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「きみ、誰だ?」
後ろを振り返ると、シルバーの髪に緑色の瞳をした綺麗な男の子がいた。
おそらく同じ歳くらいだろう。
「私はリーナ、お父様のお仕事についてきたの
あなたこそ誰?」
「僕は、、、、 ウェ、、いや僕はレイ」
「そう、レイもお父様のお仕事についてきたの?」
「うん、そんなところ
それよりリーナはどうしてここにいるの?」
「庭園で遊んでいたんだけど迷っちゃったの
それでね、歩いてたら甘い匂いがしてここについたのよ」
「そっか、僕はここでよく遊ぶから案内してあげようか?」
「本当に?じゃあお願い!」
レイは本当にここのことをよく知っているようでひとつひとつ丁寧に説明してくれた。
ここは魔法で果実を育てているため収穫時期が違うものも一緒に実るようだ。
温室内でも場所によってが温度が違い、仕切りもないのに涼しかったり暖かかったりした。
「どれもすごく美味しそうね!」
「リーナはフルーツ好き?」
「うん、大好きよ!
お菓子に使っても美味しいのよ」
「お菓子に使うって?」
「お砂糖と一緒に煮詰めて、クッキーと混ぜて焼いたり
ケーキに乗せたりすると美味しいの!」
こんなにたくさんのフルーツが実っているのは初めて見たので、フルーツを使ったお菓子を思い浮かべながら話した。
「僕、そんな食べ方したことないよ」
「そうなの?じゃあ今度私が持ってきてあげる!」
「本当に?」
「えぇ!もちろん
とっても美味しいのよ!」
「君の家の料理人はとても腕がいいんだね」
「実は、、、私が作るの!」
「君、料理ができるの?」
レンは相当驚いたようだった。
普通、この国では料理やお菓子作りをする貴族の令嬢はいないのでこの反応は当然だろう。
案内が終わると温室の隣にある東屋に移動した。
レンがフルーツを取ってきてくれ、それを食べながらいろいろな話をした。
お互いの家族こと、何が好きで何が嫌いなのか。
最近あったことや、普段何をているのかなど様々な話をした。
私はこの国で同年代の子とと話すのは初めでだったので楽しくなりたくさんの話をした。
気づけば1時間ほど時間が経っていた。
「ごめんね、レン。私もう行かなきゃ」
「そう、それじゃあ庭園まで送っていくよ。
リーナ、帰り道わからないだろ?」
「ありがとう、実は困っていたの」
レンは本当によく来ているのか、目印のない道を迷うことなく進んだ。
帰り道でも楽しく話をし、来た時よりも短く感じた。
「レン、送ってくれてありがとう。
今日は楽しかったわ!」
「僕も楽しかったよ、ありがとう」
「レンは次、いつ王城に来るの?」
「うーん、まだわからないからこれをあげる」
そう言ってレンが差し出してきたのは小さな三日月のネックレスだった。
「これは?とっても綺麗なネックレスね」
「これは、魔道具なんだ。
僕がきているときは月が光るようになっているからここに来る時は必ずつけてきて」
「わかった!じゃあ王城にくる時は毎日クッキーを焼いてくるね」
「うん、ありがとう!
約束だ、またおう。」
「バイバイ、レン」
私はレンの背中が消えるまで手を振った。
初めてこの世界で友達ができたのだ。
また会えるのが楽しみだった。
しばらくすると父が迎えにきてくれた。
何をしていたのか聞かれたが、男の子と友達になったと言うと面倒臭そうなのでレンとのことは内緒にした。
お父様にまた王城に来たいと言うと喜んで連れて行くと言ってくれた。
レンに渡すためのクッキーを練習しようと意気込んで帰れ道に着いた。
後ろを振り返ると、シルバーの髪に緑色の瞳をした綺麗な男の子がいた。
おそらく同じ歳くらいだろう。
「私はリーナ、お父様のお仕事についてきたの
あなたこそ誰?」
「僕は、、、、 ウェ、、いや僕はレイ」
「そう、レイもお父様のお仕事についてきたの?」
「うん、そんなところ
それよりリーナはどうしてここにいるの?」
「庭園で遊んでいたんだけど迷っちゃったの
それでね、歩いてたら甘い匂いがしてここについたのよ」
「そっか、僕はここでよく遊ぶから案内してあげようか?」
「本当に?じゃあお願い!」
レイは本当にここのことをよく知っているようでひとつひとつ丁寧に説明してくれた。
ここは魔法で果実を育てているため収穫時期が違うものも一緒に実るようだ。
温室内でも場所によってが温度が違い、仕切りもないのに涼しかったり暖かかったりした。
「どれもすごく美味しそうね!」
「リーナはフルーツ好き?」
「うん、大好きよ!
お菓子に使っても美味しいのよ」
「お菓子に使うって?」
「お砂糖と一緒に煮詰めて、クッキーと混ぜて焼いたり
ケーキに乗せたりすると美味しいの!」
こんなにたくさんのフルーツが実っているのは初めて見たので、フルーツを使ったお菓子を思い浮かべながら話した。
「僕、そんな食べ方したことないよ」
「そうなの?じゃあ今度私が持ってきてあげる!」
「本当に?」
「えぇ!もちろん
とっても美味しいのよ!」
「君の家の料理人はとても腕がいいんだね」
「実は、、、私が作るの!」
「君、料理ができるの?」
レンは相当驚いたようだった。
普通、この国では料理やお菓子作りをする貴族の令嬢はいないのでこの反応は当然だろう。
案内が終わると温室の隣にある東屋に移動した。
レンがフルーツを取ってきてくれ、それを食べながらいろいろな話をした。
お互いの家族こと、何が好きで何が嫌いなのか。
最近あったことや、普段何をているのかなど様々な話をした。
私はこの国で同年代の子とと話すのは初めでだったので楽しくなりたくさんの話をした。
気づけば1時間ほど時間が経っていた。
「ごめんね、レン。私もう行かなきゃ」
「そう、それじゃあ庭園まで送っていくよ。
リーナ、帰り道わからないだろ?」
「ありがとう、実は困っていたの」
レンは本当によく来ているのか、目印のない道を迷うことなく進んだ。
帰り道でも楽しく話をし、来た時よりも短く感じた。
「レン、送ってくれてありがとう。
今日は楽しかったわ!」
「僕も楽しかったよ、ありがとう」
「レンは次、いつ王城に来るの?」
「うーん、まだわからないからこれをあげる」
そう言ってレンが差し出してきたのは小さな三日月のネックレスだった。
「これは?とっても綺麗なネックレスね」
「これは、魔道具なんだ。
僕がきているときは月が光るようになっているからここに来る時は必ずつけてきて」
「わかった!じゃあ王城にくる時は毎日クッキーを焼いてくるね」
「うん、ありがとう!
約束だ、またおう。」
「バイバイ、レン」
私はレンの背中が消えるまで手を振った。
初めてこの世界で友達ができたのだ。
また会えるのが楽しみだった。
しばらくすると父が迎えにきてくれた。
何をしていたのか聞かれたが、男の子と友達になったと言うと面倒臭そうなのでレンとのことは内緒にした。
お父様にまた王城に来たいと言うと喜んで連れて行くと言ってくれた。
レンに渡すためのクッキーを練習しようと意気込んで帰れ道に着いた。
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