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13.※※ 気持ちイイ

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「んっ、・・・・ん、ふぅっ・・・」

唇に深いキスをして。

桐谷のキスは、オレの首筋、胸、腹と、どんどん下にさがっていく。

「んっ・・・・」

どこにキスをされても、オレのカラダはぴくんぴくんと、小刻みに震えた。


ベッドに仰向けになって、愛撫を受ける側なのって・・・・ なんか、フシギな感じがする。


桐谷はオレのベルトに手をかけた。

「ちょっ・・・と、まて」

思わず、オレは桐谷の手を抑え付ける。

「・・・星野? いや・・か?」

「いや、じゃ・・・・・ねーけどっ・・」

さすがにちょっと、恥ずかしい・・・・・


桐谷はオレの頬に触れ、唇にキスをした。

ベッドから降りると、カーテンを引き、部屋の電気を消す。

「完全に暗くは無理だけど・・・どう?」

まだ昼間だから、カーテンを引いても部屋は明るい。 でも、さっきまでより、ずいぶんマシだった。

「・・・・いい」


桐谷はもう一度、オレのベルトに手をかけた。

それを外して、パンツと下着を下ろすと、完全に勃ちあがっているオレのモノがカオを出した。


見られんの・・・やっぱ、恥ずかしい・・・・な・・・・

胸元の、自分の服をぎゅって握った。


「ひゃっ・・・あっ」

舐められる、感触。

「うっ・・・ん、あっ・・・・」

ゆっくりと舐められて、咥えられる。

「はっ・・・ん、・・・・桐谷ぁっ・・・・」


フェラされたことは、もちろん、ある。

でも桐谷にされてるって思うと、余計に興奮する。


くちゅっ、じゅるっ・・・

桐谷は音を立てて、オレのモノを咥えてる。

耳から入ってくるその音にも、刺激されてしまう。


「はっ、ぁあっ・・・・・」

オレは頭を持ち上げて、桐谷を見た。

すると、オレのモノを咥えてる桐谷と、目が、合った。

「ん、んんっ・・・・・!」


昨日想像してたよりも倒錯的なその画に、

「桐谷っ、で、るっ・・・・!」


オレはガマンできずに、全身を震わせて、桐谷の口内に吐き出してしまった。


「桐谷っ、ゴメンっ!」

オレは慌てて体を起こす。


・・・・オレのモノを咥える桐谷を見て、イってしまった。


「出せよ」

頭元にあったティッシュを取って、桐谷に差し出す。

でも桐谷は首を振って、


ごくん


って、飲み込んだ。


うっそ、まじかよっ!?


「ちょっ、大丈夫かっ!?」

フェラされた経験はあるけど、飲んでもらったことなんてない。

だって、さすがにそれは相手のコに申し訳ない気がして。


桐谷は手の甲で口元を抑えて、オレを見た。 その瞳には、うっすらと涙が浮かんでいる。


「桐谷、無理すんなよ。 ・・・ごめんな」

桐谷はまた首を振って、

「星野のだから。 ・・・欲しいって、思った」


・・・・やばい。 

すげー、かわいいんだけど。


普段に桐谷からは、想像できないような表情。

少し染まって、上気した頬。 うっすら涙の浮かんだ瞳。 その瞳は欲情に満たされてて・・・オレを、欲してる。


「桐谷っ・・・・!」

オレは桐谷の腕を掴んで引き寄せて、キスをした。

その口内を舌でなぞると、少し苦い味がした。

「ふ・・・んっ」

何度も角度を変えて唇を深く重ねて。



「・・・・星野、向こう、むいて?」

オレは桐谷に促されて、ベッドにうつ伏せにされた。

オレの尻を桐谷の手が這う。

なぞるようなその手つきに、ぞくぞくしてしまう。


そして


「・・・・・っ」


オレの後孔に、桐谷の指が、触れた。


「き、たねー、だろ」

「汚くないよ」


濡れた、感触。

ローション・・・・・?


背中を向けてるから、桐谷が何をしてるのかも、その表情もわからない。

でも、オレの尻をじっと見られてるんだと思うと、すげー恥ずかしい・・・・・


桐谷はゆっくりとオレの後孔の周りと撫でて・・・ そっと、指を、挿れて、きた。


「ぁっ・・・・・」


ローションのおかげか、痛みは、ない。 でも、違和感がすごくて。

桐谷の指は、ゆっくり、ゆっくり、オレのナカをなぞるように動く。


「星野・・・・・ 腰、少し上がる?」

オレは膝を立てて、四つん這いのような格好になった。


もう、恥ずかしすぎて、どうにかなりそうだ・・・・・!



くちゅ、くちゅっ・・・・・・・


濡れた音が響く。


桐谷の指の動きに、意識が集中してしまう・・・・・

その時、


「ぁあっ・・・!」


あるところを桐谷の指が擦ったとき、まるで電気が走ったみたいに、快感がカラダを走り抜けた。


「星野、ココ・・・・?」

同じところを桐谷がなぞると、


「ああっ! だ、めっ・・・・・!!」


声が抑えられずに、背中がのけぞる。



これっ・・・・ なんだ・・・・・!?



桐谷はオレの気持ちイイところを、何度も刺激してくる。


「きり、やっ・・・・ まって、 や、・・・・だめっ・・・・・ああっ」


桐谷を制止したいけど、言葉がうまくつなげられない。

カラダは、ぴくんぴくんって、反応してしまってる。


「星野、ココ、気持ちいいんだよな・・・・?」


「そこ、ばっか、やめっ・・・・・・ は、んんっ・・・・・・」


「かわいい・・・・ 星野、声、いっぱい出して」


桐谷の声が、興奮してるみたいにうわずってる。


「こえっ、でる・・・・ も、やぁあっ・・・!」


手に力が入らなくなってきて、オレはカオをベッドに突っ伏した。

でも、膝は立ったままで。 桐谷に弄られている尻だけ、突き上げたままになってしまった。


「星野・・・・・ すごい、やらしい・・・・・!」


ぐちゅ、ぐちゅっ・・・・


桐谷の指の動きが激しくなってきて。


「や、ああっ、ん、・・・・ はぁっ、ぁ、き、もち、いぃっ・・・・」


もう声、ガマンなんかできない。

漏れ出る声を抑えることもしないで、オレは喘ぎ声を出し続ける。


「星野・・・・ オレ、もう・・・・!」

桐谷の、切羽詰まったような声。


オレは手を後ろに伸ばして、桐谷の腕を掴んだ。


「桐谷、もぅ、来い、よ・・・・・」




オレのナカから桐谷は指を抜いて。

代わりに、アツイ、大きいモノが、オレの後孔にあてがわれる。



「いいのか・・・・・?」

桐谷を振り返ると、全然、余裕のない表情。 クールさなんて、微塵も、ない。

それがオレのせいなんだってのが、なんかすごくうれしくて。

「・・・・来いよ」


桐谷はオレの腰を掴んで、ゆっくりと、ナカに、挿入って、来た。



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