口が悪くてスミマセン。

osho

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夏の合宿編

合宿2日目ービーチフラッグス②

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昼ごはんを食べ終えたころには多くの桜海の生徒が砂浜に集まっていた。









そして、『誰が勝つのか』という単純な疑問にみんなは始まる前から盛り上がっていた。













私は一度更衣室で着替えを済まして、砂浜にいるみんなの所に戻ろうとしていた。









(うーん、どこにいるのだろうか。)









これだけの人数が行き来していると、どこにいるのか分からない。










「はぁ~、場所決めとくんだったな。」


















「あれ?さくら何してんの。」









ため息をつく私に聞き覚えのある声が聞こえた。










振り向くと松白君が立っていた。








「あれっ、松白君は参加しないの?」








「参加するけどまだ時間があるからさ、適当にぶらついてたんだ。」









「そうなんだ。」










そう言う松白君はどこか楽しそうだった。














そして私は松白君に聞いてみたいことがあったので質問してみた。










「松白君はさ、胆試しの願いが叶うっていう話し信じる?」










吹雪から聞いた噂話程度のことだったが、他の人がどう思っているのか気になったのだ。







噂話になるということは、実は本当に願いが叶ったりするのだろうか?










すると松白君は答える








「さぁーどうだろうな。」









やはり、半信半疑といった所だろうか。







松白君は続ける







「でも俺、最後のトリやりたいし頑張るから。」










「へぇーそれなら頑張ってね。……で、誰を指名するの?」













「え?さくらに決まってるじゃん。」








「え!えぇ‼」








思わず驚いた声が出てしまった。








完全に他人事だと思っていた私にとっては驚きの内容だった。














そして、松白君と話していると………。









「よーし!準備が終わったから男子は海の家前に集まれぇ。」








山口先生の声が聞こえた。










「じゃあ、俺そろそろ行くから。……あ、あっちで吹雪達が待ってたよ。」








「う、うん分かった。」










それだけ言って松白君は集合場所へ向かった。












そして私もいろいろ考えながら吹雪達のいる方へと向かった。









「さくら、こっちこっち~。」







「さくらさん始まりますよー。」








待っていた吹雪と星宮ちゃんに合流して一緒にビーチフラッグスが始まるのを見守っていた。











他人事では無くなってしまったビーチフラッグス。









どうなってしまうのだろうか?










いろいろな複雑な気持ちを整理し考えていると、












「よーい………。」







そういって担当の先生がスターターピストルを高くあげる。














『パンッ』








そして大きい音が鳴り響き、ビーチフラッグスの第一陣がスタートした。







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