1 / 3
ゲーミングゲーム
しおりを挟む
「では、ゲーミングゲームはいかがでしょうか?」
「ゲーミングゲーム?」
「はい、ゲーム用のゲームとなります」
「ゲーム用のゲーム?」
「例えば、先攻と後攻のあるゲームを行うとします」
「はあ」
「この時、ゲームを行う前に、何かしらの方法で先攻と後攻を決めますよね」
「そうね」
「このゲーミングゲームの一機能として、ゲームの先攻と後攻を公平に決めることができます」
「コイントスとか、じゃんけんといった類のこと?」
「はい。シンプルなものから、演出の凝ったもの、コイントス自体のゲーム性を向上させたもの。設定によりユーザー体験は大きく向上します」
「へえ。ゲームの前座がゲーム、ね。これって、本チャンのゲームが目立たなくならない?」
「そこは設定で」
「なるほど」
「他の機能として、対戦相手生成機能があります。ナイン・メンズ・モリスは、一人ではできませんよね?」
「まあね。でも、CPUとは何が違うの?」
「ええ。可能性が無限にあります」
「どういうこと?」
「AIを搭載しておりますので対戦回数に応じて成長します。また、オンラインに繋げば世界中のビッグデータを利用もできます」
「ふーん、まあ普通かな」
「まだまだ終わりではありません。対戦相手生成機能をゲーム化することも可能です」
「ゲーミングゲームの機能自体をゲーム化?」
「ええ。チェスは滅法強いが、チェッカーは初心者と紛うくらい弱い、といった特殊な対戦相手に成長させることができます」
「わけわからんな。普通の人間だったら相関がありそうなところを滅茶苦茶にできる、ということか」
「そうです。ゲーミングゲームだからこそ、ですね」
「でもなあ、それだとリアルに対戦した時の役に立たないのでは?」
「そこは問題ありません。遺伝子レベルから対戦相手を生成することもできます」
「まるでゲームだな」
「ゲーミングゲームですからね」
「で、どうやるんだ?」
「興味がおありですね。チェスプレイヤーAとチェッカープレイヤーBの遺伝子を組み合わせて、対戦相手Cを生み出します」
「ほう」
「スキップして自動成長させることも可能ですが、対戦を積み重ねてパラメータを伸ばすことができます」
「チェスプレイヤーAはどこから持ってくるんだ?」
「実在のプレイヤーでも構いませんし、対戦相手生成機能で生成した対戦相手を用いても構いません」
「なるほど。強い対戦相手を作るために、親から生成できるのか」
「ええ。親から生成、人類の誕生から生成、ビッグバンから生成。設定によりユーザー体験は大きく向上します」
「時間が掛かり過ぎないか?」
「そこは設定次第です」
「なるほど、結局設定か。面倒くさそうだな。今回はパスとさせてもらうよ」
「承知しました。今後の商品開発の参考とさせていただきたく、アンケートを取らせていただけますでしょうか?」
「まあいいけど。何のアンケート?」
「商品開発をするための商品のアンケートです」
「ゲーミングゲーム?」
「はい、ゲーム用のゲームとなります」
「ゲーム用のゲーム?」
「例えば、先攻と後攻のあるゲームを行うとします」
「はあ」
「この時、ゲームを行う前に、何かしらの方法で先攻と後攻を決めますよね」
「そうね」
「このゲーミングゲームの一機能として、ゲームの先攻と後攻を公平に決めることができます」
「コイントスとか、じゃんけんといった類のこと?」
「はい。シンプルなものから、演出の凝ったもの、コイントス自体のゲーム性を向上させたもの。設定によりユーザー体験は大きく向上します」
「へえ。ゲームの前座がゲーム、ね。これって、本チャンのゲームが目立たなくならない?」
「そこは設定で」
「なるほど」
「他の機能として、対戦相手生成機能があります。ナイン・メンズ・モリスは、一人ではできませんよね?」
「まあね。でも、CPUとは何が違うの?」
「ええ。可能性が無限にあります」
「どういうこと?」
「AIを搭載しておりますので対戦回数に応じて成長します。また、オンラインに繋げば世界中のビッグデータを利用もできます」
「ふーん、まあ普通かな」
「まだまだ終わりではありません。対戦相手生成機能をゲーム化することも可能です」
「ゲーミングゲームの機能自体をゲーム化?」
「ええ。チェスは滅法強いが、チェッカーは初心者と紛うくらい弱い、といった特殊な対戦相手に成長させることができます」
「わけわからんな。普通の人間だったら相関がありそうなところを滅茶苦茶にできる、ということか」
「そうです。ゲーミングゲームだからこそ、ですね」
「でもなあ、それだとリアルに対戦した時の役に立たないのでは?」
「そこは問題ありません。遺伝子レベルから対戦相手を生成することもできます」
「まるでゲームだな」
「ゲーミングゲームですからね」
「で、どうやるんだ?」
「興味がおありですね。チェスプレイヤーAとチェッカープレイヤーBの遺伝子を組み合わせて、対戦相手Cを生み出します」
「ほう」
「スキップして自動成長させることも可能ですが、対戦を積み重ねてパラメータを伸ばすことができます」
「チェスプレイヤーAはどこから持ってくるんだ?」
「実在のプレイヤーでも構いませんし、対戦相手生成機能で生成した対戦相手を用いても構いません」
「なるほど。強い対戦相手を作るために、親から生成できるのか」
「ええ。親から生成、人類の誕生から生成、ビッグバンから生成。設定によりユーザー体験は大きく向上します」
「時間が掛かり過ぎないか?」
「そこは設定次第です」
「なるほど、結局設定か。面倒くさそうだな。今回はパスとさせてもらうよ」
「承知しました。今後の商品開発の参考とさせていただきたく、アンケートを取らせていただけますでしょうか?」
「まあいいけど。何のアンケート?」
「商品開発をするための商品のアンケートです」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる