口が悪くてスミマセン。

osho

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夏の合宿編

合宿2日目ーひまわり畑にて

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ひまわりは太陽に良く例えられるが、この光景をみたら納得がいく。







日の光を受け、黄金色に輝くひまわりはまさしく太陽そのものだった。










さっきまで騒がしかったみんなも思わず見とれてる。














「すばらしいものを見れて良かったですわ。」








星宮ちゃんはこういう所似合うなぁ。











「いやー良い景色だ。」





笹山君も何だか楽しそうだ。









「よし、みんなで写真とろうぜ。」





松白君のその提案に対して










「それなら私が写真を撮るわ。」





と、先生が言いみんなのカメラを預かる。











私達はひまわり畑を背に一ヶ所に集まる。







「ほらー、写真撮るわよ。みんなもっと寄って。」







先生が細かい指示を出し、写真を撮る準備に入る。







そしてみんなカメラに向かいピースサインをする。










「はいチーズ!」










そういうと先生はシャッターを押し写真を撮った。








「いい写真が撮れたわ。」







私達は先生に写真を見せて貰う。










「おぉー。」







背景には黄金色に輝くひまわりに、空は澄みきった青色、写真の背景としては最高の一枚だった。



















「しかし、ここ以外にも良いスポットがたくさんありそうだな。」








笹山君がそういうように見渡した限りでも、いい絵になりそうな場所がたくさんある。









「そうだっ!」








突然、吹雪は何か思いついたようだ。











「二つのチームに分かれて、いい写真を撮ってどちらがセンスあるか勝負しよう。」









「でも、どうやって勝敗決めるの?」





私は吹雪に質問をする。








「そりゃ、先生に決まってるでしょ。」







(いくら何でも先生に迷惑かけるわけ………。)











「面白そうわね、乗ったわ!」







先生は問題無かった。










「じゃあ私はこの辺にいるから。時間は30分以内にね、いっとくけど厳しく評価するからね。」







むしろ先生はノリノリだった。











「チーム分けはどうしますか?」







「グー・パーでやろうか。」









そしてチーム分けをするために私達はお互いに手を前に出した。











そして先生の合図と共に各々グーとパーを出す。
















私は【グー】を出した。







特に意味は無く、気分的に出しただけなんだけど。











そしてみんなが出した手は………。










染井【グー】
吉野【パー】
星宮【パー】
松白【グー】
笹山【パー】


だった。









つまりチーム分けは私と松白君チーム、吹雪と星宮ちゃんと笹山君チームという結果になった。






「さくらよろしくっ。」








「うん!勝負するからには良い写真撮ろうね。」








「ハハッ、気合い入ってるなー。」









こうして小さなフォトコンテストが始まった。







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