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オナ禁

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季節は
試験シーズン

学生みんなが朝から夜中まで
勉強に明け暮れる
日々を過ごすだろう

そしてこのオレ
傘町トオルも受験のため
一人勉強をしていた

そして……!
ついに試験当日が
やってきた❗
当然オレには自信があった
何故かって?

それは毎日のようにシコッていた
オナニーを禁止して
勉強の素晴らしさに気づいたからさ!

そしてオレは今まで
学んできたこと全てをぶつけ
無事試験を終えた……

「これで合格さえすれば
      バッチリだな……」

家に帰ると
部屋のベッドで
オレは一段落する

ガサッ……
「んっ?」

試験勉強のために
目移りしないようにと
敷き布団の下に隠しておいた
グラビアアイドルの写真集が
音をたてた

写真集を手に取ると
何だか今まで抑えていた
性欲が戻ってきた……
「やることもやったし
       こっちもヤッとこうかな」

でも今は……違う

全てをやりきったと思うと
どっと疲れが出てきて
オレはそのまま眠りについた
「オナ解禁は明日にしよう」

気がつくと
すっかり太陽の沈んだ
部屋の中は暗くなり
外には車の通る音すら
聞こえなくなっている……

「はぁあーあ……」
時計を見ると
もう夜中の1時を
越えていた
「何か……のどが渇いたな」
ベッドから起き上がり
台所へ行こうと部屋の中を歩く……

寝ぼけているせいなのか
身体がフワフワする感じだ

ふと 部屋の中の鏡に目がとまる

「あれ……?」
そこにはオレが写っておらず
代わりに同年代くらいの女の子が
鏡の中にいた……


かっ可愛いなぁ……
鏡の中には
長い黒髪で透き通った
大きな瞳の美少女が
驚いた表情でこちらをじっと見ていた

一体どこの子なんだろこの子
俺がニヤつくと彼女も微笑む

わあ……!笑顔を見せてくれたぞ
嬉しいな~ひょっとして
これは運命出会いのチャンスかも!
「やったぞぉー!……ってあれ?」

でもちょっと待てよ……
俺は自分の手を振ってみる

すると鏡の向こうの彼女も
手を振り返した……っていうか

「やっぱただの鏡じゃねぇかー!
  ってか……
  俺なんで女になっちゃったのぉ⁉」
それによく周りを
確かめて見ると
変わったのは自分の身体だけでなく
部屋の中の物全てだった……!
まぁ……状況は後から飲み込むとして

俺は身体を見下ろした
これが女の子の身体か……
ゴクンッ……♡

俺はつばを飲み込むと
胸元についている
ⅽカップぐらいの
おっぱいを揉みほぐした
「んんっあは~♡」

ふぅ~やわらけぇ……
これが現女子高校生くらいの
女の子のおっぱいの感触かぁ~♡

その夜中
俺は彼女の制服や
スクール水着なんかを拝借して
いろんなシュチュエ―ションを
鏡の前で思い浮かべ自慰行為をした

「んん~良いねぇ……あれ?」
気がつくと俺は自分の部屋にいて
身体も元に戻っていた

ふと下半身に冷たさを感じたオレが
パンツをめくってみると
中に精液が飛び散っていた
「なーんだ
  夢精してただけなのか……ちぇっ」

だが俺が元に戻ってしまった翌朝……
彼女でオナニーをしまくった
あの部屋では

「いやぁ……⁉ママ~!ママ~!」
女の子が一人悲鳴を上げ母親を呼ぶ

「っ!……一体どうしたの⁉」
娘の悲鳴に
驚いた母親はすぐに部屋へと駆け付ける

彼女の下半身を見てみると
白い液体が飛び散っていた
「また何もしてないのに
   私のアソコから……///」

娘の様子を
見る限り恐らく
それは彼女自身の体液だろう
母親は
困り顔でため息をついた

「……この子が処女である以上
  実在のしない彼はずっと
   この子の中から消えないでしょうね」

「ねぇママ……私病気なの?
  見覚えがないのに
   こんな汚いことしてて……」
彼女が困り果てているのも知らず
俺は女体化した夢を思い出す

「もう一度オナ禁すれば
  あの夢を見れるかな~?」

これが夢オチなんかじゃないことを
まだ俺は知らなかった……
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