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番外編
番外編小話・2
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番外編小話・2
【お洋服を買いに行こう(ほとり視点)】
可愛い服は着たいけど、割とジャンルにこだわらない。自分に似合う服がよく分からないまま、気づけばアラサー。
職場は頑張りたくないから、ファストファッションとスローファッションの有名なお店で、黒・紺・灰を買って着回しオフィスカジュアル。
そんな私の日常を脅かす、驚異の出来事。
世界で一番かっこよくて、世のリア恋服を着てる人が彼氏になってしまった(ありがとう)。
これまで何も考えずにきたけれど、世間の目を気にしちゃう案件ではないか?
分かってるの、分かっているのよ。自分は自分、他人は他人。
周りにどう思われようと、自分を貫いている人はいっぱいいる。
私だって、基本的に周りの目なんか気にしない。自分の価値観で生きてるところある。
でも、服装に関してはそうじゃない!
なぜなら、自信がないから!!
「すえしゃあんんん」
「お、なんだなんだ。」
社員食堂で2人、A定食を食べながら(本日はアジの開き)、悶々としている。
「もうね、デートに着ていくお洋服がないの。どうしよう。」
「お出かけ着か…由々しき事態よのう」
「何着たらいいの…どうしよう…灘くんのかっこよさが尋常じゃなくて…」
「あ、うん。まぁ、骨格がね、日本人規格外だからね。日本人向けの服なのに、なぜ広告では欧米人が着ているんだ…ってやつだよね。」
「それだわ…」
「あと、癖のある服を着ないもんね。シンプルイズベストだけど、ちょっと遊び心のあるデザインだったり。小物が可愛かったり。」
「かっこいい…本当、灘くんかっこいい。存在してくれてありがとう。好き。」
しばらく定食を食べながら、何かを考えていた末ちゃんが動いた。
「そんなに悩むならさ、骨格診断してみたら?」
「何それ」
「自分の骨格に合う服装とか、素材とか、アイテムが分かる。分かった上で着たい服を選べば、そんなに悩まずに済むのではないか?」
「やりたーい!!」
なんか、目の前が明るくなった気がする。
早速、その場で診断してみる。
ネットってすごいね。
「ウェーブタイプだって。フェミニンな感じ。」
「あー、ほとりってそっちかも。私はストレートタイプ。」
「これ、普段の末ちゃんの服装だね。」
「ハハッ、まぁね。」
こういうのって、楽しい。
「仕事のあと時間あるなら、ウィンドウショッピングしに行く?」
「行くー!」
定時と共に、灘くんがやってきた。
「あれ、灘くん今日いたんだね!」
「さっき帰ってきた。」
期待した眼差しで見られてるけど、今日は末ちゃんと服を見に行くんだ…!
どうしよう、と末ちゃんを見ると、にまにま笑って眺めてる。傍観者…楽しそうな顔して!
ええい、ままよ!
「これからね、末ちゃんとお洋服見に行く約束なの。だから…」
「俺も行く」
「えっ!」
思わず末ちゃんを振り向くけど、何も言わない。
「面白そう。後ろで見てるよ。」
そこは、意見をくれてもいいんだよ?
「いいじゃん、連れてけば。見るのデート服なんだし。」
「末ちゃん!!」
「ふうん。」
あーほらー!返事の割に、灘くんワクワクしてるー!
可愛い服着てビックリさせたかったけど、灘くんが来たいならいいか。
結局、3人で行くことになった。
駅ビルのアパレル店舗を3人でウロウロする。
やっぱり灘くんは目立ってる。でも本人は気にもしてない。そこも良いよね、かっこよくて。
「ほとり、この店は?ウェーブタイプっぽいよ。」
「可愛いね。結構好きかも。」
パフスリーブのブラウスや、レーシーなカットソー、フレアスカートや、プリーツなど可愛らしいデザインが豊富だった。
後ろから灘くんが不思議そうに聞いて来た。
「さっきから話してる何とかタイプって何?」
「骨格のタイプに寄って似合うデザインが違うんだよ。」
「へー、そんなんあるんだ。で、ほとりは可愛い系なの?」
「そうよ、ほとりは可愛い系なの。ほら、灘川。リクエストするなら今のうちだよ。」
なんか、恥ずかしい!でも嬉しい!
灘くんはスッとお店の中を周り始めた。
末ちゃんと私は、トップスを見ながら相談し合う。
「コテコテにラブリーなのは嫌?」
「着たことがないから、私に似合うのか…って思っちゃう。」
「じゃあ、袖口がリボンだったり、さりげなくレースだったりするのなら着やすいかなぁ。」
はい、はい、とどんどん服を渡される。
渡された順に、服をあてて鏡を見る。
「袖口リボン可愛いね。」
「ね、それなら色が涼しくてもクールに見えないし、アクセサリーが大振りでも合うよ。」
可愛いかもー!
「はいこっち。」
裾がフリルになっている、シフォンシャツ。ふわっとしていて可愛い。
「可愛い。これ下は何がいいの?」
「細いプリーツのスカートとか、レースで合わせても可愛いし、腰がキュッとくびれて重心がボリューミーに見えるスカートでも可愛いし。まぁ、可愛いよ。」
困る!全部可愛い!
うんうん悩んでいると、灘くんが服を持って戻って来た。
「これ。」
渡されたのは、黒地に赤と紫の鮮やかな小花柄、緑の葉っぱがアクセントのミニスカートで、腰の下辺りから柔らかいプリーツになっているものだった。
「可愛い…」
「うん、可愛い。ほとり無地ばっかりだもんね。さすが彼氏って感じ。」
灘くんは褒められて恥ずかしいのか、変な顔をしている。
「試着してよ」
「えっうん。」
店員さんに声をかけて試着室を借りる。
遊園地で服を選んでもらった時と違って、ソワソワする。
カーテンを開けると、満足そうな灘くんと、頷く末ちゃんがいた。
「ほとり、それ買いだわ。」
「うん、可愛い。」
浮かれて鏡の前でクルクル回る。
もう一度着替えて外に出ると、灘くんがいなくなってた。
「あれ?どこ行ったの?」
「そこ」
なんと、レジ前にいた。
そして、ショッパーを受け取っている。
「待って、え、また?またなの?」
「ほとり、すっごく愛されてるね。」
「申し訳なさ満載なんだけど」
「いや、アレでしょ。灘川が買ったら、ほとり着るでしょ。」
「いや、選んでくれるだけでも着るよ?!」
「絶対に着て欲しかったんでしょ。」
そうだった、あの人は願望の為なら躊躇なくお金払う人だった。
戻ってきた灘くんから、目の前に出されたショッパーを受け取る。
「ありがとう。」
「次、着て来てね。」
「大切にします。」
その後、末ちゃんと駅で別れて、各駅に乗った。
「ほとり」
「ん?」
「今度、2人で服見に行こう。遊園地も今日もだけど、選ぶの楽しかった。」
「いいよ。でも、勝手に買うのなしね!」
「それは約束できない。」
「じゃあ私、灘くんの買うからね!」
「気に入ればね。」
口の端を上げて、ニッと笑う。
はーあ、一挙手一投足全部好き。
次は、ショッピングデートかな。
【どこが好き?(灘川と松田)】
「灘はさー、このみんのどこが好きなの?」
「急だなあ。」
「このみんて、ゆるキャラみたいだから。こう、灘を揺さぶる何か見えない力があるんじゃないかと。」
「え、そのままだよ。」
「そのまま?」
「あのまんま。」
ハイボールを飲みながら、タコワサをつまむ。
思い出すように遠くを見て頬が緩む灘川を、松田はいまいち納得できないような顔で首をかしげる。
「例えば?」
「えー…俺を外見だけで判断しないところ。かっこいいってすぐ言ってくるから、外見も好きなんだと思うけど。意味合い的には内面を言ってることが多い。」
「確かに。このみんはそういう子だね。」
だろ?と灘川は嬉しそうに笑っている。
「他は?」
「他?えー…可愛いじゃん。」
「どういうとこが?」
ふと考えて、口がむぐむぐと動いて、止まった。
「…いや、うん。」
「エロいこと考えたな。」
「ほとりの可愛いところは、俺だけ知ってればいいの。」
「まぁそうか。俺も、末ちゃんの可愛いところを他の奴に分かられても困るし。」
「だろ?」
お互い、無言でハイボールを飲み干した。
【お洋服を買いに行こう(ほとり視点)】
可愛い服は着たいけど、割とジャンルにこだわらない。自分に似合う服がよく分からないまま、気づけばアラサー。
職場は頑張りたくないから、ファストファッションとスローファッションの有名なお店で、黒・紺・灰を買って着回しオフィスカジュアル。
そんな私の日常を脅かす、驚異の出来事。
世界で一番かっこよくて、世のリア恋服を着てる人が彼氏になってしまった(ありがとう)。
これまで何も考えずにきたけれど、世間の目を気にしちゃう案件ではないか?
分かってるの、分かっているのよ。自分は自分、他人は他人。
周りにどう思われようと、自分を貫いている人はいっぱいいる。
私だって、基本的に周りの目なんか気にしない。自分の価値観で生きてるところある。
でも、服装に関してはそうじゃない!
なぜなら、自信がないから!!
「すえしゃあんんん」
「お、なんだなんだ。」
社員食堂で2人、A定食を食べながら(本日はアジの開き)、悶々としている。
「もうね、デートに着ていくお洋服がないの。どうしよう。」
「お出かけ着か…由々しき事態よのう」
「何着たらいいの…どうしよう…灘くんのかっこよさが尋常じゃなくて…」
「あ、うん。まぁ、骨格がね、日本人規格外だからね。日本人向けの服なのに、なぜ広告では欧米人が着ているんだ…ってやつだよね。」
「それだわ…」
「あと、癖のある服を着ないもんね。シンプルイズベストだけど、ちょっと遊び心のあるデザインだったり。小物が可愛かったり。」
「かっこいい…本当、灘くんかっこいい。存在してくれてありがとう。好き。」
しばらく定食を食べながら、何かを考えていた末ちゃんが動いた。
「そんなに悩むならさ、骨格診断してみたら?」
「何それ」
「自分の骨格に合う服装とか、素材とか、アイテムが分かる。分かった上で着たい服を選べば、そんなに悩まずに済むのではないか?」
「やりたーい!!」
なんか、目の前が明るくなった気がする。
早速、その場で診断してみる。
ネットってすごいね。
「ウェーブタイプだって。フェミニンな感じ。」
「あー、ほとりってそっちかも。私はストレートタイプ。」
「これ、普段の末ちゃんの服装だね。」
「ハハッ、まぁね。」
こういうのって、楽しい。
「仕事のあと時間あるなら、ウィンドウショッピングしに行く?」
「行くー!」
定時と共に、灘くんがやってきた。
「あれ、灘くん今日いたんだね!」
「さっき帰ってきた。」
期待した眼差しで見られてるけど、今日は末ちゃんと服を見に行くんだ…!
どうしよう、と末ちゃんを見ると、にまにま笑って眺めてる。傍観者…楽しそうな顔して!
ええい、ままよ!
「これからね、末ちゃんとお洋服見に行く約束なの。だから…」
「俺も行く」
「えっ!」
思わず末ちゃんを振り向くけど、何も言わない。
「面白そう。後ろで見てるよ。」
そこは、意見をくれてもいいんだよ?
「いいじゃん、連れてけば。見るのデート服なんだし。」
「末ちゃん!!」
「ふうん。」
あーほらー!返事の割に、灘くんワクワクしてるー!
可愛い服着てビックリさせたかったけど、灘くんが来たいならいいか。
結局、3人で行くことになった。
駅ビルのアパレル店舗を3人でウロウロする。
やっぱり灘くんは目立ってる。でも本人は気にもしてない。そこも良いよね、かっこよくて。
「ほとり、この店は?ウェーブタイプっぽいよ。」
「可愛いね。結構好きかも。」
パフスリーブのブラウスや、レーシーなカットソー、フレアスカートや、プリーツなど可愛らしいデザインが豊富だった。
後ろから灘くんが不思議そうに聞いて来た。
「さっきから話してる何とかタイプって何?」
「骨格のタイプに寄って似合うデザインが違うんだよ。」
「へー、そんなんあるんだ。で、ほとりは可愛い系なの?」
「そうよ、ほとりは可愛い系なの。ほら、灘川。リクエストするなら今のうちだよ。」
なんか、恥ずかしい!でも嬉しい!
灘くんはスッとお店の中を周り始めた。
末ちゃんと私は、トップスを見ながら相談し合う。
「コテコテにラブリーなのは嫌?」
「着たことがないから、私に似合うのか…って思っちゃう。」
「じゃあ、袖口がリボンだったり、さりげなくレースだったりするのなら着やすいかなぁ。」
はい、はい、とどんどん服を渡される。
渡された順に、服をあてて鏡を見る。
「袖口リボン可愛いね。」
「ね、それなら色が涼しくてもクールに見えないし、アクセサリーが大振りでも合うよ。」
可愛いかもー!
「はいこっち。」
裾がフリルになっている、シフォンシャツ。ふわっとしていて可愛い。
「可愛い。これ下は何がいいの?」
「細いプリーツのスカートとか、レースで合わせても可愛いし、腰がキュッとくびれて重心がボリューミーに見えるスカートでも可愛いし。まぁ、可愛いよ。」
困る!全部可愛い!
うんうん悩んでいると、灘くんが服を持って戻って来た。
「これ。」
渡されたのは、黒地に赤と紫の鮮やかな小花柄、緑の葉っぱがアクセントのミニスカートで、腰の下辺りから柔らかいプリーツになっているものだった。
「可愛い…」
「うん、可愛い。ほとり無地ばっかりだもんね。さすが彼氏って感じ。」
灘くんは褒められて恥ずかしいのか、変な顔をしている。
「試着してよ」
「えっうん。」
店員さんに声をかけて試着室を借りる。
遊園地で服を選んでもらった時と違って、ソワソワする。
カーテンを開けると、満足そうな灘くんと、頷く末ちゃんがいた。
「ほとり、それ買いだわ。」
「うん、可愛い。」
浮かれて鏡の前でクルクル回る。
もう一度着替えて外に出ると、灘くんがいなくなってた。
「あれ?どこ行ったの?」
「そこ」
なんと、レジ前にいた。
そして、ショッパーを受け取っている。
「待って、え、また?またなの?」
「ほとり、すっごく愛されてるね。」
「申し訳なさ満載なんだけど」
「いや、アレでしょ。灘川が買ったら、ほとり着るでしょ。」
「いや、選んでくれるだけでも着るよ?!」
「絶対に着て欲しかったんでしょ。」
そうだった、あの人は願望の為なら躊躇なくお金払う人だった。
戻ってきた灘くんから、目の前に出されたショッパーを受け取る。
「ありがとう。」
「次、着て来てね。」
「大切にします。」
その後、末ちゃんと駅で別れて、各駅に乗った。
「ほとり」
「ん?」
「今度、2人で服見に行こう。遊園地も今日もだけど、選ぶの楽しかった。」
「いいよ。でも、勝手に買うのなしね!」
「それは約束できない。」
「じゃあ私、灘くんの買うからね!」
「気に入ればね。」
口の端を上げて、ニッと笑う。
はーあ、一挙手一投足全部好き。
次は、ショッピングデートかな。
【どこが好き?(灘川と松田)】
「灘はさー、このみんのどこが好きなの?」
「急だなあ。」
「このみんて、ゆるキャラみたいだから。こう、灘を揺さぶる何か見えない力があるんじゃないかと。」
「え、そのままだよ。」
「そのまま?」
「あのまんま。」
ハイボールを飲みながら、タコワサをつまむ。
思い出すように遠くを見て頬が緩む灘川を、松田はいまいち納得できないような顔で首をかしげる。
「例えば?」
「えー…俺を外見だけで判断しないところ。かっこいいってすぐ言ってくるから、外見も好きなんだと思うけど。意味合い的には内面を言ってることが多い。」
「確かに。このみんはそういう子だね。」
だろ?と灘川は嬉しそうに笑っている。
「他は?」
「他?えー…可愛いじゃん。」
「どういうとこが?」
ふと考えて、口がむぐむぐと動いて、止まった。
「…いや、うん。」
「エロいこと考えたな。」
「ほとりの可愛いところは、俺だけ知ってればいいの。」
「まぁそうか。俺も、末ちゃんの可愛いところを他の奴に分かられても困るし。」
「だろ?」
お互い、無言でハイボールを飲み干した。
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