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ぼっちー冒険記作家になる!?
204日目:風を読む羊飼いの少年
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
204日目:風を読む羊飼いの少年
こんばんは、ぼっちーです。
今日は、旅の初日に出会ったとある少年とのお話をお届けします。
風の丘へ向かう道は、思っていたよりも静かでのどか。
ゆるやかな草原の道が続いていて、鳥の声と風の音がBGMみたいに流れてました。
道の途中で出会ったのは、一人で羊の群れを見守る少年の羊飼い。
ただの通りすがりのはずだったのに、思わぬ発見がいっぱいの出会いになりました。
草原の中で聞こえた「もふっ!」
昼頃、広い草原を歩いていたら、突然モフが立ち止まりました。
「もふっ……!」
じっと草の向こうを見つめたかと思うと、するするとぼくの腕を降りて走っていくモフ。
あわてて追いかけると、草をかき分けた先に——
白い羊たちの群れと、その真ん中で背伸びして草笛を吹いてる少年の姿がありました。
風の匂いを読む少年
その少年、リュークくんは、この辺りで羊を放牧している家の息子だそうです。
見た目は10歳くらい。風にボサっとなびく髪と、焼けた肌。
そして彼、なんと「風の匂いで天気がわかる」って言うんです。
「今日は風が甘いから、もうすぐ海から霧が来るよ」
「それまでに丘を越えたほうがいい。霧に巻かれると、道が消えるから」
——まるで詩人みたいなことをサラッと言って、羊を追いながら微笑むリュークくん。
しかも草笛が上手で、音色を聞いてるだけで風が変わってくる気がするくらい。
羊と遊びつつ、見守りモード
一方、モフはといえば、羊たちに大人気。
「もふっ!」「もふーっ」「もふぅぅ……!」
最初は小さな毛玉にびっくりして逃げてた羊たちも、
すぐにモフのふにゃっとした笑顔にやられたようで、
囲まれては頭をごつんとされたり、背中に乗られそうになったりしてました。
モフ自身はあんまり嫌がる様子もなくて、むしろちょっと得意げ。
羊の子どもたちに指導するように「もふっ!」と鳴いてました。なんだその立場。
リュークくんのパンと、旅人の話
丘の手前で少し休憩。リュークくんが持っていた干し草の上で一緒に昼ごはん。
「旅人さん、風の丘に行くんだよね。あそこには昔、風読みの塔があったんだって」
塔の話、また出てきた……!
リュークくんによると、その塔は今はもう壊れて残ってないけど、
風のことを研究してた人が住んでいたらしいです。
「風の丘の上に立つと、今でも北の風が来る前に空が鳴るんだよ」
「おじいちゃんが言ってた。“風は、過去も未来も連れてくる”って」
リュークくんの目は、羊飼いというより、冒険者のようにキラキラしてました。
ぼっちー今日のひとこと
「風を読む少年に教えられたのは、空の音と、人のまっすぐさ。」
プロフィール
• 名前:ぼっちー(冒険記作家・草原取材中)
• 相棒:モフ(羊との距離感の天才)
• 今日の出会い:風の丘の手前で出会った羊飼い・リュークくんと、空の話。
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