【R18】みだりに近づかないでください!

はこスミレ

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 既にぐったりとした状態の私を見下ろして、日晴くんが満足そうに頷いた。
「これで大丈夫かな」
 全然大丈夫じゃない。体に力は入らないし、下腹部がふわふわしている。
 彼はソファの上に置いてあるバッグをごそごそした。
「日晴くん、あの…私、持ってきたよ?」
 一瞬、目を見開いてから視線を逸らして微笑んだ。
「えっと…多分なんだけど、一般的なやつだよね?それ」
「うん…?灯里に勧められたやつだから多分そうかな?」
「言いにくいんだけど…それだと入らないから、こっち使うね…」
 バッグから取り出した箱を開けて、平たいパッケージに包まれたそれを摘んだ。
「コンビニで買ってたの…それ?」
 大きな手を額に当て、日晴くんが下を向いた。
「ごめん…本当…何があるか分かんないと思って…だから準備はしとかないと…倫音さんを傷つけたくないし…」
 もごもごと言い訳をしている彼に、私は有頂天になるほど嬉しくなった。
 したくない訳じゃなかったんだー!っていうか、ちゃんと考えてたんじゃーん!
「日晴くん…可愛い…」
 私の言葉に照れたのか怒ったのか、ムッとした顔で私の上に覆いかぶさった。
「倫音さんが、世界で一番可愛いから」
 押し潰すようにキスをされて、ああさっき口移し遠慮したのになぁとか思いながら、喜んで舌を絡めた。
「入れていい?」
「うん」
 とうとう、日晴くんと一つになれるんだ。ニヤける口をそのままに、彼を見つめる。
 大きくて太いそれを、パッケージから取り出した薄いゴムで包んだ。
 入るのかな、あれ。だから日晴くんは心配して私の体をゆるゆるにしたんだと思うけど。
 反り返ってお腹につきそうなそれを、私の足の間に滑らせた。
「んっ!」
「…やっぱり、もう少し慣らす?」
「もういいよ!入れて!」
 往生際が悪いな!思わず笑ってしまった。
「痛かったら言ってね」
「はい」
 彼によって緩められたそこに、熱い質量が挿し込まれていく。先端が太くて入り難かったけれど、入ってしまえば何とかなる。
「すごい…キツい…」
「タンポン以外、入れたことないから」
「これ、本当に奥まで入れて大丈夫?裂けない?」
「赤ちゃん産むところだし、大丈夫だよ」
 そっか、私達って初めて同士なんだ。
 難しい顔で一生懸命な日晴くんが愛おしくて、背中に手を伸ばして強く抱きしめた。
「んあっ!」
 お腹の奥に衝撃が走る。今までの圧とは比べ物にならない質量だ。
「倫音さん、無茶だってば!大丈夫?」
「平気、平気!全部入った?」
「入った…やばい…出たらごめん…」
 声を出して笑ってしまった。 
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