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春の始まりの季節編
桜海高校四大名物? 松白 操ー②
しおりを挟む松白君に告白されてからというものの、あれからは特に何もなくお互い普通の友達みたいに過ごしている。
まるで、あの事は夢だったかのように。
ただ、挨拶をするだけでも吹雪は相変わらず茶化してくるが………。
『桜さん!悩み事ですか!。』
『相談なら俺が乗りますよ!』
「えっ?」
考え事をしながら廊下を歩いていたら、いろんな人に声を掛けられた。
廊下に人だかりができてたので後ろから覗きこんでみると………。
『何の悩み事だ?染井 桜』
桜海新聞の記事が発行されていた。
『全国大会進出!』
『ガールズグランプリ受賞!』
などなどおめでたい記事の中に私の記事が紛れ込んでいた。
(もー、春野ちゃんのバカっ!)
内容は最近考え事をしているように思える私は何について考えているのかというものだった。
(確かに『あの事』についてはかかれてないけど………。)
しかし私はある記事を見つけてしまう。
『桜海の王子様、松白 操には好きな人はいないのか?』
いつもの桜海新聞の中の恋愛コーナーなんだけど…………。
私はなんだか恥ずかしくなり教室に急ぎ足で戻った。
私の気にしすぎなんだろうか。
告白された事なんて今までもあったというのに………。
「よしっ!」
私は、気合いを入れ直して授業に臨むことにした。
(私らしくない………いつもと同じように普段通りにしよう。)
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