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ルーシアが恥ずかしそうにする姿を見て、可愛く感じた。彼の本当の気持ちを知り、嬉しさで胸がいっぱいになった。
「僕の気持ちは変わりません」真っすぐにルーシアを見つめて伝える。「いくらでも僕の愛を試してください」
試されるほど、ルーシアを不安にさせてしまった不甲斐なさを感じる。しかし、それはルーシアに愛されている証拠でもあった。
「僕の愛は永遠です。ルーシア様」
レッドはルーシアとグリードの様子を見て、ため息をつき眉を寄せた。
「ルーシア様は20年前、子どもだったグリードを助けたあたりからおかしいのです」
「あ……、まぁ、好みな子だったから」
ルーシアはは珍しく照れてはっきりしない言い方をした。
レッドの言葉に驚き、嬉しく思った。20年前、助けてくれたのはルーシアであった。
ルーシアの照れた姿を見て、心が暖かくなる。
「おはよう御座います」ヘビの頭が、ふたつ付けた者が現れ頭を下げた。
「僕はレオ」
「私はリオ」
2つある頭は、それぞれ、人格があるようであった。
「美味しい?」レオの顔がグリードに近づいた。彼は、幼い子どものような話し方をする。
可愛らしいと思った時、ルーシアが不機嫌そうにグリードを側に寄せた。「近い」
「嫉妬か」リオはゲラゲラと笑った。
ルーシアの嫉妬に嬉しくなり、彼に寄り掛かる。
「僕が作った料理の味を聞いただけだ」レオは不満そうに主張した。
「あ、美味しいですよ」微笑み答えると、レオは嬉しそうに笑った。
「私も作った」リオが強く主張してきたが「お前、途中寝てたろ」とレオにバッサリと切られた。
リオ「アハハ」
ごちゃごちゃと喧嘩をするリオレオをルーシアは穏やかな顔で見ている。
王家の様に、『無礼』とルーシアは言わず、部下の軽口も笑って受け流していた。
ルーシアと部下たちの温かい関係性に心が和んだ。
「ルーシア様、皆さんと仲が良いんですね」
「『部下』とは言うが家族だ」ルーシアは優しく微笑んだ。「皆、俺の子どもだ。俺とつながったグリードの子どもでもある」
家族と言ってくれたルーシアに感動していると、リオがニヤリと笑い「ママ」と言って、グリードに頭を擦りつけようとした。
少し戸惑いながらもグリードが微笑むと「そこまで許してない」ルーシアがリオの頭を抑えると、睨みつけた。
「ルーシア様、ありがとうございます」
「家族になれるなんて、嬉しいです」
ルーシアと部下の絆を感じ、その一員になれたことに
深い喜びを感じた。
「本当の子どもが欲しければ、孕ませてやる」ルーシアがニヤリと笑いグリードの腹をなぜた。
その言葉にグリードは顔を真っ赤にした。「こ、子ども」
腹に触れているルーシアの手を見て、息を呑み、驚きと期待で胸が高鳴った。
恥ずかしさで言葉につまりながら、「ルーシア様が望むなら。いつでも」伝えた。
「だが、もう少し私だけのモノでいろ」
「はい。ルーシア様だけのものです」小さく囁くように言った。
ルーシアだけのモノでいられることに、深い喜びを感じ愛に満ちた表情で彼を見つめた。
突然、外で大きな音が聞こえた。
「僕の気持ちは変わりません」真っすぐにルーシアを見つめて伝える。「いくらでも僕の愛を試してください」
試されるほど、ルーシアを不安にさせてしまった不甲斐なさを感じる。しかし、それはルーシアに愛されている証拠でもあった。
「僕の愛は永遠です。ルーシア様」
レッドはルーシアとグリードの様子を見て、ため息をつき眉を寄せた。
「ルーシア様は20年前、子どもだったグリードを助けたあたりからおかしいのです」
「あ……、まぁ、好みな子だったから」
ルーシアはは珍しく照れてはっきりしない言い方をした。
レッドの言葉に驚き、嬉しく思った。20年前、助けてくれたのはルーシアであった。
ルーシアの照れた姿を見て、心が暖かくなる。
「おはよう御座います」ヘビの頭が、ふたつ付けた者が現れ頭を下げた。
「僕はレオ」
「私はリオ」
2つある頭は、それぞれ、人格があるようであった。
「美味しい?」レオの顔がグリードに近づいた。彼は、幼い子どものような話し方をする。
可愛らしいと思った時、ルーシアが不機嫌そうにグリードを側に寄せた。「近い」
「嫉妬か」リオはゲラゲラと笑った。
ルーシアの嫉妬に嬉しくなり、彼に寄り掛かる。
「僕が作った料理の味を聞いただけだ」レオは不満そうに主張した。
「あ、美味しいですよ」微笑み答えると、レオは嬉しそうに笑った。
「私も作った」リオが強く主張してきたが「お前、途中寝てたろ」とレオにバッサリと切られた。
リオ「アハハ」
ごちゃごちゃと喧嘩をするリオレオをルーシアは穏やかな顔で見ている。
王家の様に、『無礼』とルーシアは言わず、部下の軽口も笑って受け流していた。
ルーシアと部下たちの温かい関係性に心が和んだ。
「ルーシア様、皆さんと仲が良いんですね」
「『部下』とは言うが家族だ」ルーシアは優しく微笑んだ。「皆、俺の子どもだ。俺とつながったグリードの子どもでもある」
家族と言ってくれたルーシアに感動していると、リオがニヤリと笑い「ママ」と言って、グリードに頭を擦りつけようとした。
少し戸惑いながらもグリードが微笑むと「そこまで許してない」ルーシアがリオの頭を抑えると、睨みつけた。
「ルーシア様、ありがとうございます」
「家族になれるなんて、嬉しいです」
ルーシアと部下の絆を感じ、その一員になれたことに
深い喜びを感じた。
「本当の子どもが欲しければ、孕ませてやる」ルーシアがニヤリと笑いグリードの腹をなぜた。
その言葉にグリードは顔を真っ赤にした。「こ、子ども」
腹に触れているルーシアの手を見て、息を呑み、驚きと期待で胸が高鳴った。
恥ずかしさで言葉につまりながら、「ルーシア様が望むなら。いつでも」伝えた。
「だが、もう少し私だけのモノでいろ」
「はい。ルーシア様だけのものです」小さく囁くように言った。
ルーシアだけのモノでいられることに、深い喜びを感じ愛に満ちた表情で彼を見つめた。
突然、外で大きな音が聞こえた。
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