16 / 46
第16話 陽君と契約を交わした林先生
しおりを挟む
あの子が、夏休みに物陰にいた子だ。
私はすぐにピンときた。
他人の気配にすっと溶け込むのがうまい、あの男の子。
私は、先生からも生徒からも、観察されるのには慣れている。
なにせ、私はレアケースなのだから。
女性の心を持った男の養護教諭。
私がそれを自覚したのは、割と早い段階で、だったと思う。
よくある話だ。
幼なじみである男の子に対する、自分自身の感情の変化。
自然に彼に傾いていく自分の胸の内の甘い疼きが、苦しくて仕方なかった。
確か、小学四年生くらいのことだったと思う。
家の中に無造作に転がっていた、二歳上の姉が読んでいた少女漫画雑誌。
私は、それを食い入るように読んだ。特に、恋愛をメインに描かれていた作品を、だ。
僕は……どうなってるんだ?
漫画の主人公にシンクロしてしまう自分に問うが、答えは返ってこない。それに、違和感はそれだけじゃなかった。
自分自身の体つきの変化、女友達の変化に対する羨望と男友達の変化に対する羞恥心。
そうか、僕は女の子になりたいんだ。
それを受け入れるまでには相当な時間がかかったけれど、抵抗しなくて良かったと思っている。
ただ一つ困ったのは、小学生時代からずっと仲良くしている男友達に対し育っていく感情だった。
私は数年かけて迷った末、素直に自分の感情を伝えることにした。
晶に、どんな反応をされても構わない、とにかくこの湧き出てしまう感情を伝えたかった。
驚愕と怒り。
私が抑えられない衝動を伝えた時の彼の表情は、今でも忘れられない。
あれは、高二の夏だった。進路先をきちんと決めるためにも、最後のタイミングだったと思う。
私は進路先を、遠く離れた県の大学に決めた。
それまでの自分に区切りをつけ、この先の生き方をきちんと考えて行動する。そう決めたからだった。
まさか、この歳になってあの時の事を思い出すなんて。
そのきっかけになった女子生徒……金子サラちゃん。
彼女は友達と一緒に、興味津々の体で私が常駐する保健室にやってきた。
奥二重のぼってりとした印象も、頬から顎にかけてのぷっくりしたラインも。
サラちゃんは彼女によく似ていた。
私の片思い相手の晶が好きだった女の子、吉本正美に。
そうか……サラちゃんは、きっと彼女の娘なんだな。
正美は同級生だったから、年齡はわかる。逆算して考えてみても、高校生の娘さんがいるのはおかしな話ではなかった。
それにしても、名字が金子というところに胸がどきりとした。
晶の名字と、同じだったからだ。
もしかしたらサラちゃんは、あの二人の間に生まれた娘さんなのかもしれない。
私は地元を離れた後、あえてそれまでの交友関係をすべて断ち切った。
だから、私は高校卒業後の二人がどうなったのかを知らないのだ。
ほんの少しセンチメンタルな気持ちになるけれど、もし顔を合わせる機会があったら、『おめでとう』と言いたい。
小学生時代からの幼なじみ、金子晶と吉本正美に。
村上君と数学の田口先生が繋がっているとは、意外だった。
私は容姿が目立つから、図書館の中には入らなか
った。
警戒心が強い村上君と、真面目が服を着て歩いているような田口先生が図書館を訪れるタイミングは、ピタリと一致していた。
それを何度か確認してから、私は図書館に乗り込んだ。
案の定、二人は同じベンチに座っていた。
村上君は無表情を装っていたけれど、そこに私を拒絶する空気はなかった。
田口先生を見ると、まずい、と顔にかいてあったけれど。
本当にわかりやすくて、好感が持てる先生だ。
村上君は早々に、田口先生をその場から切り離した。
やっぱり、この子はなにかを探っているんだ。
あの夏休みの日、彼はエアコンもきいていない暑い廊下の物陰に佇んでいた。
補習授業があるわけじゃない……あの時は所属している文化部の活動があるのだろうと思っていたけれど、今は村上君が手芸部の幽霊部員であることを知っている。
私は村上君から渡された、小さく畳まれたA四の紙を広げた。紙は折り目がしっかりとついている上、その溝がところどころ白くなっていた。
これは……行方不明者の特徴が書かれたものだ。
顔の特徴、全身の特徴、持ち物や衣服の特徴……あれ、この傘は……あの時見た傘と同じ……
私の脳裏にフラッシュバックしたのは、数本のビニール傘と一緒に括られた婦人ものの傘だった。
私がその傘を婦人ものだと判断したのは、その持ち手が可愛らしいキャラクターを模したものだったからだ。
なぜ……いや、あの傘がこの行方不明になっている女性……元在校生の母親の傘だとは限らない。たまたま同じなだけかもしれない。
私が一瞬傘の情報を頭に巡らせたのを、村上君は見逃していなかった。
ぶつかりかけた村上君の視線に、私はそう感じた。
そうか……だからあの日、あんなところにいたんだ。
『どこまで掴んでるの?』
本当は、危ないことはしていないでしょうね? と聞きたかった。
村上君には、危ない橋でも、ろくに叩かずに渡ってしまいそうな空気がある。
『教頭が、成績の足りない生徒の母親を、女として校長に斡旋してるところまで』
それ、いったいどうやって知ったの?
私は問いたい気持ちを抑えながら、考えた。
傘のことは断定しなかった村上君の事だ、なにか確証を掴んでいるのだろう。
なるほど、教頭と校長か……ちょっと待って……まさか、私の前任の先生は二人のなにかを知ってしまったから職務を続けられなくなってしまったのでは?
新しくなっていた袖机……前任の先生が、処分された袖机になにかを隠していたとしたら?
様々な疑惑と一緒に浮かんだのは、正美にそっくりな金子サラちゃんだった。
教頭がどんな生徒の母親に狙いを定めているかは、さっき村上君が言っていた。
まったく気色の悪い話だ。それに三年前の母親の行方不明に教頭と校長が関わっているなら、もう警察に突き出すしかない。
もちろん、憶測だけを並べても、うまくはぐらかされて終わりだろう。
村上君は来年、本格的に動くつもりらしい。
ならば、私も今からできることをしよう。
私に恋人ができるかどうか? そんなこと聞きたいの、村上君……
そういうところは、なんだか人間っぽいのね。こんなプライベートなことを聞かれるなんて、田口先生は少し可哀想に思うけれど。
終始無表情を貫く村上君の意外な一面に、私はつい笑ってしまったのだった。
私はすぐにピンときた。
他人の気配にすっと溶け込むのがうまい、あの男の子。
私は、先生からも生徒からも、観察されるのには慣れている。
なにせ、私はレアケースなのだから。
女性の心を持った男の養護教諭。
私がそれを自覚したのは、割と早い段階で、だったと思う。
よくある話だ。
幼なじみである男の子に対する、自分自身の感情の変化。
自然に彼に傾いていく自分の胸の内の甘い疼きが、苦しくて仕方なかった。
確か、小学四年生くらいのことだったと思う。
家の中に無造作に転がっていた、二歳上の姉が読んでいた少女漫画雑誌。
私は、それを食い入るように読んだ。特に、恋愛をメインに描かれていた作品を、だ。
僕は……どうなってるんだ?
漫画の主人公にシンクロしてしまう自分に問うが、答えは返ってこない。それに、違和感はそれだけじゃなかった。
自分自身の体つきの変化、女友達の変化に対する羨望と男友達の変化に対する羞恥心。
そうか、僕は女の子になりたいんだ。
それを受け入れるまでには相当な時間がかかったけれど、抵抗しなくて良かったと思っている。
ただ一つ困ったのは、小学生時代からずっと仲良くしている男友達に対し育っていく感情だった。
私は数年かけて迷った末、素直に自分の感情を伝えることにした。
晶に、どんな反応をされても構わない、とにかくこの湧き出てしまう感情を伝えたかった。
驚愕と怒り。
私が抑えられない衝動を伝えた時の彼の表情は、今でも忘れられない。
あれは、高二の夏だった。進路先をきちんと決めるためにも、最後のタイミングだったと思う。
私は進路先を、遠く離れた県の大学に決めた。
それまでの自分に区切りをつけ、この先の生き方をきちんと考えて行動する。そう決めたからだった。
まさか、この歳になってあの時の事を思い出すなんて。
そのきっかけになった女子生徒……金子サラちゃん。
彼女は友達と一緒に、興味津々の体で私が常駐する保健室にやってきた。
奥二重のぼってりとした印象も、頬から顎にかけてのぷっくりしたラインも。
サラちゃんは彼女によく似ていた。
私の片思い相手の晶が好きだった女の子、吉本正美に。
そうか……サラちゃんは、きっと彼女の娘なんだな。
正美は同級生だったから、年齡はわかる。逆算して考えてみても、高校生の娘さんがいるのはおかしな話ではなかった。
それにしても、名字が金子というところに胸がどきりとした。
晶の名字と、同じだったからだ。
もしかしたらサラちゃんは、あの二人の間に生まれた娘さんなのかもしれない。
私は地元を離れた後、あえてそれまでの交友関係をすべて断ち切った。
だから、私は高校卒業後の二人がどうなったのかを知らないのだ。
ほんの少しセンチメンタルな気持ちになるけれど、もし顔を合わせる機会があったら、『おめでとう』と言いたい。
小学生時代からの幼なじみ、金子晶と吉本正美に。
村上君と数学の田口先生が繋がっているとは、意外だった。
私は容姿が目立つから、図書館の中には入らなか
った。
警戒心が強い村上君と、真面目が服を着て歩いているような田口先生が図書館を訪れるタイミングは、ピタリと一致していた。
それを何度か確認してから、私は図書館に乗り込んだ。
案の定、二人は同じベンチに座っていた。
村上君は無表情を装っていたけれど、そこに私を拒絶する空気はなかった。
田口先生を見ると、まずい、と顔にかいてあったけれど。
本当にわかりやすくて、好感が持てる先生だ。
村上君は早々に、田口先生をその場から切り離した。
やっぱり、この子はなにかを探っているんだ。
あの夏休みの日、彼はエアコンもきいていない暑い廊下の物陰に佇んでいた。
補習授業があるわけじゃない……あの時は所属している文化部の活動があるのだろうと思っていたけれど、今は村上君が手芸部の幽霊部員であることを知っている。
私は村上君から渡された、小さく畳まれたA四の紙を広げた。紙は折り目がしっかりとついている上、その溝がところどころ白くなっていた。
これは……行方不明者の特徴が書かれたものだ。
顔の特徴、全身の特徴、持ち物や衣服の特徴……あれ、この傘は……あの時見た傘と同じ……
私の脳裏にフラッシュバックしたのは、数本のビニール傘と一緒に括られた婦人ものの傘だった。
私がその傘を婦人ものだと判断したのは、その持ち手が可愛らしいキャラクターを模したものだったからだ。
なぜ……いや、あの傘がこの行方不明になっている女性……元在校生の母親の傘だとは限らない。たまたま同じなだけかもしれない。
私が一瞬傘の情報を頭に巡らせたのを、村上君は見逃していなかった。
ぶつかりかけた村上君の視線に、私はそう感じた。
そうか……だからあの日、あんなところにいたんだ。
『どこまで掴んでるの?』
本当は、危ないことはしていないでしょうね? と聞きたかった。
村上君には、危ない橋でも、ろくに叩かずに渡ってしまいそうな空気がある。
『教頭が、成績の足りない生徒の母親を、女として校長に斡旋してるところまで』
それ、いったいどうやって知ったの?
私は問いたい気持ちを抑えながら、考えた。
傘のことは断定しなかった村上君の事だ、なにか確証を掴んでいるのだろう。
なるほど、教頭と校長か……ちょっと待って……まさか、私の前任の先生は二人のなにかを知ってしまったから職務を続けられなくなってしまったのでは?
新しくなっていた袖机……前任の先生が、処分された袖机になにかを隠していたとしたら?
様々な疑惑と一緒に浮かんだのは、正美にそっくりな金子サラちゃんだった。
教頭がどんな生徒の母親に狙いを定めているかは、さっき村上君が言っていた。
まったく気色の悪い話だ。それに三年前の母親の行方不明に教頭と校長が関わっているなら、もう警察に突き出すしかない。
もちろん、憶測だけを並べても、うまくはぐらかされて終わりだろう。
村上君は来年、本格的に動くつもりらしい。
ならば、私も今からできることをしよう。
私に恋人ができるかどうか? そんなこと聞きたいの、村上君……
そういうところは、なんだか人間っぽいのね。こんなプライベートなことを聞かれるなんて、田口先生は少し可哀想に思うけれど。
終始無表情を貫く村上君の意外な一面に、私はつい笑ってしまったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
押しつけられた身代わり婚のはずが、最上級の溺愛生活が待っていました
cheeery
恋愛
名家・御堂家の次女・澪は、一卵性双生の双子の姉・零と常に比較され、冷遇されて育った。社交界で華やかに振る舞う姉とは対照的に、澪は人前に出されることもなく、ひっそりと生きてきた。
そんなある日、姉の零のもとに日本有数の財閥・凰条一真との縁談が舞い込む。しかし凰条一真の悪いウワサを聞きつけた零は、「ブサイクとの結婚なんて嫌」と当日に逃亡。
双子の妹、澪に縁談を押し付ける。
両親はこんな機会を逃すわけにはいかないと、顔が同じ澪に姉の代わりになるよう言って送り出す。
「はじめまして」
そうして出会った凰条一真は、冷徹で金に汚いという噂とは異なり、端正な顔立ちで品位のある落ち着いた物腰の男性だった。
なんてカッコイイ人なの……。
戸惑いながらも、澪は姉の零として振る舞うが……澪は一真を好きになってしまって──。
「澪、キミを探していたんだ」
「キミ以外はいらない」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる