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ぼっちー冒険記作家になる!?
242日目:船と風と、潮の香りと
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
242日目:船と風と、潮の香りと
こんばんは、ぼっちーです。
昨日、貿易都市ベルガルドに到着しました。街は活気に満ちていて、空気はちょっと湿っていて、そしてなにより——海の香りがする!
今朝、宿「碧の窓辺亭」の窓を開けた瞬間、真っ先に飛び込んできたのは、
「カモメの鳴き声」「帆船のきしむ音」「人々の声」。
それを聞いたモフが、寝ぼけた顔のままこう言いました。
「もふ……(訳:魚の声がする)」
違う、それはカモメ……。
船着場まで散歩してみた
朝ごはんを終えて(モフは魚入りスープを秒で完食)、港を歩いてみることにしました。
石畳の通りを抜けると、広がる青。
そこには大小さまざまな船が並び、帆が風を受けてはためいています。
港のあちこちで船乗りたちが声を張り上げ、ロープを引っ張り、積み荷を運んでる。潮と汗のにおい。海の男たちの世界って感じです。
するとモフが、ひときわ大きな船を見つけて駆けだしました。
「もふっ!?(訳:あれ、乗りたい!)」
それは商隊用の外洋船、たぶんぼくらにはまだ早い……と思ったけど、
モフがぐいぐいロープをよじ登ろうとしてる!? こらーーー!!
船員のお兄さんと話す
「ん? この子、まさか乗る気かい?」
慌てて止めに入ったぼくに、船員のお兄さんが笑って話しかけてくれました。
聞くと、この船は「イシュマール航路」という異国との交易ルートを回ってるらしい。
南の海の先、地図にはまだ詳しく記されていない島々——そんな場所にも航海してるんだとか。
「冒険記作家ってのは珍しいな。だったら、そのうちこういう船に乗るのもいいぞ?
海の上には、まだ地図に載らない“何か”がいっぱいある」
お兄さんの目が、真剣そのもので。
なんだろう、あのときの灯火の“旅人”の目と、似てた気がします。
モフは、お兄さんの足元で「もふ……(訳:地図に載ってない魚……)」とつぶやいてた。いや、魚じゃないから。
港町の日常、旅人の目線で
その後、船着場の近くにある小さなカフェに寄りました。
潮風が通り抜けるテラス席。ぼくは甘い“はちみつ入り紅茶”、モフは「塩干し魚のミルク煮(朝二回目)」。
ノートを開いて、記録を書く。風がページをめくってしまうのも、海辺らしいご愛嬌です。
不意にモフが言いました。
「もふもふ……(訳:ぼっちー、こういうの、好き?)」
「うん。たぶん、好きだよ」
新しい町の空気を吸って、知らない人と話して、ページに物語を記す。
こうして旅を続けていられるのは、モフがいてくれるからだって、たぶんモフには照れくさくて言えないけど。
ぼっちー今日のひとこと
「港に降りたら、風がすぐに教えてくれる。ここにも物語があるよ、って」
プロフィール
• 名前:ぼっちー(潮風と紅茶とノートの人)
• 相棒:モフ(風より速く魚を見つける能力を持つらしい)
• 今日の記録:港探索/航路の話/風の中の執筆タイム
次回は、テラスに吹く海風と、物語の断片。静かな執筆時間。
……でも、モフが妙に落ち着かないのは、何かが近づいているから?
また明日、お会いしましょう!
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