の異世界ごはん日記

風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。 ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。 未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。 彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。 モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

異世界に降り立った刀匠の孫─真打─

リゥル
ファンタジー
 異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!  主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。  亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。  召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。  そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。  それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。  過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。 ――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。  カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。

貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!

Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた! ※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ

如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白? 「え~…大丈夫?」 …大丈夫じゃないです というかあなた誰? 「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」 …合…コン 私の死因…神様の合コン… …かない 「てことで…好きな所に転生していいよ!!」 好きな所…転生 じゃ異世界で 「異世界ってそんな子供みたいな…」 子供だし 小2 「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」 よろです 魔法使えるところがいいな 「更に注文!?」 …神様のせいで死んだのに… 「あぁ!!分かりました!!」 やたね 「君…結構策士だな」 そう? 作戦とかは楽しいけど… 「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」 …あそこ? 「…うん。君ならやれるよ。頑張って」 …んな他人事みたいな… 「あ。爵位は結構高めだからね」 しゃくい…? 「じゃ!!」 え? ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

処理中です...