【R18】みだりに近づかないでください！

33-3

　何も…と考えてふと思い出す。
「タンポンは入れてるよ」
「…生理用品の？」
「そう」
　でも、それくらいだ。後は何もしたことはない。
「そっか…じゃあ俺の指一本くらいは入るね」
「多分、二本くらいは大丈夫だと思う」
　水分を吸って膨らむと大きくなるし。
「でも、一本からね」
「はい」
　入り口の部分を上から下へとなぞりつつ、そっと差し込んだ。
「うっ…！」
　異物感があったが、まあこんなものだろう。
　指がゆっくりと出入りしながら、左右に広げるように動く。
　ただ、入っている、という感覚だ。
「痛くない？」
「大丈夫、びっくりしただけ」
　中をぐるぐると動くのが、日晴くんの指かと思うと腰元が騒つく。
　私の中に日晴くんがいる…！
「もう一本、入りそうだから入れるね」　
　あまりにも真剣な表情で言うものだから、可愛く見えてきた。
「うん…」
　タンポンより指が二本の方が太かった。
「ちょっとキツいかも、痛くない？」
「痛くないよ」
　圧迫感、それが気になる。
　日晴くんの指はゆっくり出し入れしながら、芯の部分に触れてくる。
「んっ！」
「気持ちいい方が、違和感なくなると思うから…多分…」
　舐められて吸われ過ぎて、人生で一番敏感になってしまっているそこをコリコリと刺激され、さっきと同じ感覚が戻ってくる。
「あっああっ！」
　そっと掻き回しているのに、ぐちゅぐちゅという水音がする。こんなに体液を出してしまうほど、私は気持ちよくなっている。
「やっやあっー！あうっううっ！」
　芯を刺激されながらお腹側をグリグリと押されて、勝手に足が開いてしまった。
　変だ、なんか変だ。お腹の中が熱くてうずうずしている。
「ひば、りくっん！んんっ、やあっ！」
「気持ちいい？」
「あっあっー！」
　今まで触ったことも触られたこともないのに、奥をもっと触って欲しいって体が訴えている。腰が浮いたのを日晴くんの腕が支えた。
「や、やっ、変なの、変！そこばっかりやっ」
「ここ、気持ちいいんだね」
　望み通りのその場所を長い指が突き、絶えず芯を押しつぶし、快感で涙がこぼれ落ちた。
「やっ！ああっ、だめ、だめだめっ！ああっ！」
　ビクンッと体が波打ち、下腹部にじわーっと熱が広がった。
「わ…すごい…倫音さん、キレイ」
　頭がショートして何を言っているのか理解できない。
「美味しい…」
　ぼんやりと彼を見れば、濡れた指をペロペロと舐めていた。
「ちょ…日晴くん…何やってんの」
「…水分補給？」
　その目は、今まで見たことがないような色気を纏っていて、赤い舌に胸がギューっと締め付けられた。
「普通に、水を飲んでください」
「ふふ、倫音さんが口移しで飲ませてくれるなら、飲む」
　それはまあ吝かでもないけど、自分のを舐められた後にするのは微妙なので…
「次回でいいですか」
「いいですよ」
　嬉しそうに笑った日晴くんは、また体勢を元に戻すと、再び私の中に指を侵入させた。
「ふぇ？！」
「もっとよくほぐさないと、倫音さんが痛いから」
「ひうっ！や、もういいってばあ」
　またあの感覚がやってくる。
「だーめ。俺の…多分痛いと思うし…」
　奥と芯をこれでもかと刺激され、泣いて懇願してもやめてくれなかった。