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交差
第二十一話 騒がしいのは腹の音と
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翌朝、白磁の肌に朝日を弾かせながら、ヨクは軽やかな足取りで審判部の門を潜った。
その手には、色とりどりの布で包まれた包みが二つ。
欲の神としての矜持、あるいはただの道楽か。食欲を満たすことにかけては右に出る者のいないヨクが腕によりをかけた弁当からは、まだ温かな、鼻腔をくすぐる芳醇な香りが微かに漏れ出している。
医務室の重い扉を開けると、そこには案の定、プラチナブロンドの髪を一点の乱れもなく結い上げたルクシスの姿があった。
「あれ、ルクシス。会わないって言ってたのに、一番乗り?」
「……勘違いするな。貴様のような不埒な輩を、神聖な審判部の医務室に一人で放っておけるわけがないだろう。監視だ。真理を歪めぬよう、俺が見張っている」
腕を組み、壁に背を預けて冷徹に言い放つルクシス。その瞳は、昨日よりも一層鋭くヨクを射抜いているが、ヨクはそれを柳に風と受け流し、証拠の神へと歩み寄った。
「おはよう。よく眠れたみたいだね。顔色が昨日よりずっといい」
「あ……欲の神様。はい、おかげさまで……。あんなに深く眠れたのは久々でした」
証拠の神は、まだ少し気恥ずかしそうに、だが憑き物が落ちたような澄んだ瞳でヨクを見上げた。
ヨクは手際よく、青年の心の機微を指先でなぞり、過剰な自責の欲を優しく解いていく。そして、仕上げとばかりに包みの一つを彼の膝の上に置いた。
「これ、オレ特製の朝ごはん。食べたら元気が出るよ。証拠を揃えるには、まず体力を揃えなきゃね」
「ありがとうございます……!すっごくいい匂い……」
包みの中から現れたのは、旬の果実を添えた黄金色のオムレツと、柑橘の香るドレッシングがかかったみずみずしいサラダに、香ばしく焼き上げられたパン。
新人の神がパンを一口運ぶと、幸福な欲が医務室を満たした。
その様子を見届け、ヨクは「じゃあ、また明日ね」と軽やかに告げて医務室を後にした。
ルクシスがその後を追うようにして廊下へ出る。
背後で扉が閉まった瞬間、ヨクはもう一つの包みを取り出し、ルクシスの目の前でひらひらと振ってみせた。
「さて、仕事も終わったし。ルクシスも朝ごはん、まだでしょ? 良かったら一緒に食べようよ」
「断る。貴様の作ったものなど、何を混ぜられているか分かったものではない。俺は……」
ルクシスが高潔に言い切ろうとした、その時だった。
──ぐぅ、と。
静謐な廊下に、あまりにも無作法で、あまりにも正直な音が、長く、深く響き渡った。
沈黙が二人の間に降りる。
凍てついていたはずのルクシスの貌に、一気に鮮血のような熱が駆け巡った。
先ほどの鼻腔を侵食する芳醇な香りは、論理や規律では防ぎようのない猛毒となって、真理の神の胃の腑を、猫を撫でるようにくすぐっていたのだった。
自尊心が熱を帯びて融解し、耳朶に至るまでが隠しきれない屈辱に染め上げられていく。
「……っ、今のは、貴様が……!貴様がそんな、品のない香りを漂わせているから、俺の胃が一時的な誤作動を起こしただけだ!普段の俺は、このような醜態は断じて晒さん!」
「あはは! 凄いね、ルクシスの身体は正直だなぁ。そんなに隠さなくてもいいのに。ほら、お弁当分けてあげようか? 絶品だよ」
ヨクは声を上げて笑い、羞恥に震えるルクシスに顔を近づける。オレンジ色の瞳が、獲物を揶揄うように細められた。
「いらん!貴様の施しなど受けるか!俺は……俺はこれから、食堂で欲を廃した厳粛な食事を摂る!どけ、ピンク頭!」
ルクシスは拒絶を物理的な力に変え、ヨクを突き放した。白磁の床を叩く靴の音が、怒りの律動を刻む。一点の乱れもなかったプラチナブロンドの束が、その峻烈な歩調に合わせて、彼の自尊心を守る盾のように激しく打ち振られた。
そんな背中を、ヨクは軽やかな足取りで追いかける。
「え!食堂?ここって食堂あるんだ。どんなメニューがあるの?持ち込みってできる?」
「知るか!寄るな、ついてくるな!」
廊下を足早に去る白と金の背中と、それを笑いながら追いかける赤とピンクの影。
官公庁において、真理の神がこれほどまで感情を剥き出しにして言い争う姿は珍しく、通りかかる神々が驚いたように道を譲る。
そんな二人の背後から、突如として鼓膜を震わせるような怒声が飛んできた。
「は?!テメェなんでこんなとこにいやがんだ?!」
ヨクが足を止め、くるりと振り返る。
そこには、乱雑に結った銀髪を逆立て、真っ赤な瞳をこれでもかと見開いた運命の神、アナンカリオが立っていた。その隣には、重厚なローブを引きずり、金色の瞳で状況を読み取るかの如くヨクを見つめる記憶の神、マキナが静かに佇んでいる。
「あ、アナンカリオにマキナ!ヤッホー、二人揃ってどうしたの?」
ヨクが親しげに手を振ると、マキナが眼鏡のブリッジを押し上げ、淡々と応じた。
「……どうしたのも何も、ここは官公庁。記録領域と時間領域に属する我々の職場ですよ、ヨク。真理の神がそこにいるのと同様、論理的な帰結です」
「昨日も今日もよォ、テメェの神殿に殴り込みに行ってやったのによ! この根暗の覗き魔しかいねぇから、仕方なく一緒に帰ってきたんだよ。……おい、返り討ちの続きをさせろっつってんだろ!」
「根暗とは失礼ですね、貴方が考えなしに明る過ぎるんですよ。考えなしに」
マキナはアナンカリオの大袈裟な身振りを、躾のなっていない獣をあしらうかの如く避け、ため息混じりに毒を吐く。
一方で、マキナの姿を見たルクシスの肩がわずかに強張る。
以前、虚飾の神の一件で見逃しを演じた際、マキナにはしつこく追及され言葉を濁したのを思い出し、責めを予期したかのように息を顰めた。
だが、マキナの黄金色の瞳は、ルクシスの過去の過失には興味がないかのように素通りし、ただ、現状の"不可解な光景"へと向けられた。
「……それで。どうして欲の神と、審判領域の真理の神が共に行動しているのですか? 職分も、性質も、正反対のはずですが」
「え? ああ、これ? 職場デート♡」
ヨクが茶目っ気たっぷりに首を傾げた瞬間、ルクシスの鋭い肘打ちがヨクの脇腹に深々とめり込んだ。
「い゛っ……」
「……寝言は、永久に眠ってから言え。……記憶の神。これは公務だ。審判部の案件で、このバカの神力を一時的に借りたに過ぎない。他意も、それ以上の関係も、断じて存在せぬ」
ルクシスは氷のような冷徹さを取り戻し、突き放すように告げる。ヨクはその場に蹲り、脇腹を押さえて「冗談じゃん……」と涙目でこぼしていた。
だが、ヨクは痛みに耐えながらも、地面に近い場所からちょいちょいと招くように手を振る。
「……あ、そうだ。二人とも、これから朝ごはん食べるんだけど、一緒にどう? 官公庁の食堂に行くんだ」
「は? 俺を貴様と一緒にするなと言っているだろうが!」
ルクシスが即座に否定するが、アナンカリオは「食堂」という単語に鼻を鳴らした。
「あー、もうそんな時間か。面倒クセェな……、ま、テメェがいるなら、少しは退屈しのぎになるか」
「……同じ食卓を囲むことで、得られる記録もありますからね。同行しましょう」
マキナまでもが、眼鏡の奥で金色の瞳を光らせ、理屈を並べて賛同する。
「貴様ら!ついてくるな!俺は一人で、厳粛に食事を済ませたいのだ!」
「あはは、決定だね。ルクシス、ほら、行くよ」
ヨクは立ち上がると、ルクシスの腕を強引に引き寄せる。
不機嫌の極みに達し、怒髪天を突く勢いのルクシス。
「再戦」の機会を虎視眈々と狙いながら、ヨクの背中を睨むアナンカリオ。
そして、その光景を逃さず記憶に刻み込もうと、冷徹な観察眼を向けるマキナ。
神々の不協和音を奏でながら、一行は食堂へと向かう。
官公庁の、あまりにも騒がしく、そして奇妙に色めき立った朝が始まろうとしていた。
その手には、色とりどりの布で包まれた包みが二つ。
欲の神としての矜持、あるいはただの道楽か。食欲を満たすことにかけては右に出る者のいないヨクが腕によりをかけた弁当からは、まだ温かな、鼻腔をくすぐる芳醇な香りが微かに漏れ出している。
医務室の重い扉を開けると、そこには案の定、プラチナブロンドの髪を一点の乱れもなく結い上げたルクシスの姿があった。
「あれ、ルクシス。会わないって言ってたのに、一番乗り?」
「……勘違いするな。貴様のような不埒な輩を、神聖な審判部の医務室に一人で放っておけるわけがないだろう。監視だ。真理を歪めぬよう、俺が見張っている」
腕を組み、壁に背を預けて冷徹に言い放つルクシス。その瞳は、昨日よりも一層鋭くヨクを射抜いているが、ヨクはそれを柳に風と受け流し、証拠の神へと歩み寄った。
「おはよう。よく眠れたみたいだね。顔色が昨日よりずっといい」
「あ……欲の神様。はい、おかげさまで……。あんなに深く眠れたのは久々でした」
証拠の神は、まだ少し気恥ずかしそうに、だが憑き物が落ちたような澄んだ瞳でヨクを見上げた。
ヨクは手際よく、青年の心の機微を指先でなぞり、過剰な自責の欲を優しく解いていく。そして、仕上げとばかりに包みの一つを彼の膝の上に置いた。
「これ、オレ特製の朝ごはん。食べたら元気が出るよ。証拠を揃えるには、まず体力を揃えなきゃね」
「ありがとうございます……!すっごくいい匂い……」
包みの中から現れたのは、旬の果実を添えた黄金色のオムレツと、柑橘の香るドレッシングがかかったみずみずしいサラダに、香ばしく焼き上げられたパン。
新人の神がパンを一口運ぶと、幸福な欲が医務室を満たした。
その様子を見届け、ヨクは「じゃあ、また明日ね」と軽やかに告げて医務室を後にした。
ルクシスがその後を追うようにして廊下へ出る。
背後で扉が閉まった瞬間、ヨクはもう一つの包みを取り出し、ルクシスの目の前でひらひらと振ってみせた。
「さて、仕事も終わったし。ルクシスも朝ごはん、まだでしょ? 良かったら一緒に食べようよ」
「断る。貴様の作ったものなど、何を混ぜられているか分かったものではない。俺は……」
ルクシスが高潔に言い切ろうとした、その時だった。
──ぐぅ、と。
静謐な廊下に、あまりにも無作法で、あまりにも正直な音が、長く、深く響き渡った。
沈黙が二人の間に降りる。
凍てついていたはずのルクシスの貌に、一気に鮮血のような熱が駆け巡った。
先ほどの鼻腔を侵食する芳醇な香りは、論理や規律では防ぎようのない猛毒となって、真理の神の胃の腑を、猫を撫でるようにくすぐっていたのだった。
自尊心が熱を帯びて融解し、耳朶に至るまでが隠しきれない屈辱に染め上げられていく。
「……っ、今のは、貴様が……!貴様がそんな、品のない香りを漂わせているから、俺の胃が一時的な誤作動を起こしただけだ!普段の俺は、このような醜態は断じて晒さん!」
「あはは! 凄いね、ルクシスの身体は正直だなぁ。そんなに隠さなくてもいいのに。ほら、お弁当分けてあげようか? 絶品だよ」
ヨクは声を上げて笑い、羞恥に震えるルクシスに顔を近づける。オレンジ色の瞳が、獲物を揶揄うように細められた。
「いらん!貴様の施しなど受けるか!俺は……俺はこれから、食堂で欲を廃した厳粛な食事を摂る!どけ、ピンク頭!」
ルクシスは拒絶を物理的な力に変え、ヨクを突き放した。白磁の床を叩く靴の音が、怒りの律動を刻む。一点の乱れもなかったプラチナブロンドの束が、その峻烈な歩調に合わせて、彼の自尊心を守る盾のように激しく打ち振られた。
そんな背中を、ヨクは軽やかな足取りで追いかける。
「え!食堂?ここって食堂あるんだ。どんなメニューがあるの?持ち込みってできる?」
「知るか!寄るな、ついてくるな!」
廊下を足早に去る白と金の背中と、それを笑いながら追いかける赤とピンクの影。
官公庁において、真理の神がこれほどまで感情を剥き出しにして言い争う姿は珍しく、通りかかる神々が驚いたように道を譲る。
そんな二人の背後から、突如として鼓膜を震わせるような怒声が飛んできた。
「は?!テメェなんでこんなとこにいやがんだ?!」
ヨクが足を止め、くるりと振り返る。
そこには、乱雑に結った銀髪を逆立て、真っ赤な瞳をこれでもかと見開いた運命の神、アナンカリオが立っていた。その隣には、重厚なローブを引きずり、金色の瞳で状況を読み取るかの如くヨクを見つめる記憶の神、マキナが静かに佇んでいる。
「あ、アナンカリオにマキナ!ヤッホー、二人揃ってどうしたの?」
ヨクが親しげに手を振ると、マキナが眼鏡のブリッジを押し上げ、淡々と応じた。
「……どうしたのも何も、ここは官公庁。記録領域と時間領域に属する我々の職場ですよ、ヨク。真理の神がそこにいるのと同様、論理的な帰結です」
「昨日も今日もよォ、テメェの神殿に殴り込みに行ってやったのによ! この根暗の覗き魔しかいねぇから、仕方なく一緒に帰ってきたんだよ。……おい、返り討ちの続きをさせろっつってんだろ!」
「根暗とは失礼ですね、貴方が考えなしに明る過ぎるんですよ。考えなしに」
マキナはアナンカリオの大袈裟な身振りを、躾のなっていない獣をあしらうかの如く避け、ため息混じりに毒を吐く。
一方で、マキナの姿を見たルクシスの肩がわずかに強張る。
以前、虚飾の神の一件で見逃しを演じた際、マキナにはしつこく追及され言葉を濁したのを思い出し、責めを予期したかのように息を顰めた。
だが、マキナの黄金色の瞳は、ルクシスの過去の過失には興味がないかのように素通りし、ただ、現状の"不可解な光景"へと向けられた。
「……それで。どうして欲の神と、審判領域の真理の神が共に行動しているのですか? 職分も、性質も、正反対のはずですが」
「え? ああ、これ? 職場デート♡」
ヨクが茶目っ気たっぷりに首を傾げた瞬間、ルクシスの鋭い肘打ちがヨクの脇腹に深々とめり込んだ。
「い゛っ……」
「……寝言は、永久に眠ってから言え。……記憶の神。これは公務だ。審判部の案件で、このバカの神力を一時的に借りたに過ぎない。他意も、それ以上の関係も、断じて存在せぬ」
ルクシスは氷のような冷徹さを取り戻し、突き放すように告げる。ヨクはその場に蹲り、脇腹を押さえて「冗談じゃん……」と涙目でこぼしていた。
だが、ヨクは痛みに耐えながらも、地面に近い場所からちょいちょいと招くように手を振る。
「……あ、そうだ。二人とも、これから朝ごはん食べるんだけど、一緒にどう? 官公庁の食堂に行くんだ」
「は? 俺を貴様と一緒にするなと言っているだろうが!」
ルクシスが即座に否定するが、アナンカリオは「食堂」という単語に鼻を鳴らした。
「あー、もうそんな時間か。面倒クセェな……、ま、テメェがいるなら、少しは退屈しのぎになるか」
「……同じ食卓を囲むことで、得られる記録もありますからね。同行しましょう」
マキナまでもが、眼鏡の奥で金色の瞳を光らせ、理屈を並べて賛同する。
「貴様ら!ついてくるな!俺は一人で、厳粛に食事を済ませたいのだ!」
「あはは、決定だね。ルクシス、ほら、行くよ」
ヨクは立ち上がると、ルクシスの腕を強引に引き寄せる。
不機嫌の極みに達し、怒髪天を突く勢いのルクシス。
「再戦」の機会を虎視眈々と狙いながら、ヨクの背中を睨むアナンカリオ。
そして、その光景を逃さず記憶に刻み込もうと、冷徹な観察眼を向けるマキナ。
神々の不協和音を奏でながら、一行は食堂へと向かう。
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