2 / 43
プロローグ
しおりを挟む私は家族が嫌い。
特に双子の妹が嫌い。
私の持ってるものを何でも欲しがり、私が拒否をすると親を使って私から取り上げる。
小さい頃は物だけだったのに、今では親しくなった人も妹に奪われる。
親は口癖のように、姉なんだから妹に優しくしろって言うけど、生まれるのが少し早かっただけで、姉とか妹とか言われても納得出来ない。
私は先に生まれたから勝手に跡取りにされて、厳しいだけの教育をされているのに、後から生まれた妹は親から甘やかされている。
双子なんだからどちらが跡取りでも良いよね?
2人とも厳しい教育をして、優秀な方を跡取りにすればいいのに、姉と妹と区別されて、自分だけが辛い生活を強いられるなんて許せない。
厳しい中でも愛情が有れば、こんな事を思うことはなかったかもしれないけど、私は1度も親からの愛情を感じたことがない。
親からの理不尽な教育と私の物を全て奪う妹への不満で、私は1度だけ爆発したことがある。
親に絶対に跡取りにならないって宣言して、お前らが可愛がってる妹を跡取りにすればいいと言った。
妹は私から跡取りの座を奪えると喜んでいたけど、流石の両親も何も勉強をさせてない妹を跡取りには出来ないと拒否をした。
跡取りを変更するつもりはないと言われて、それならと結婚相手は自分で選ぶ権利を取った。
親が選んだ結婚相手なんて信用出来ない。
親は私に愛情がないから、とんでもない相手を選んでくる可能性があった。
本音は子爵家なんて継ぎたくない。
お祖父様達が生きてた頃は裕福だったみたいだけど、今の子爵家はカツカツの生活をしている。
原因は両親と妹の浪費のせいなのよね。
身分に不相応な物ばかりを買ってくる。
このままでは借金をする勢いなのよね。
私が継ぐ頃には、多額の借金があるとか勘弁して欲しい。
早く妹を嫁に出して、両親を領地にある屋敷に閉じ込めたい。
これ以上浪費したら、下手したら没落だってあり得るわよね?
でも没落してくれた方が私は自由になれるかしら?
でも………、
それだと困ることになる。
私には親や妹に内緒にしてる恋人がいる。
相手は侯爵家の長男だから、没落したら結婚なんて絶対に出来なくなる。
でも没落しなくても結婚なんて出来ないのよね。
私も恋人も跡取りだから、結婚なんて許されるわけがない。
子爵家なんて妹に押し付けたい。
妹だって喜ぶと思うのよね。
私が跡取りに選ばれてるのを納得してないみたいですしね。
恋人の両親とはもう挨拶をしていて、私の家庭環境を知って、お2人は同情してくれている。
私が望むなら権力を使って助けると言ってくれてるけど、私は彼らを頼るわけにはいかない。
私が彼と付き合ってるって知ったら、妹がどんな行動をするのか分かり切っている。
彼が妹に靡かないのは分かってるけど、妹はしつこい性格をしてるから、彼や彼の家族に迷惑をかけたくない。
彼と結ばれるにはどうすれば良いのかな?
400
あなたにおすすめの小説
いつまでも甘くないから
朝山みどり
恋愛
エリザベスは王宮で働く文官だ。ある日侯爵位を持つ上司から甥を紹介される。
結婚を前提として紹介であることは明白だった。
しかし、指輪を注文しようと街を歩いている時に友人と出会った。お茶を一緒に誘う友人、自慢しちゃえと思い了承したエリザベス。
この日から彼の様子が変わった。真相に気づいたエリザベスは穏やかに微笑んで二人を祝福する。
目を輝かせて喜んだ二人だったが、エリザベスの次の言葉を聞いた時・・・
二人は正反対の反応をした。
ある王国の王室の物語
朝山みどり
恋愛
平和が続くある王国の一室で婚約者破棄を宣言された少女がいた。カップを持ったまま下を向いて無言の彼女を国王夫妻、侯爵夫妻、王太子、異母妹がじっと見つめた。
顔をあげた彼女はカップを皿に置くと、レモンパイに手を伸ばすと皿に取った。
それから
「承知しました」とだけ言った。
ゆっくりレモンパイを食べるとお茶のおかわりを注ぐように侍女に合図をした。
それからバウンドケーキに手を伸ばした。
カクヨムで公開したものに手を入れたものです。
わたくしは、すでに離婚を告げました。撤回は致しません
絹乃
恋愛
ユリアーナは夫である伯爵のブレフトから、完全に無視されていた。ブレフトの愛人であるメイドからの嫌がらせも、むしろメイドの肩を持つ始末だ。生来のセンスの良さから、ユリアーナには調度品や服の見立ての依頼がひっきりなしに来る。その収入すらも、ブレフトは奪おうとする。ユリアーナの上品さ、審美眼、それらが何よりも価値あるものだと愚かなブレフトは気づかない。伯爵家という檻に閉じ込められたユリアーナを救ったのは、幼なじみのレオンだった。ユリアーナに離婚を告げられたブレフトは、ようやく妻が素晴らしい女性であったと気づく。けれど、もう遅かった。
エミリーと精霊
朝山みどり
恋愛
誰もが精霊と契約する国。エミリーの八歳の誕生日にやって来たのは、おもちゃのようなトカゲだった。
名門侯爵家の娘としてありえない恥。家族はエミリーをそう扱った。だからエミリーは居場所を得るために頑張った。役に立とうとした。
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
手放してみたら、けっこう平気でした。
朝山みどり
恋愛
エリザ・シスレーは伯爵家の後継として、勉強、父の手伝いと努力していた。父の親戚の婚約者との仲も良好で、結婚する日を楽しみしていた。
そんなある日、父が急死してしまう。エリザは学院をやめて、領主の仕事に専念した。
だが、領主として努力するエリザを家族は理解してくれない。彼女は家族のなかで孤立していく。
「10歳の頃の想いなど熱病と同じ」と婚約者は言いました──さようなら【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王太子フリードリヒの婚約者として、幼い頃から王妃教育を受けてきたアメリア・エレファウント公爵令嬢。
誰もが羨む未来を約束された彼女の世界は、ある日突然1人の少女の登場によって揺らぎ始める。
無邪気な笑顔で距離を(意図的に)間違える編入生ベルティーユは、男爵の庶子で平民出身。
ベルティーユに出会ってから、悪い方へ変わっていくフリードリヒ。
「ベルが可哀想だろ」「たかがダンスくらい」と話が通じない。
アメリアの積み上げてきた7年の努力と誇りが崩れていく。
そしてフリードリヒを見限り、婚約解消を口にするが話は進まず、学園の卒業パーティーで断罪されてしまう……?!
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています
(完)貴女は私の全てを奪う妹のふりをする他人ですよね?
青空一夏
恋愛
公爵令嬢の私は婚約者の王太子殿下と優しい家族に、気の合う親友に囲まれ充実した生活を送っていた。それは完璧なバランスがとれた幸せな世界。
けれど、それは一人の女のせいで歪んだ世界になっていくのだった。なぜ私がこんな思いをしなければならないの?
中世ヨーロッパ風異世界。魔道具使用により現代文明のような便利さが普通仕様になっている異世界です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる