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お仕事の時間ですよ
本日のファー様その3
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『マネージャーサクラの今日のファー様』
今日もドラマの撮影ですよ!前回の放送では、クロードが王女に再び出会いましたねキラキラでしたね~ドキドキしますねぇ~ハンス役のミライ君も美しい!こんな二人に囲まれて、騎士の誓いをされちゃったら、王女さまも惚れちゃいますよね。
騎士養成所訪問の様子を少し。
実は、我々が出会った騎士様は、なんと、近衛騎士!近衛騎士っていうのはですね、王宮で、王様や王族の皆様を守る騎士の中の騎士!それはもう、カッコいいのなんの。ファイブもお話をさせてもらって、感激してましたよ。
ファンクラブ更新特典のお知らせ!
ドラマの撮影中のファー様のミニ写真集。更新よろしくね~
「サクラ~」
「何よ。」
「冷たいなぁ~」
「静かに!撮影中よ。」
ドラマ王宮騎士物語の撮影中。マネージャーの私は見守り中。側には獣人のフォーがいる。一口に獣人と言っても、容姿は様々。フォーは人形に近い体型だが、全身長めの毛に覆われている。服を着ていなかったら多分遠目にはモップが歩いていると………ぷっ、想像したら、笑えるな。
ファイブは現場に入るまでは、少し…いや、かなりだめな奴。器用じゃないから、台本読んで、読んで、読み込んで、物語に入り込みその人になる。本当にその人になる、ってかんじなのよ。カットがかかるまでは、いつもの俺なんか…って言ってる姿はどこにもない。今回の役ははまり役よ。あの本物の騎士のジク様と重なって見えるもの。
あ、休憩。行かなきゃ。
「お、休憩じゃん!お~い!ファイブ~」
フォーが叫ぶと、遠くから…
「フォぉぉーーーーーー」
普段の十倍元気なファイブ。共演者の皆様の目が点になってますよ~
駆けよって来たファイブがフォーに激突。
「やあ、元気そうだな。」
はい。今元気になりました。
「フォー!稽古中じゃないの?」
「今日は休み。お前の顔をみたくてな。」
すりすりしているファイブを周りの皆様が、近寄りがたいのか、遠巻きに見ております。説明はすまい、うん。ファイブをなでなでしているフォーをミライ君がキラキラした目で見ております。
「ファイブ、騎士様姿、いいな。」
「そうかなぁ、俺は似合ってないと思う。ミライ君は凄く似合ってるよね。」
「お疲れ様です~フォーさん。」
ミライ君が声をかけてきた。付き合いが長いので、フォーとも顔見知りだ。
「ああ、ミライ!おまえも出てたな、騎士姿カッコいいな!」
「でしょ?カッコいいっショ!俺様最高って感じ!」
ミライ君、あんた凄いよ。自分大好きって、知っていたけど、自分で言うのか……そうかぁ。ファイブに少し分けてほしいよその自信。
「でさ、フォーさん、今日はファイブに会いにきたの?」
「ああ、それにこのあと打ち合わせ……」
あ、しまった、まだファイブに言ってなかった。あわてて私は口に人差し指をあてて、フォーを見る。
「……そう、打ち合わせに行くと言って出てきた。稽古抜け出す口実かな…」
「フォーさんって、恋人いないの?」
なぜ、ここでその質問?
「いねぇよ。」
「み、ミライ君……急にどうしたのかな?」
なぜ、急にそんな話を始めたのか、不思議だった。
「だって、サクラと仲いいじゃん?前はこいつと…?って思ったけど、こいつ色恋なさそうだし。」
なぜ、ミライ君はこんなに人の恋愛に首を突っ込みたがるのだろう。
「これは、絶対、ないから。」
私はスパーンと切って棄てる。
「サクラ~俺は愛してるぞ?」
「フォーはサクラが好きなんだよね~」
フォーとファイブが裏切った。ミライ君の目が…目が…キラキラ…ギラギラ……
「あ、は~い。休憩終わるよ!はいはい、すぐいきま~す!」
タイミング良く、撮影再開の声が聞こえた。
「助かったな?」
フォーが笑った。
ミライ君とファイブはメイク室に向かった。
「やれやれ……」
フォーに手を引かれ、本日の打ち合わせに向かう。あ~疲れる~
でも、ファイブ、楽しみにしていてね。次の仕事、やりがいあるからさ。
今日もドラマの撮影ですよ!前回の放送では、クロードが王女に再び出会いましたねキラキラでしたね~ドキドキしますねぇ~ハンス役のミライ君も美しい!こんな二人に囲まれて、騎士の誓いをされちゃったら、王女さまも惚れちゃいますよね。
騎士養成所訪問の様子を少し。
実は、我々が出会った騎士様は、なんと、近衛騎士!近衛騎士っていうのはですね、王宮で、王様や王族の皆様を守る騎士の中の騎士!それはもう、カッコいいのなんの。ファイブもお話をさせてもらって、感激してましたよ。
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「サクラ~」
「何よ。」
「冷たいなぁ~」
「静かに!撮影中よ。」
ドラマ王宮騎士物語の撮影中。マネージャーの私は見守り中。側には獣人のフォーがいる。一口に獣人と言っても、容姿は様々。フォーは人形に近い体型だが、全身長めの毛に覆われている。服を着ていなかったら多分遠目にはモップが歩いていると………ぷっ、想像したら、笑えるな。
ファイブは現場に入るまでは、少し…いや、かなりだめな奴。器用じゃないから、台本読んで、読んで、読み込んで、物語に入り込みその人になる。本当にその人になる、ってかんじなのよ。カットがかかるまでは、いつもの俺なんか…って言ってる姿はどこにもない。今回の役ははまり役よ。あの本物の騎士のジク様と重なって見えるもの。
あ、休憩。行かなきゃ。
「お、休憩じゃん!お~い!ファイブ~」
フォーが叫ぶと、遠くから…
「フォぉぉーーーーーー」
普段の十倍元気なファイブ。共演者の皆様の目が点になってますよ~
駆けよって来たファイブがフォーに激突。
「やあ、元気そうだな。」
はい。今元気になりました。
「フォー!稽古中じゃないの?」
「今日は休み。お前の顔をみたくてな。」
すりすりしているファイブを周りの皆様が、近寄りがたいのか、遠巻きに見ております。説明はすまい、うん。ファイブをなでなでしているフォーをミライ君がキラキラした目で見ております。
「ファイブ、騎士様姿、いいな。」
「そうかなぁ、俺は似合ってないと思う。ミライ君は凄く似合ってるよね。」
「お疲れ様です~フォーさん。」
ミライ君が声をかけてきた。付き合いが長いので、フォーとも顔見知りだ。
「ああ、ミライ!おまえも出てたな、騎士姿カッコいいな!」
「でしょ?カッコいいっショ!俺様最高って感じ!」
ミライ君、あんた凄いよ。自分大好きって、知っていたけど、自分で言うのか……そうかぁ。ファイブに少し分けてほしいよその自信。
「でさ、フォーさん、今日はファイブに会いにきたの?」
「ああ、それにこのあと打ち合わせ……」
あ、しまった、まだファイブに言ってなかった。あわてて私は口に人差し指をあてて、フォーを見る。
「……そう、打ち合わせに行くと言って出てきた。稽古抜け出す口実かな…」
「フォーさんって、恋人いないの?」
なぜ、ここでその質問?
「いねぇよ。」
「み、ミライ君……急にどうしたのかな?」
なぜ、急にそんな話を始めたのか、不思議だった。
「だって、サクラと仲いいじゃん?前はこいつと…?って思ったけど、こいつ色恋なさそうだし。」
なぜ、ミライ君はこんなに人の恋愛に首を突っ込みたがるのだろう。
「これは、絶対、ないから。」
私はスパーンと切って棄てる。
「サクラ~俺は愛してるぞ?」
「フォーはサクラが好きなんだよね~」
フォーとファイブが裏切った。ミライ君の目が…目が…キラキラ…ギラギラ……
「あ、は~い。休憩終わるよ!はいはい、すぐいきま~す!」
タイミング良く、撮影再開の声が聞こえた。
「助かったな?」
フォーが笑った。
ミライ君とファイブはメイク室に向かった。
「やれやれ……」
フォーに手を引かれ、本日の打ち合わせに向かう。あ~疲れる~
でも、ファイブ、楽しみにしていてね。次の仕事、やりがいあるからさ。
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