イラスト解説版 小説とあらすじを短編小説にしたもの

ナンパ男の誘いを断った彼氏持ちの女の末路

夏本番

私は彼氏のミツル君と
海岸に遊びに来ました！

「それじゃあ
ちょっと車に戻って来るから
待ってろよぉ～」

そう言う彼氏に
私も手を振り返す

「うんっ行ってらっしゃーい♪」

二人が来た海岸は
穴場で人が全くいない
いわば私たちだけの貸し切り状態！


のはずだった……
彼が目の前に現れるまでは

「天気も良いし
ここに来て良かった…♪」

一人砂浜を歩いていると
そこに誰か人がやって来た…

「ねぇ！そこの彼女」
私に話しかけてきたその人は
黒髪にアロハシャツを着ていて
どこかチャラチャラとした感じの男性

「一人なの？
もしよかったらオレと遊ぼうよｗ♪」

「えっ……いやその」
何この人…グイグイ話してくるけど
もしかしてナンパ……かな？

突然ナンパされて
少し戸惑ったけど
私はきっぱりと彼に言った


「ごめんなさい…
今日は彼氏と来たから」

断ったし
すぐに居なくなってくれるかな…

でもそう思っていたのは
大きな間違いだった

彼は不機嫌そうに
私から背を向ける

「へぇ～そうか……
彼氏とね……

ってことは
アンタ、ホモなのか？」

突然わけのわからないことを
いう男性

「は？何を言って……」

私が振り返ろうと
したその瞬間
男性は左手の指を鳴らした
「え…」

同時に何故か水着がきつくなった

なっなに……？

「自分の姿をよく見てみろよ
女装っ子ちゃんｗ」

彼に言われるがまま
ふと、自分の身体を見た

「っ⁉なにこれ…」

胸はまっ平に縮み
喉ぼとけは突き出てて
身体全体がゴツゴツしていて
固い…
厚さが無くなった
胸と尻の部位は水着がヨレヨレに…

嘘……ウソでしょ？

「いやあぁっ‼

どうして男なんかに！」

私はパニックになり
しゃがみ込んで泣き叫んだ

「うう……助けてぇ
ミツル君早く帰って来てぇ……！」

ミツル君を呼ぶ私

それを見た男性は
私の肩にそっと手を添える

「あれれ？良いのかなぁ？

今のアンタの姿を見たら
きっとソイツ怖がって逃げていくよ？


あーあっｗｗ
オレの誘いを断らなきゃ
良かったのになｗｗ」