王子様、あなたの妃にはなりません!

小達出みかん

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第一部 馴れ初めから結婚まで

ラブミーテンダー(3)

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「リリー・・・」


唇を離すと、熱く濡れた目でルセルはリリーを見上げた。

リリーはためらった。


「だ、だめですよ、殿下・・・まだ熱があるんですから」


「でも・・・がまん、できない・・・」


そう言われると、その辛さを知っているリリーは申し訳なかった。


「じゃ、じゃあ・・・殿下は、動かないでくださいね」


リリーは背を向けて、ドレスの紐をすべて解いた。真紅の絨毯の上に、深い青色のドレスが落ちた。


背後で息をつめて、ルセルがそれを見ているのが感じられた。


体を包んでいたビスチェも、ペチコートもすべて脱ぎ、一糸まとわぬ姿になった。

暖炉の炎が、服の下でひっそりと息づいていたその肌を照らし出していた。


リリーはおそるおそる振り向いた。

とたんにルセルとまともに目が合って、つい顔を背けてしまった。頬がかあっと赤くなる。


「そ、そんな見ないでくださいよ・・・」


これを見ないという事は、できない。ルセルはそう思った。その美しい形を、網膜に焼き付けたいと思った。


「さ、触っていいか・・・?」


恥ずかしそうなしかめっつらで、リリーはルセルのベッドに足をかけた。


「いい、です、けど・・・殿下はあんまり動いちゃだめですよ」


リリーの手が、ルセルの頬に伸びた。その裸の腕に、金の輪が光っている。幻惑されたようにその輝きに目を奪われているうちに、ルセルは再びリリーの口付けを受けていた。


「んっ・・・ふ・・・」


お互いの唾液が混ざり合い、唇をつたっていった。

抱きしめあってキスしている中で、ルセルが昂ぶっているのがはっきりとわかった。


「ここ、出しますよ・・・」


リリーは下半身だけ、ルセルの服を脱がせた。


「寒くない?大丈夫ですか?」


「うん・・・」


 リリーはその上にまたがった。

 彼女の肉体の表面の、すべてが見える。ルセルは胸が高鳴った。

(余も・・・ふ、触れたい)

 リリーはゆっくりと腰を下ろした。


「あっ・・・は、はいっ・・・って・・・?」


「んっ・・・ふふ・・・」


 少し笑ってリリーは腰を前後に動かした。ルセルはその感触に目を白黒させた。


「あっ・・・くっ・・・ううっ・・・お前・・・い、入れるのっ・・・いや、なんじゃ」


 もしかして、リリーは自分のものになってくれる気になったのだろうか?快楽に浮かされた頭のなかで、ルセルはそう考えた。とろけそうに、気持ちよかった。


「ごめんなさい・・・入っては、いない・・・の」


 リリーはぱっと腰を浮かせてみせた。たしかに、入っていなかった。


「ど、どういう・・・?仕組みだ・・・?」


「あの、ええっと。私の、入り口で・・・」


 リリーは実践しながら説明した。


「あっ・・・んうっ・・・」


「こうして、こすっているんです、殿下のもの」


「そう・・・なのか・・・ひっ・・・ああっ・・・!」


 とてもがっかりしたルセルだったが、あまりの気持ちよさで頭がいっぱいになった。

 自分の固くなったものに、柔らかいリリーの入り口の肉を感じる。

 だがこのままではまたリリーにいかされておしまいだ。

 ルセルは切れ切れに、リリーに訴えた。


「り、リリーっ・・・あっ・・・や・・・だ・・・とめ・・・て」


「気持ちよく、ないですか・・・?」


「そうじゃ・・・なくって・・・」


 動きを止めたリリーの体に、ルセルはそっと触れた。


「余も、お前に、触れたいのだ・・・」


 リリーは少しためらった。

 発熱している彼に、あまり激しい運動をさせたくはない。


「でしたら、殿下・・・手を、貸していただけます?」


「あ、ああ」


ルセルは右手を差し出した。


「人差し指を、立ててください、そう・・・面白いものをお見せしますよ」


リリーに導かれて、ルセルは自分の指をリリーの入り口にあてがった。

柔らかい肉が、熱く濡れているのがわかった。


「中、入れてみてください」


ルセルはそっと入り口から指を中に進めた。ぬるりと熱い感触が、指を圧迫した。


(こ、これが・・・リリーの膣内なか)


最初に力任せに触れたときと違い、そこはぎゅっとルセルの指をしめつけ、快楽を感じているのがわかった。


「どう・・・だ?」


リリーは目を閉じて答えた。


「もっと、動かしてください・・・激しく」


その答えにルセルは指をもっと奥まで進めた。


「んっ・・・くっ・・・」


食いしばった彼女の口から、吐息が漏れる。

こんなときまで、我慢しなくていいのに。いや、我慢させたくない。

そう思ったルセルはもう一方の手を彼女の乳房に伸ばした。


「んっ・・・だ、だめ、殿下・・・」


「なぜそう、歯をくいしばる?ここは余とお前しかいないのだから・・・・もっと可愛い声を聞かせてくれ」


そういってルセルは彼女の乳房に触れた。どこまでもやわらかいそこは、ルセルが力を入れた分だけ、たわんでへこみ、思うさま彼の指を受け入れてくれた。


「殿下の・・・お体に、障ります・・・っ」


「寝ているより、こうするほうが健康にいい・・・」


ルセルは彼女の乳に吸い付いた。


「ひっ・・・あああっ・・・だ、だめっ・・・」


その声に、ルセルは体が熱くなった。


「ふふ・・・ずいぶん可愛い声を出すではないか」


下に埋まってる指を動かすと、リリーの体が小刻みに震えた。

中からとろりと愛液がわきだし、ルセルの手を濡らした。


「あっ・・・殿下っ・・・、私・・・・んっ・・・」


中でルセルの指が動く。優しいその動きがもどかしく、リリーにはたまらなかった。


「いきそうか・・・?」


ルセルは期待に満ちた顔でリリーを見上げた。

リリーはぎゅっと手に口をあて、こくんとうなずいた。


「くっ・・・・・・うぅ・・・・っ!!!」


リリーが体に力を入れたのがわかった。それと同時に中が強く閉まり、ルセルの指に奥から吸い付くようにぎゅううっと震えた。


「いっ・・・たのか・・・?」


指に感じた圧に驚きながら、ルセルはきいた。


「そ・・・そう。演技なし、本物ですよ・・・へへ」


リリー少し恥ずかしそうに笑った。


「ちょっと、面白かったでしょう・・・?中が生き物みたいに動くのって」


ここに入れたら、それはもう気持ちいいのだろうなとルセルは思った。

(だが余は・・・余の指で、リリーを、いかせたのか・・・・)

とても貴重なものを手にしているような気がして、ルセルは入れたままの指をくにゅくにゅと動かした。


「あっ・・・で、殿下、もうだめです、今日の・・・面白いのはここまで」


リリーがルセルの手をつかんでひっこぬいたので、それ以上は触れなかった。


「なぜだ。余はもっと、触れていたいのに」


「だ・・・だって、いったばっかりだし・・・それに次は、殿下の番ですよ。次は私が、殿下をいかせます」


リリーはぺろりと舌を出して唇を舐めあげた。


「ふふ・・・殿下のここ、まだ固いままですね。私がいったのを見て、興奮しましたか・・・?」


「ば・・・バカ、そんなの・・・あっ」


リリーが再びルセルの上に腰を下ろした。先ほどよりたくさんの液を滴らせてる入り口が、ルセルのそこにねっとりと密着した。


「んっ・・・はぁ・・・り、リリー・・・」


「殿下の・・・いくところ、私にもよおく見せてください・・・ね」


「な、なにを・・・っ・・・い、意地悪だ、リリー・・・はっ・・・」


だがリリーの動きは唐突にそこで止まった。


「ど、どうした・・・?リリー・・・・?」


リリーはルセルではなく、別の場所を凝視していた。怪訝に思ったルセルが、そちらに目をやると・・・。


「・・・・!」


開いたドアの向こうで、桃色のドレスがさっとひるがえった。


「ス、スノウ・・・っ!!」


泣きそうな声でリリーが叫んだ。


「スノウ、だったのか?!」



ルセルはあわてて聞いた。


「スノウでした、どうしよう、どうしよう・・・!」


リリーはベッドから降りて、光の速さでドレスを身に着けた。


「お、おい、ちょっと待っ・・・・!」


ルセルが止めるのもかまわず、リリーは部屋から走り出ていった。


(・・・これをどうすれば)

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