口が悪くてスミマセン。

osho

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夏の合宿編

合宿1日目ーバスの中で

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私達が学校に着いてから十数分後……。









先生達の合宿についての指導が始まる。









あんなにうかれていた私達だが先生の話はしっかりと聞いている。
















………でも、先生達の話が終わりバスの席順の話になると。













そこら中でガヤガヤと一気にまた盛り上がる。









しおりで見た通りバスの席順は『クラス別の班ごと』ということだ。








通路を挟み二席ずつある中で私達は6班だったので一番後ろのロングシートだった。














話が終わり荷物を入れて1班から順にバスに乗り込む。








私達は最後に乗り込むことになるので、少しの間待っていた。











そして、ようやく私達の順番になりバスに乗る。







笹山君から順番に乗り、星宮ちゃんに松白君、私と吹雪が乗り込む。









星宮ちゃんは窓側の方が良いということだったので、結果的に笹山君、松白君、私、吹雪、星宮ちゃんの順に座った。















座ってから分かったが後ろのロングシートは思ってたよりも狭かった。
















そして私達が座ったのを確認してバスが出発する。













「ねぇ、吹雪もう少しつめられない?」








小声で吹雪に聞くが、









「無理ダヨー、コッチモ限界ダヨー。」





と、吹雪はわざとらしく答えるだけだ。












(………もぅ。)









隣の松白君との距離が近い。











教室の隣同士の席よりも何センチも近いこの距離には…………、











……少し私も戸惑う。

















「あれ、桜具合悪い?」






そういって松白君は私の顔を覗きこむ。








私の戸惑いが顔にでていたのだろうか?








「別に、大丈夫だよ。」









「それなら良かった!具合悪くなったら無理するなよ。」










「…………ありがとう。」







(松白君は優しいなぁ。)













……なんてことを思っていたら。














「もし桜が具合悪かったら、昼ごはん俺が食べてやるから。」










「それが目的かぁ!」










「あははは、冗談だよ。」










そうやって松白君と喋っていたら、いつの間にか時間が過ぎていった。











「うおーーー!海がみえるぞ!」




と、誰かが言った時に私は海の方を見た。









「わぁ!」



思わず声がもれる。









真夏の太陽の下、きらめく海は絶景だった。







そして海を眺めていると、バスは目的の宿泊地の所にたどり着いていた。








そうか………。






いよいよ合宿がスタートするんだ。





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