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1話目
1.突然の裏切り-1
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そんなルーティーンをこなすだけの日常の中に、色めきだつ日がある。
「どうしよう! 私髪型変じゃないかしら! 」
「洋服これでいいかしら!」
聖堂の支援者である大貴族リズロー家の長男ダンが来る日だ。
見習い聖女のみんなは、彼が来る日になるといつもそわそわしていた。
ダン・リズローはとてもハンサムで家柄も良くて、優しくて私たちの理想の男性だった。
そして、何を隠そう。
信じられないことも起こるものなのだけど、私はダンにここで見初められてプロポーズを受けた。
つまり、私の大事な大事な婚約者だ。
彼のために少しでも綺麗にして準備しようと思って部屋に入ると、ミアが私の部屋を弄り回していた少し驚いた。
「ミア、私の部屋で何してるの?」
ミアは胸元が見えるV字の深い白のワンピースを着ていた。
彼女がダンのことを好きなのではみんなが言っていたから、もしかすると彼を意識して今日の服装を選んでるのかもしれない。
私の婚約者なのになとは思うけど、彼女はいつも魅力的で、それがまた似合ってた。
彼女は相変わらず私の大親友だったけど、私の聖女としての能力が開花し、ダンと婚約し始めたあたりから、昔の優しいミアからは想像のつかない行為を繰り返すようになってきた。
「ソフィア~! このオイル借りてもいい? 」
なけなしのお小遣いで買った、髪の艶が出るオイルだった。
ダンはツヤツヤの髪が大好きだから、ダンが来た日のために用意をしておいた。
でも、可愛い笑顔を浮かべて、聞かれると私は断れない。
「うーん、少しね」
小さな小瓶で少ししか入っていないのに、ミアは私の許可も待たずに、オイルをたっぷり出して使う。
「あ、ごめんね。最後だったみたい! 」
ミアは空っぽになった小瓶を悪気もなく振って、艶のでた髪を満足そうに梳かす。
「ミア、それはあんまりだよ。今日ダンが来るの知ってるでしょ?」
「ごめんね、ソフィア。悪気はないの。
ここって滅多に外部からの来客がないから、私、舞い上がっちゃって」
ミアはしゅんとした顔をする。
私がどう返そうか迷っていると、ミアはポケットからびんを取り出した。
「ミア、代わりにこれを2つあなたに上げる。飲んで塗るとお肌が艶々になるの。
ダンさまもきっと気に入ると思うの! 」
私が気にしていると、ソフィアは白い粉入った綺麗な袋と、赤い液体の入った瓶をくれた。
ミアからものをくれるなんて珍しいなと思う。
「ありがとう」
美容関係に熱心な彼女の薦めるアイテムはみんなからの評判を良い。
瓶の中身を飲んで粉を顔につけてみたけど、即効力はないのか、あまり変化はなかった。
「ダン様がいらっしゃったわ!」
みんながダン様の元にかけていく。
私も急いで向かおうと思ったとき、ミアが我先にと走ってきたので肩がすれ違った。
軽くすれただけだったけど、なぜか彼女は体勢を崩して目の前で急に物凄い音を立てて、倒れた。
ミアが掴んでいた鏡も一緒に割れて、大きな音が響く。
「え?! ミア、ごめんね。大丈夫? 」
慌てて駆け寄ると、ミアは私の声なんて聞こえていないかのように、大きな声で泣き出す。
そんなに大怪我かなと、私は少しおかしさを感じながらもミアの体に傷をつけてしまっていないか見回す。
「どうしたんだい?」
騒ぎを聞いたダンが駆け寄ってくる。
「ミアが転んじゃったの」
私がそう答えると、ミアは倒れたまま訴えかける。
「ソフィアが私を押し倒した! 」
「そんな」
肩はすれ違ったけど故意に押したはずはなくて、彼女がそんなことを言うのが悲しかった。
「どうしよう! 私髪型変じゃないかしら! 」
「洋服これでいいかしら!」
聖堂の支援者である大貴族リズロー家の長男ダンが来る日だ。
見習い聖女のみんなは、彼が来る日になるといつもそわそわしていた。
ダン・リズローはとてもハンサムで家柄も良くて、優しくて私たちの理想の男性だった。
そして、何を隠そう。
信じられないことも起こるものなのだけど、私はダンにここで見初められてプロポーズを受けた。
つまり、私の大事な大事な婚約者だ。
彼のために少しでも綺麗にして準備しようと思って部屋に入ると、ミアが私の部屋を弄り回していた少し驚いた。
「ミア、私の部屋で何してるの?」
ミアは胸元が見えるV字の深い白のワンピースを着ていた。
彼女がダンのことを好きなのではみんなが言っていたから、もしかすると彼を意識して今日の服装を選んでるのかもしれない。
私の婚約者なのになとは思うけど、彼女はいつも魅力的で、それがまた似合ってた。
彼女は相変わらず私の大親友だったけど、私の聖女としての能力が開花し、ダンと婚約し始めたあたりから、昔の優しいミアからは想像のつかない行為を繰り返すようになってきた。
「ソフィア~! このオイル借りてもいい? 」
なけなしのお小遣いで買った、髪の艶が出るオイルだった。
ダンはツヤツヤの髪が大好きだから、ダンが来た日のために用意をしておいた。
でも、可愛い笑顔を浮かべて、聞かれると私は断れない。
「うーん、少しね」
小さな小瓶で少ししか入っていないのに、ミアは私の許可も待たずに、オイルをたっぷり出して使う。
「あ、ごめんね。最後だったみたい! 」
ミアは空っぽになった小瓶を悪気もなく振って、艶のでた髪を満足そうに梳かす。
「ミア、それはあんまりだよ。今日ダンが来るの知ってるでしょ?」
「ごめんね、ソフィア。悪気はないの。
ここって滅多に外部からの来客がないから、私、舞い上がっちゃって」
ミアはしゅんとした顔をする。
私がどう返そうか迷っていると、ミアはポケットからびんを取り出した。
「ミア、代わりにこれを2つあなたに上げる。飲んで塗るとお肌が艶々になるの。
ダンさまもきっと気に入ると思うの! 」
私が気にしていると、ソフィアは白い粉入った綺麗な袋と、赤い液体の入った瓶をくれた。
ミアからものをくれるなんて珍しいなと思う。
「ありがとう」
美容関係に熱心な彼女の薦めるアイテムはみんなからの評判を良い。
瓶の中身を飲んで粉を顔につけてみたけど、即効力はないのか、あまり変化はなかった。
「ダン様がいらっしゃったわ!」
みんながダン様の元にかけていく。
私も急いで向かおうと思ったとき、ミアが我先にと走ってきたので肩がすれ違った。
軽くすれただけだったけど、なぜか彼女は体勢を崩して目の前で急に物凄い音を立てて、倒れた。
ミアが掴んでいた鏡も一緒に割れて、大きな音が響く。
「え?! ミア、ごめんね。大丈夫? 」
慌てて駆け寄ると、ミアは私の声なんて聞こえていないかのように、大きな声で泣き出す。
そんなに大怪我かなと、私は少しおかしさを感じながらもミアの体に傷をつけてしまっていないか見回す。
「どうしたんだい?」
騒ぎを聞いたダンが駆け寄ってくる。
「ミアが転んじゃったの」
私がそう答えると、ミアは倒れたまま訴えかける。
「ソフィアが私を押し倒した! 」
「そんな」
肩はすれ違ったけど故意に押したはずはなくて、彼女がそんなことを言うのが悲しかった。
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