口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

文化祭ーカフェにて

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「3番テーブルのオーダー、コーヒーが二つです!」





「1番テーブルのお客様帰られます。」





「オレンジジュースの予備まだ残ってる?」





文化祭もお昼近くになり、私達は今クラスのカフェで頑張っている。







「お待たせしました。こちらご注文のコーヒーです!」




私も馴れない格好でウエイトレスをやって、動き回っていた。






「ありがとうねぇ、可愛い服着たお嬢ちゃん。」





「あ、ありがとうございます。」






意外にも私達の様々な衣装を着てのカフェは想像以上に人気である。




その中でも特に人気者だったのは………。







「す、すみません一緒に写真撮ってもいいですか?」






「良いですよ!一緒に撮りましょう。」





「分かりました。」







松白君と笹山君だ。





特に女性からの人気が圧倒的である。





もともと身長が高い二人が少し派手なスーツを着た姿は、しっかり決まっていてカッコよく仕上がっていた。








「はい!オレンジジュースとクッキー持ってきたよ。」





「わぁぁ、ありがとう赤ずきんちゃん!」






吹雪は子供達の人気者だった。




まるで童話の世界から飛び出してきたかのような赤ずきんちゃんの格好は、子供の心をくすぐる何かがあるようだ。






「失礼します、こちらご注文の紅茶になります。」





「ふむ、ありがとう。」






星宮ちゃんは男性のお客様に人気だった。





星宮ちゃんの中世ヨーロッパ風の服を着た姿はとても綺麗で男性の心を鷲掴わしづかみにしているようだ。






こうした幅広い方々への人気が噂を呼び、たくさんのお客様が来て繁盛している。





お客様が途切れる事なく大忙しだ。







「ほーら、さくらボサッとしない!」





「わっ!ごめん、ごめん。」






一人考え事をしていると吹雪に怒られた。






まだ私達の出店の終了まで、まだまだ時間はある。





気合い入れてもう少し頑張らなくては…。












(………ん?)







私は入り口側の受付が少しざわついていることに気付いた。





誰か特別な人でも来るのだろうか?







他の人は手が空いていない、私が行くしかなさそうだ。








「いらっしゃいませ!ようこそ桜海カフェへ!」




そう言って私は顔を上げる。









そこにいたのは3年生の橘先輩だった。






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