33 / 64
第5章 俺たちは『英雄』じゃなくて、『愛の逃避行』がしたい
第33話:英雄の代償は書類の山
ザザァ……ザザァ……。
波の音が聞こえる。
目の前には、宝石のように輝くコバルトブルーの海。
空はどこまでも高く青く、白い雲が浮かんでいる。
「……あーん、してくれ。ルシアン」
隣には、サングラスを額にかけ、トロピカルジュースを手にしたオルドリン。
彼は甘く微笑み、俺の肩を抱いている。
ああ、なんて幸せなんだ。
これぞ楽園。これぞ俺たちが求めたバカンス――。
「――旦那様、奥様、現実にお戻りください」
無慈悲な声と共に、ドサッ! と重い音が響いた。
「……ハッ!?」
俺、ルシアンは現実に引き戻された。
目の前に広がっているのは、青い海ではない。
白い紙の海だ。
あれから数日。
場所は、クライス伯爵邸の執務室。
季節は年の瀬。
窓の外では北風が吹き荒れているが、室内は暖炉の火が燃えている。
だが、俺たちの心は吹雪のように寒かった。
「……セバスチャン。今、置いたのはなんだ?」
執務机に突っ伏していたオルドリンが、亡霊のような声で尋ねた。
その美しい銀髪は乱れ、目の下には薄っすらとクマができている。
「王都の書簡局より届きました、本日の『追加分』でございます」
老執事セバスチャンは、涼しい顔でワゴンを指し示した。
そこには、小山のような手紙の束が積まれている。
「……嘘だろ。またかよ」
俺は天井を仰いだ。
あの日、甘い雰囲気で「次は南の島だ!」と地図を広げた夜から数日。
俺たちは一歩も屋敷から出られずにいた。
英雄、救世主、理想の夫婦。
そんなキラキラした肩書きを聞きつけた人々から、雪崩のような手紙が押し寄せているのだ。
「恋文が3割、陳情書が4割、残り3割は……『ぜひ我が領地へ講演に』という招待状でございますな」
「燃やせ」
「旦那様」
「屋敷の暖炉の燃料にしろと言っているんだ……!」
オルドリンがガバッと起き上がり、書類の山を睨みつけた。
「なんだこれは! 処理しても処理しても減らん! むしろ増殖している! これは新手の呪いか!?」
「呪いではなく『名声』でございますよ。……先の王宮での、旦那様と奥様のご活躍。あれが決定打でございましたな」
セバスチャンが「ホッホッホ」と楽しそうに笑いながら、手際よく新たな書類の山を築いていく。
そう。俺たちが『星渡りの夜会』で派手に活躍したせいで、クライス家は今、かつてないほどの注目を浴びているのだ。その代償が、この「白い地獄(書類仕事)」である。
「……もう無理だ。行けない」
オルドリンがガクリと項垂れた。
手には、行きたいところを話し合って沢山の印がついている『エメラルド諸島』の観光資料が握りしめられている。
「明日からだぞ……? 明日から君と二人きりで、南の島へ行くはずだったのに……。私の計画では、今頃は荷造りを終えて、ベッドの中で明日の予定を語り合っているはずだったのに……!」
彼の悲痛な叫びが部屋に響く。
その背中から立ち上る絶望のオーラで、室温が急激に下がり始めた。
窓ガラスにピキピキと霜が走る。
「旦那様、落ち着いてください。屋敷が凍ってしまいます」
「凍らせてやる……。いっそ時間ごと凍結して、この現実から逃避してやる……」
「旦那様。時間を凍らせたら国際問題になります」
セバスチャンが迅速に暖炉に薪をくべる。
俺は、散らばった書類の山を呆然と見つめていた。
このままでは、バカンスは中止だ。
青い海も、虹色の魚も、全部キャンセル。
そして年末年始は、この寒い執務室で、ひたすら書類の返事を書き続けることになる。
(……そんなの絶対嫌だ)
俺の中で、何かがプツンと切れた。
前世の夏休み最終週宿題大戦経験と、今の冒険者としての根性が、化学反応を起こして燃え上がる。
俺は資料をオルドリンの手からひったくり、机の上に叩きつけた。
「――やるぞ」
「……え?」
「諦めてたまるか。俺たちのバカンスは、紙切れごときに邪魔させない!」
俺は腕まくりをし、仁王立ちになった。
「セバスチャン! ワゴンをもう一台持ってきてくれ!」
「は、はい! しかし奥様、この量は流石に……」
「終わらせるんだよ。物理(スピード)でな!」
俺はふらつくオルドリンの肩を掴み、無理やり椅子に座らせた。
「いいか旦那様。今から俺が『仕分け』をする。アンタはもう中身を読まなくていい。俺が『サイン』と言ったらサイン、『却下』と言ったら魔力印で却下しろ。思考を止めて手を動かせ!」
「し、しかしルシアン。中には重要な案件も……」
「俺が判断する! アンタの『妻』としての眼力と、『事務処理能力』を信じろ!」
俺が力強く言い切ると、オルドリンの死んだ魚のような目に、微かに光が戻った。
「……信じる。君になら、全財産を任せてもいい」
「よし、その意気だ! セバスチャン、アンタは『封蝋(シーリング)』と『発送』担当だ! 俺たちの速度についてこれるか?」
「おやおや……」
老執事は片眼鏡をキラリと光らせ、不敵な笑みを浮かべた。
「このセバスチャン、伊達に三代に渡ってクライス家にお仕えしておりません。……奥様の本気、受けて立ちましょう」
役者は揃った。
俺たちの、仁義なき戦いが始まる。
「行くぞ! 第1ラウンド開始!」
俺は山の中から書類を鷲掴みにした。
前世のテスト期間に培った一夜漬け用速読&ヤマあて、発動。
「『王立魔導研究所からの講演依頼』! 報酬は良いが拘束時間が長い! 却下!」
「承知!」
ドンッ!
オルドリンが魔力を込めたスタンプを叩きつける。
「『辺境伯からの縁談』! ゴミ箱!」
「燃えろ!」
ボッ!(書類が空中で灰になる)
「『領地の橋の修繕予算申請』! これは重要! 承認!」
「サインする!」
サラサラサラ……ッ!
「セバスチャン、回収!」
「はい、ただちに!」
シュパァッ!
セバスチャンが残像が見えるほどの速度で書類を回収し、熱した蝋を垂らし、封をする。
早い。
この二人、事務処理能力が高すぎる!
「次! 『若返りの秘薬の売り込み』! 詐欺だ、ゴミ箱!」
「『夜会の招待状』! 定型文で断れ!」
「『恋文』! ……オルドリン様愛してます、だってさ」
俺が読み上げると、オルドリンは不愉快そうに鼻を鳴らし、スタンプを押すついでに俺の手の甲にチュッと音を立ててキスを落とした。
「私の愛を受け取れるのは、世界でルシアンただ一人だ。……焼却処分!!」
「はいはい、ごちそうさま! 次!」
執務室に、紙をめくる音と、スタンプの音、そしてセバスチャンの封蝋の音がリズミカルに響き渡る。
それはまるで、戦場のドラムのようだ。
一時間経過。
山が一つ消えた。
三時間経過。
ワゴンの山が消えた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
日が落ち、部屋が暗くなり始めた頃。
俺たちは一時停止した。
流石に腕が痛い。魔力切れも近い。
「……ルシアン。燃料切れだ」
オルドリンがペンを持ったまま、ことりと俺の肩に頭を乗せてきた。
その重みが心地よい。
「……ルシアン成分を補給しないと、もう指一本動かない」
「甘えん坊だな。……ほら」
俺は彼の髪をくしゃっと撫で、ポケットからキャンディを取り出して口に含ませてやった。
ついでに、彼のこめかみにキスを落とす。
「ん……」
「あと少しだ。頑張れば、明日の朝には海だぞ」
オルドリンはアメを転がしながら、俺の腰に回した腕にギュッと力を込めた。
そのまま服の中に手を滑り込ませ、素肌に触れてくる。
「……海も楽しみだが、私は今すぐ君を食べたい」
「そんなこと言ってる暇があったら手を動かしてくれ」
「冷たい……。だが、そこもいい」
彼は俺の腹に顔を埋め、スーハ―と深呼吸を繰り返した。
まるで猫がマタタビを吸うような必死さだ。
「……よし、回復した。ルシアンの体温補給完了。今の私は無敵だ」
「早っ!」
彼はバッと顔を上げた。
その瞳はギラギラと輝き、先ほどまでの疲労困憊が嘘のように生気に満ちている。
これが……愛の力(という名の煩悩)か。
「見せつけられますなぁ」
いつの間にか新しい紅茶を淹れていたセバスチャンが、しみじみと呟いた。
その目元をハンカチで拭っている。
「旦那様が……人付き合いを極端に嫌がり、返信をいつも丸投げだったあの旦那様が、愛する人のためにこれほど馬車馬のように働くとは……。私、感涙で前が見えません」
「泣いてる暇があったら手を動かせセバスチャン! ラストスパートだ!」
「はいはい、仰せのままに!」
俺たちは再び加速した。
外では雪が本降りになっている。
王都の鐘が、夜の時を告げた。
世間は仕事納めを済ませ、家族団欒の時間を過ごしているだろう。
だが、俺たちの執務室は熱気に包まれていた。
目の前の「現実(書類)」を片付け、その先にある「理想(バカンス)」を掴み取るために。
「次! 『南方海域の海図と航路許可証』!」
「あっ……!」
俺が読み上げた瞬間、オルドリンの手が止まった。
彼はその書類をひったくるように受け取り、目を見開いた。
「これは……! 私が出張前に手配した、バカンス用の特別航路の許可証! ようやく届いたか!」
「え、マジで? これがないと行けなかったの?」
「ああ。これさえあれば、関所をスルーして最短ルートで島へ行ける。……よし、最優先で承認だ!」
ドンッ!!
今日一番の重い音が響いた。
「見たかルシアン! これで我々の勝利は確定した!」
「よっしゃあ! 残りも一気に片付けるぞ!」
「おおーっ!!」
俺たちは雄叫びを上げた。
もはや何と戦っているのか分からないが、テンションは最高潮だ。
白い紙の山が、見る見るうちに平地へと変わっていく。
その光景は、どんな魔法よりも劇的で、どんな冒険よりも過酷な、俺たち夫婦の『愛の共同作業』だった。
外の闇が深まり、雪の勢いが増していく。
刻一刻と、その時が近づいていた。
「止まるなルシアン! バカンスは目の前だ!」
「分かってる! 全部、全部終わらせてやる!」
俺たちのペンは、もはや残像しか見えない領域へと突入していた。
あなたにおすすめの小説
婚約者の王子様に愛人がいるらしいが、ペットを探すのに忙しいので放っておいてくれ。
フジミサヤ
BL
「君を愛することはできない」
可愛らしい平民の愛人を膝の上に抱え上げたこの国の第二王子サミュエルに宣言され、王子の婚約者だった公爵令息ノア・オルコットは、傷心のあまり学園を飛び出してしまった……というのが学園の生徒たちの認識である。
だがノアの本当の目的は、行方不明の自分のペット(魔王の側近だったらしい)の捜索だった。通りすがりの魔族に道を尋ねて目的地へ向かう途中、ノアは完璧な変装をしていたにも関わらず、何故かノアを追ってきたらしい王子サミュエルに捕まってしまう。
◇拙作「僕が勇者に殺された件。」に出てきたノアの話ですが、一応単体でも読めます。
◇テキトー設定。細かいツッコミはご容赦ください。見切り発車なので不定期更新となります。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
【16話完結】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /チャッピー
AI比較企画作品
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
田舎育ちの天然令息、姉様の嫌がった婚約を押し付けられるも同性との婚約に困惑。その上性別は絶対バレちゃいけないのに、即行でバレた!?
下菊みこと
BL
髪色が呪われた黒であったことから両親から疎まれ、隠居した父方の祖父母のいる田舎で育ったアリスティア・ベレニス・カサンドル。カサンドル侯爵家のご令息として恥ずかしくない教養を祖父母の教えの元身につけた…のだが、農作業の手伝いの方が貴族として過ごすより好き。
そんなアリスティア十八歳に急な婚約が持ち上がった。アリスティアの双子の姉、アナイス・セレスト・カサンドル。アリスティアとは違い金の御髪の彼女は侯爵家で大変かわいがられていた。そんなアナイスに、とある同盟国の公爵家の当主との婚約が持ちかけられたのだが、アナイスは婿を取ってカサンドル家を継ぎたいからと男であるアリスティアに婚約を押し付けてしまう。アリスティアとアナイスは髪色以外は見た目がそっくりで、アリスティアは田舎に引っ込んでいたためいけてしまった。
アリスは自分の性別がバレたらどうなるか、また自分の呪われた黒を見て相手はどう思うかと心配になった。そして顔合わせすることになったが、なんと公爵家の執事長に性別が即行でバレた。
公爵家には公爵と歳の離れた腹違いの弟がいる。前公爵の正妻との唯一の子である。公爵は、正当な継承権を持つ正妻の息子があまりにも幼く家を継げないため、妾腹でありながら爵位を継承したのだ。なので公爵の後を継ぐのはこの弟と決まっている。そのため公爵に必要なのは同盟国の有力貴族との縁のみ。嫁が子供を産む必要はない。
アリスティアが男であることがバレたら捨てられると思いきや、公爵の弟に懐かれたアリスティアは公爵に「家同士の婚姻という事実だけがあれば良い」と言われてそのまま公爵家で暮らすことになる。
一方婚約者、二十五歳のクロヴィス・シリル・ドナシアンは嫁に来たのが男で困惑。しかし可愛い弟と仲良くなるのが早かったのと弟について黙って結婚しようとしていた負い目でアリスティアを追い出す気になれず婚約を結ぶことに。
これはそんなクロヴィスとアリスティアが少しずつ近づいていき、本物の夫婦になるまでの記録である。
小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。
【第一部・完結】毒を飲んだマリス~冷徹なふりして溺愛したい皇帝陛下と毒親育ちの転生人質王子が恋をした~
蛮野晩
BL
マリスは前世で毒親育ちなうえに不遇の最期を迎えた。
転生したらヘデルマリア王国の第一王子だったが、祖国は帝国に侵略されてしまう。
戦火のなかで帝国の皇帝陛下ヴェルハルトに出会う。
マリスは人質として帝国に赴いたが、そこで皇帝の弟(エヴァン・八歳)の世話役をすることになった。
皇帝ヴェルハルトは噂どおりの冷徹な男でマリスは人質として不遇な扱いを受けたが、――――じつは皇帝ヴェルハルトは戦火で出会ったマリスにすでにひと目惚れしていた!
しかもマリスが帝国に来てくれて内心大喜びだった!
ほんとうは溺愛したいが、溺愛しすぎはかっこよくない……。苦悩する皇帝ヴェルハルト。
皇帝陛下のラブコメと人質王子のシリアスがぶつかりあう。ラブコメvsシリアスのハッピーエンドです。
僕たちの世界は、こんなにも眩しかったんだね
舞々
BL
「お前以外にも番がいるんだ」
Ωである花村蒼汰(はなむらそうた)は、よりにもよって二十歳の誕生日に恋人からそう告げられる。一人になることに強い不安を感じたものの、「αのたった一人の番」になりたいと願う蒼汰は、恋人との別れを決意した。
恋人を失った悲しみから、蒼汰はカーテンを閉め切り、自分の殻へと引き籠ってしまう。そんな彼の前に、ある日突然イケメンのαが押しかけてきた。彼の名前は神木怜音(かみきれお)。
蒼汰と怜音は幼い頃に「お互いが二十歳の誕生日を迎えたら番になろう」と約束をしていたのだった。
そんな怜音に溺愛され、少しずつ失恋から立ち直っていく蒼汰。いつからか、優しくて頼りになる怜音に惹かれていくが、引きこもり生活からはなかなか抜け出せないでいて…。
当て馬だった公爵令息は、隣国の王太子の腕の中で幸せになる
蒼井梨音
BL
箱入り公爵令息のエリアスは王太子妃候補に選ばれる。
キラキラの王太子に初めての恋をするが、王太子にはすでに想い人がいた・・・
僕は当て馬にされたの?
初恋相手とその相手のいる国にはいられないと留学を決意したエリアス。
そして、エリアスは隣国の王太子に見初められる♡
(第一部・完)
第二部・完
『当て馬にされた公爵令息は、今も隣国の王太子に愛されている』
・・・
エリアスとマクシミリアンが結ばれたことで揺らぐ魔獣の封印。再び封印を施すために北へ発つ二人。
しかし迫りくる瘴気に体調を崩してしまうエリアス……
番外編
『公爵令息を当て馬にした僕は、王太子の胸に抱かれる』
・・・
エリアスを当て馬にした、アンドリューとジュリアンの話です。
『淡き春の夢』の章の裏側あたりです。
第三部
『当て馬にされた公爵令息は、隣国の王太子と精霊の導きのままに旅をします』
・・・
精霊界の入り口を偶然見つけてしまったエリアスとマクシミリアン。今度は旅に出ます。
第四部
『公爵令息を当て馬にした僕は、王太子といばらの初恋を貫きます』
・・・
ジュリアンとアンドリューの贖罪の旅。
第五部(完)
『当て馬にした僕が、当て馬にされた御子さまに救われ続けている件』
・・・
ジュリアンとアンドリューがついに結婚!
そして、新たな事件が起きる。
ジュリアンとエリアスの物語が一緒になります。
書きたかったことが書けた感じです。
S S
不定期でマクシミとエリアスの話をあげてます。
この2人はきっといつまでもこんな感じなんだと思います。
番外編
『僕だけを見ていて』
・・・
エリアスはマクシミのことが大好きなのです。なんか、甘めの話を書いてみたくなりました。
『ホワイトデー♡小話』(前後編です)
・・・
エリアスからのプレゼントのお返しをするマクシミのお話です。
ホワイトデーなので、それっぽく書いてみました。
エリアス・アーデント(公爵令息→王太子妃)
マクシミリアン・ドラヴァール(ドラヴァール王国の王太子)
♢
アンドリュー・リシェル(ルヴァニエール王国の王太子→国王)
ジュリアン・ハートレイ(伯爵令息→補佐官→王妃)
※扉絵のエリアスを描いてもらいました
※本編はしばらくお休みで、今は不定期に短い話をあげてます。