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突然、ルーシアに抱き上げられて驚いた。
「わっ……、ルーシア様」
ルーシアよりも体格良いのに軽々と持ち上げられて動揺した。
「大人しくしろ」
「はい。大人しくしています」
素直に従い、グリードの胸に身を寄せた。抱えられるのが、恥ずかしく感じたが同時嬉しさもあった。
少し前では考えられない状況だ。
広間につくと、テーブルに食事が用意されていた。
ルーシアが椅子座ると真横に座らせられた。大きな椅子に、ぴったりとルーシアとくっついた状態で座っている。心臓が速くなったが嬉しい気持ちが上回った。
少しして、ルーシアと同じ様に、頭に角がある人物が合わられた。黒く長い髪を持ち、細身で整った顔立ちをしている。「え、うわぁ」彼はグリードをみると眉をひそめた。
「いいだろ」ルーシアは嬉しそうに笑った。
彼の反応に少し不安になるがルーシアの嬉しそうな様子に安心した。
恥ずかしそうに自分の頭の角に触れながら「お邪魔しています。グリードです」名乗った。
彼は「僕はレッド」と名乗ったあと、ルーシアを怪訝な顔で見た。「え? その角って眷属? 本当ですか?」
少し考えてから、レッドはグリードを見る。
「貴方、勇者ですよね? いいんですか? 眷属は魔王の力の範囲から離れられません」
レッドは、周囲を見て目を細めた。
「ルーシア様」力強く、名前を呼んだ。「力の範囲を自分の範囲1メートルにしましたね。あぁ、貴方いつも数百キロに範囲を広げているではないですか」
呆れた言い方をするレッドにグリードは首を傾げた。何を言っているのかよく分からない。
「それは、遠隔透視でグリードを見るためだ」当たり前と言う様に答える。
ルーシアの気配をなんとくなく感じる事は確かにあり嬉しく思っていたがそれが『常に』だった事を知り幸せを感じた。
「ルーシア様。ありがとうございます」
心からの感謝を込めた眼差しでルーシアを見た。彼への愛がさらに深まった。
レッドは目を大きくした。「いやいや、『見ている』って。貴方の生活全てですよ。それこそ自慰も見ていましたよ。喜ぶ事じゃないですよね」
「自慰……」レッドの言葉に顔を真っ赤にした。恥ずかしさと興奮が入り混じり身体が熱くなった。「嬉しいです」
あ尻が渦つき、今すぐにルーシアに抱かれたくなったが我慢した。レッドらの前でそういうのを出すべきではない。
チラリとルーシアを見ると彼と目が合い、胸が熱くなる。
「それに力の範囲を1メートルにしているからグリードの行動範囲は魔王の半径1メートルですよ」レッドは力説する。
「ルーシア様から1メートル以内」考えながら笑みがこぼれる。「それって、ずっと近くにいられるってことですね」
グリードは満面の笑みで、レッドの方を見た。
「僕にとっては最高のことです」
レッドは呆れた顔をした。「まぁ、ルーシア様が素直になれて良かったです。グリードに冷たくたびに辛そうな顔をしていましたから」
ルーシアの顔が真っ赤になった。「それは」言葉につまる。「グリードは人間だから、今『好き』と言ってもいつか変わるだろ」
レッドは楽しそうに「だから、村に戻したり、国王の城に送ったりして、グリードの愛を試したんですよ」と話した。
「わっ……、ルーシア様」
ルーシアよりも体格良いのに軽々と持ち上げられて動揺した。
「大人しくしろ」
「はい。大人しくしています」
素直に従い、グリードの胸に身を寄せた。抱えられるのが、恥ずかしく感じたが同時嬉しさもあった。
少し前では考えられない状況だ。
広間につくと、テーブルに食事が用意されていた。
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少しして、ルーシアと同じ様に、頭に角がある人物が合わられた。黒く長い髪を持ち、細身で整った顔立ちをしている。「え、うわぁ」彼はグリードをみると眉をひそめた。
「いいだろ」ルーシアは嬉しそうに笑った。
彼の反応に少し不安になるがルーシアの嬉しそうな様子に安心した。
恥ずかしそうに自分の頭の角に触れながら「お邪魔しています。グリードです」名乗った。
彼は「僕はレッド」と名乗ったあと、ルーシアを怪訝な顔で見た。「え? その角って眷属? 本当ですか?」
少し考えてから、レッドはグリードを見る。
「貴方、勇者ですよね? いいんですか? 眷属は魔王の力の範囲から離れられません」
レッドは、周囲を見て目を細めた。
「ルーシア様」力強く、名前を呼んだ。「力の範囲を自分の範囲1メートルにしましたね。あぁ、貴方いつも数百キロに範囲を広げているではないですか」
呆れた言い方をするレッドにグリードは首を傾げた。何を言っているのかよく分からない。
「それは、遠隔透視でグリードを見るためだ」当たり前と言う様に答える。
ルーシアの気配をなんとくなく感じる事は確かにあり嬉しく思っていたがそれが『常に』だった事を知り幸せを感じた。
「ルーシア様。ありがとうございます」
心からの感謝を込めた眼差しでルーシアを見た。彼への愛がさらに深まった。
レッドは目を大きくした。「いやいや、『見ている』って。貴方の生活全てですよ。それこそ自慰も見ていましたよ。喜ぶ事じゃないですよね」
「自慰……」レッドの言葉に顔を真っ赤にした。恥ずかしさと興奮が入り混じり身体が熱くなった。「嬉しいです」
あ尻が渦つき、今すぐにルーシアに抱かれたくなったが我慢した。レッドらの前でそういうのを出すべきではない。
チラリとルーシアを見ると彼と目が合い、胸が熱くなる。
「それに力の範囲を1メートルにしているからグリードの行動範囲は魔王の半径1メートルですよ」レッドは力説する。
「ルーシア様から1メートル以内」考えながら笑みがこぼれる。「それって、ずっと近くにいられるってことですね」
グリードは満面の笑みで、レッドの方を見た。
「僕にとっては最高のことです」
レッドは呆れた顔をした。「まぁ、ルーシア様が素直になれて良かったです。グリードに冷たくたびに辛そうな顔をしていましたから」
ルーシアの顔が真っ赤になった。「それは」言葉につまる。「グリードは人間だから、今『好き』と言ってもいつか変わるだろ」
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