口が悪くてスミマセン。

osho

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夏の合宿編

合宿2日目ービーチフラッグス③

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晴れ渡る天気のもと、砂浜の上を一斉に駆け出す。










「「いけいけー。」」







「「きゃーー。」」









第一陣の男子が走り出すと共にギャラリーも盛り上がる。












そして走り出したかと思うと、すぐに決着がつく。








それがビーチフラッグスなのだ。










フラッグをとった生徒はとても嬉しそうだ。








そしてギャラリーも一層盛り上がる。













そして順番が回りいよいよ松白君の出番がきた。








「松白君ファイトー。」






「松白さん頑張って下さーい。」








吹雪と星宮ちゃんの応援に気づいた松白君はこっちに手を振る。









そして松白君は準備に入る、











「うわ、今気づいたけど他の人運動部の人達ばっかりじゃん。」









吹雪に言われ他の人達を見てみたら、知っている人だけでも野球部にサッカー部、陸上部という屈強な人ばかりだった。














でも、そんなことは関係なかった。









いざ、スターターピストルの合図と共に走り出したら本当に一瞬だった。










松白君の圧勝で決着がつく。







「「わー、いいぞー。」」







「「松白くーん。」」







「「今からでも、サッカー部に入らないかーーー。」」










ここのビーチも最高の盛り上がりを見せていた。











「松白くん、速いねぇ。」






吹雪は感心していた。











そして次は笹山君の番だ。






笹山君も松白君と同じく、運動部ばかりの激戦区だった。










しかし流石の強豪バスケ部レギュラー、見事にフラッグを勝ち取った。









「「いいぞー。」」







「「かっこいいー。」」








恐らく笹山君も優勝候補の一人だろう。










「もしかして、決勝は松白さんと笹山さんですかね。」







星宮ちゃんの疑問に吹雪が答える。







「うーん、どうだろうねぇ。2周目からは厳しくなりそうだけど………。」










3人で話していると、松白君と笹山君が一度戻ってきた。









「おかえり、二人共おめでとー。」







「おう、サンキュー。」











私も「おめでとう」と言いつつも、どこか指名の事で素直に応援できない自分がいた。








(でも、どうせなら同じ班の人に勝って欲しいしなぁ。)










一人いろいろと考えていたが私も全力で二人を応援することにした。








今は今、指名の時は指名の時。







折角、同じ班になれた人を応援しなくてどうするんだ。







私は自分の頬を叩いて気合いを入れ直した。















「「わーーーー。」」








ちょうど同じ時、ビーチは大盛りあがりを見せた。









考え事をしていた私は、余所見よそみして見ていなかった。










見てみると、他の人達がコースの中間ぐらいなのにフラッグが無くなっている、







どれだけのスピードでフラッグを取っていったんだろうか?












「驚いた、あの勢也せいやがヤル気を出している。」








笹山君が本気で驚いているのを見ると、相当なことなのだろう。













ん?せいや??








流石の私も名前は聞いたことがあった。








確か私と同じの………。











「あっ!」








そしてその顔が見えた時、私は気付く。









勢也というのはあの時キーホルダーを取ってくれた人だった。






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