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第34話 姫路の仕事
しおりを挟む「う……」
目を覚ますと、目の前に寝息を立てている姫路がいた。
重い体を動かして、自身を見た。寝間着を着て、あれだけのモノを出したのにシーツも身体もべたつきがなかった。
ゆっくりと、起きてあたりを見回すと昨日脱ぎ散らかしたはずの服はなかった。
ベットから下りて、洗面所に行くと洗濯機が使用された形跡があり、風呂の乾燥機が動いている音がした。
風呂場を開けると、昨日着ていた服としシーツが干してあった。
「あっ……」
祐介は昨日のことを思い出して、自分の服の中を確認した。胸の突起に部分には何もなかった。
「どういうこと……?」
胸に何かある感触もなかった。
しかし、服を引っ張ってみるとソコが不自然に浮き上がった。
「見えないだけ……?」
恐る恐る触ってみるとそこに何かるようで突起に直接触れることができなかったが触ってる感触がない。
何かあるのに、触れない不思議な感覚だった。
考えても答えが出ないので、顔を洗い歯を磨くとキッチンへ行った。
「どうしようかな」
冷蔵庫を眺めながら、卵とハムを出してそれをフライパンで焼いた。それが焼き上がる間にパンを切って皿にのせた。
それそろひめを起こそうと思っていると寝室と扉が開いて、ふわふわと浮いた姫路が現れた。
(寝ぼけて浮いてる)
「地に足をつけるのは大変なんです」
そう言いながら、彼は洗面所に向かった。飾らない姿を見せてくれる彼が祐介はとても嬉しかった。
しばらくすると、姫路は戻ってきて椅子に座ったと言っても椅子の座面にお尻をつけていない。
「食事は私が作りますよ?」
「いや、こういうのはお互い様でいいじゃないかな? ずっと一緒にいるでしょ」
「……そうですね」
彼は下を向いて顔を赤くし、それを隠すように挨拶をすると食事を始めた。祐介の目にはそれが可愛く映った。
「私が可愛いとのは当たり前ですよ。うさを見てわかる通りそういう風にできてますから」
「確かに、可愛いと思ったけど外見的な話じゃないんだよ」
祐介は笑顔を彼に向けながら、席に座ると朝食を食べた。姫路は困ったような顔しながら祐介を見ていた。
「心が読めるとそれが全てだと思ってしまうんだね」
「……?」
姫路のことは初めて見たときから可愛い子だと思っていたが、今の彼に向ける“可愛い”は以前と意味合いが違っていたがこの子にはそれが理解できないようであった。
「今日はどこか一緒にでかけない?」
「私、仕事なんですよ」
「仕事……?」
姫路が成人していることは知っていたが仕事を知らなかったというより、働いていると思っていなかった。
「生活しているですよ。働いているに決まっているじゃないですか」
彼の言うことはもっともであったが意外に感じてる自分がいた。
「……月はお金くれませんよ? うさだって働いてます。同期君のヒモじゃないです」
強めに言われて祐介は反省した。
「何をしているんだい?」
「喫茶店です」
「じゃ、俺も行くよ。そこで見させてくれないかな」
姫路はこまった顔をしたが、祐介が強く願うと承諾してくれた。食事を終わるとそれを片付けてから姫路は寝室にある鞄から携帯電話を取り出した。
それを祐介はじっと見ていた。
「店長に連絡するだけですよ」
「うん」
メールを打つ姫路を確認すると、不安に思いながら祐介はキッチンに戻り食器を片付けた。その間に姫路は出かける準備をした。
祐介も片付けを終わると着替えをして出かけられるようすると、玄関でひめ恰好を見て眉をひそめた。
(可愛いけど……。なんで……)
「別にスカートを履くのは男をひっかける為だけじゃないですよ。好きだから着てるです」
「……」
姫路が自分以外の人間と関係を持つことはないことはわかってたが、気持ちがついていかなかった。
「私が好きなのは裕介だけだよ」
靴を履いた姫路はふわっと浮いて目の前にくると口づけされた。
「……」
嬉しさのあまり動けなくなった。すると、姫路に手を引かれて優しく「いくよ」と外へ出た。
喫茶店は最寄り駅の近くであったが、入り組んだ路地の先にあり姫路の案内なしではつけないと思った。
ちいさな喫茶店の裏口からはいると、姫路にロッカーへ案内され制服を渡された。驚いていると店員のが目立たないと言われた。
「ひめは着替えないの?」
「私はコレ」
そう言って姫路は黒いロープを頭からかぶった。
(まるで占い師か魔法使いだ)
「そう、ここで占いをやっています。だから、女に見えた方が受けが良いですよ」
そう言って笑う愛しい人に祐介はどきりとした。ロープを被っただけなのにいつもとは違う不思議な色気があった。
「では、私は、私の持ち場にいきますから君は頑張ってください」
姫路は祐介が着替えている途中で出て行ってしまった。一緒にフロアーで給仕姿が見れると思っていたため残念に感じたが恋人のロープ姿を思い出すと来てよかったと思えた。
着替えを終えた頃、扉がノックとともに開いた。そこにいたのは長身の中年であった。
美しい顔立ちは姫路となんとなく似ている。
「おはようございます。僕は店長の小田原蛍田(おだわらほたるだ)といいます」
「おはようございます。速水祐介と申します。本日はよろしくお願いいたします」
祐介は彼の奇妙な名前に“駅名か”と思わず突っ込みそうになったのを我慢して、いつもの笑顔を作った。
蛍田は唸った。
「やっぱり駅名ではダメなんですね。でも、戸籍つくちゃいましたらから」
「……?」
「あれ? オーナーから聞いてないのですか? 僕もオーナーと同じ種族ですよ。身分はオーナーより低いですが名前も持ってます」
胸を張って蛍田は鼻をならした。
突然の展開に祐介は頭がついていけずに、目をパチクリさせた。すると蛍田は首をひねった。
「あ、何もご存じないですね。まずこの店の経営者は姫路さんですよ。僕は雇われ店長です。ここを拠点として同族の世話をしてます」
蛍田は祐介のことを上から下までじっと見て目を大きくした。
「へ~、姫路さんと契約して命までつなげたですね。あの姫路さんがですか」
彼は面白い玩具を見つけた子どものような顔をした。
祐介は色々聞きたいことがあったが、蛍田には聞きたくなかった。自分より姫路を知っていると思わされることが嫌だった。
「あ~。嫉妬ですか?」
「……」
祐介の感情を読み、ニタニタと笑う蛍田にいい感情は持てなかった。
「あ、僕は姫路さんとは仕事上に付き合いのみですよ。そこだけは勘違いしないくださいね。同族となんて無意味なことはしませんよ」
(無意味……)
「そうですよ。だって、僕たちは子どもを産める身体ではありませんから」
蛍田が言いたいことを理解すると、祐介は胸やけがした。
「なんか勘違いしてませんか? 僕の行動も考え方も普通です。契約、まして命をつなげる方なんて同族にほとんどいませんよ。僕も長く生きてますが、うさと姫路さんしか知りませんよ」
(だって……“世話”って)
蛍田はため息をついて首を振った。
「契約系の世話以外にもやる事はたくさんあります。いきますよ」
蛍田は手招きをして部屋から出て行った。彼の態度は気に入らなかったが、彼の後を追った。
店内はカウンター席とテーブル席が2席あり、奥に布で出来た扉があった。そこから客が出てくると、テーブル席に座っていた客が中に入って行った。
占いと聞いたため、若い女性客が多いと思ったがほとんどがスーツを着た男性であり高級な物を身に着けている者が多くいた。女性もいたが、恋愛相談からはほど遠い年齢の者ばかりだ。
「君、新人かね」
カウンターに立つと、年配のいかにもエリートという男性が話しかけてきた。
仕事をするつもりはなかったが、ここまで来たら仕方ないと思い、男性に笑顔を向けた。
「ええ。今日だけのお手伝いです。コーヒーのお替りをお持ちいたしましょうか?」
祐介は空のカップを見て、笑顔で声をかけると男性は微笑みうなずいた。コーヒーを入れて差し出すと男性は丁寧に礼を言った。
「今日は占いが一段と混んでいるね。私まで回ってくるか心配だよ」
「そうなんですね」
「どうしても明日までに確認したかったんだが……」
男性がため息をついてると、にこにこと蛍田がカードを持ってやってきた。それを男性に見せると、彼は悩みながら1枚のカードを選んだ。
「相当、お急ぎなんですね。承知いたしました」
蛍田は男性からクレジットカードを受け取り、奥に入っていった。そして、すぐに出てくると領収書とクレジットカードを男性に返した。
(え……、なにその金額は……)
数えきれないほどの“0”が領収書に並んでいた。
布の扉から客が出てくると、男性は蛍田に礼を言って布の扉の中に入っていた。
客の目当ては皆、占いであるため飲み物しか注文が入らない。そのため、ほとんどの時間は客の話相手をしていた。
全てが高収入で現役で働いていた。祐介も収入としてはもらっている方であったが喫茶店にいる人には逆立ちしてもかなわない。
昼を過ぎた頃、店は閉店となった。
数時間しか営業していないが、大企業の年商に負けないくらいの売り上げがありそうだと祐介は感じた。
「店どうでした?」
閉店後、店の床を掃いてると布の扉から出てきた姫路に話かけられた。
「上品なお客様ばかりだったよ。だから、特に大変なこともなく話をしているだけで終わった」
「そうですか」
姫路は着ていたロープを脱いで、綺麗に畳んだ。
(でも、客は男ばかりだ。それで女の恰好が必要なって……)
祐介が眉間にしわを寄せて、ほうきを握り手に力を入れるとカウンターの中から笑い声がした。
「本当に嫉妬深いですね。そんなに疑うのは自分ならそうするからですか?」
「……」
「いくら、契約していても猜疑心ばかりだと心が離れちゃいますよ」
痛いところを突かれて、祐介は何も言えななくなり下を向いた。姫路はため息をついて蛍田を見た。
「いじめないで下さい。祐介は私の宝物なんですから」
「契約するぐらいですから、そうでしょうね。でも、この方、ヤバイですよ?」
「知ってます」
祐介は姫路に背中を優しくなぜられた。
「私は、写真を見れば遠距離の人間の心や感情もわかるですよ。それを彼らに伝えてお金を稼いでます」
祐介は勢いよく顔を上げて姫路を見た。
「女の子の服装はただのイメージです。男の占いより当たりそうですよね」
「そうか」
「だから、盗聴と盗撮とか考えないでください」
祐介はドキリとしたが、姫路が笑っているのでほっとした。
「それで不安が解消されるなら、私が身に着けますから」
「ほんとう?」
天にも昇る気持ちであった。
「姫路さんは、マゾなんですか?」
ニヤニヤと蛍田が笑うと、姫路はニコリと笑った。
「祐介が大切なだけですよ。そうだ、私は契約したんで数十年で活動停止しますのであとよろしくお願いいたします」
「……だと思いました。僕には契約のメリットがわかりません」
「私も祐介に会うまでわかりませんでした。では、また」
カウンターに肘をついて、あきれた顔をする蛍田に姫路は手を振った。姫路に手を引かれてロッカーに行った。
後ろで蛍田の「お疲れ様です」という声が聞こえた。
ロッカー部屋につくと、祐介は様々なことを考えながら着替えた。そんな祐介を姫路はじっと見た。
「あ、電車ですよ」
「へ?」
突然の発言に、祐介は驚いて姫路を見た。
「だから、蛍田の名前です。名前を決めるとき目についた物にしたですよ。私は城ですし」
(あ、俺の心読んで、疑問を答えてるのか。城かぁ)
「一番面白いそうだったで。戸籍に使う名前なんでなんでもいいです。ここでしか通用しないものですからね」
「確かに」
祐介にとって、戸籍は大切に思うが何百年も生きていると最近使われているシステム程度にしか感じないのだと思った。
「あと、外見ですか? あー、私は止めてるだけですよ。うさも蛍田もそんな能力ありません。うさが若いの実際若造なんですよ。今から一緒にとりましょうか」
愛しい人のその笑顔に裕介の心が持っていかれた。「う、うん」と頷くのが限界で気の利いた言葉が出なかった。
祐介は着替え終わると、「嬉しい」と言って恋人を抱きしめた。それに、姫路は幸せそうに微笑んだ。
「着替え終わったならどこか行きますか? 行きたかったのですよね」
「あぁ、デートしよう」
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