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「しょ・・・食事の予定が・・・」
家で一人で。
「なので失礼・・・」
します、を言い終わらないうちに・・・。
「誰と?」
え?
普通はそこで、離してくれるものでは?
なのに、『誰と?』
予想していなかった切り返しに、オレは頭が真っ白になって固まった。
「いないなら付き合え」
まだ何も言ってないのに、藤原さんはオレの腕を掴んだまま歩き始めた。
「ちょ・・・ちょっと待って・・・あのっ」
あまりのことにびっくりして声を上げるも、藤原さんはそのままずんずん歩いていく。
駅の前を過ぎ、オレの行ったことのない道を進んでいく。
こっちって、行ったことないけど・・・。
半ば引きずられるように藤原さんのあとを追うと、それは突然視界に入った。
!?
それは所謂ホテル街・・・。
「・・・ちょっと、藤原さんっ」
付き合え、てどこにですか?!
慣れた風に一件のホテルに入ろうとしたところを直前で止まろうと、足を踏ん張る、のに止まれない。
だから、なんでそんなに力が強いんだ。
「あのっあのっ・・・」
慌てすぎて口をパクパクさせるオレにはお構い無しに、慣れた手つきで部屋を取るとそのままエレベーターの中へ連れ込まれる。
このままではマズいと、何とか腕を離させようと暴れる。なのにやっぱりビクともしない。それどころか、更に腰に腕を回され、しっかりホールドされてしまった。
「・・・少しは大人しくできないのか」
恐ろしく低い声で凄まれると、オレはもう恐怖で動けない。
オレ、どうなっちゃうの?
目的の階に着いて、オレたちはそのままエレベーターを降り、部屋に入った。そこでようやく、オレは腕と腰を解放される。
藤原さんはネクタイを弛めながら奥へ進んで行くが、オレはまだ、さっきの恐怖でドアの前を動けないでいた。
でもふと、今なら逃げられるのではないかと気付いた。
オレはくるりと身体を反転させると、ドアノブを回した。しかし・・・。
それは、ガチャガチャ音を立てるだけで回らない。
な、なんで?
焦って何度もガチャガチャとやっていると、その手を上から押さえられた。
「料金を払わないと開かないんだ。いい加減にあきらめろ」
料金、てどこで払うの?
オレはこの手のホテルには入ったことがない。彼女がいる時も一人暮らしのお互いの部屋で済ませてた。なので、こういう所の仕組みが全然分からない。
焦ってバタバタしていると、藤原さんにまた腕を引っ張られ、そのままベッドに座らされる。
「少しは落ち着け」
そう言ってオレに冷蔵庫から出した水のペットボトルを渡してくれたけど、オレは飲む気にはなれずそのまま手に持っていた。
確かに・・・少し落ち着こう。
家で一人で。
「なので失礼・・・」
します、を言い終わらないうちに・・・。
「誰と?」
え?
普通はそこで、離してくれるものでは?
なのに、『誰と?』
予想していなかった切り返しに、オレは頭が真っ白になって固まった。
「いないなら付き合え」
まだ何も言ってないのに、藤原さんはオレの腕を掴んだまま歩き始めた。
「ちょ・・・ちょっと待って・・・あのっ」
あまりのことにびっくりして声を上げるも、藤原さんはそのままずんずん歩いていく。
駅の前を過ぎ、オレの行ったことのない道を進んでいく。
こっちって、行ったことないけど・・・。
半ば引きずられるように藤原さんのあとを追うと、それは突然視界に入った。
!?
それは所謂ホテル街・・・。
「・・・ちょっと、藤原さんっ」
付き合え、てどこにですか?!
慣れた風に一件のホテルに入ろうとしたところを直前で止まろうと、足を踏ん張る、のに止まれない。
だから、なんでそんなに力が強いんだ。
「あのっあのっ・・・」
慌てすぎて口をパクパクさせるオレにはお構い無しに、慣れた手つきで部屋を取るとそのままエレベーターの中へ連れ込まれる。
このままではマズいと、何とか腕を離させようと暴れる。なのにやっぱりビクともしない。それどころか、更に腰に腕を回され、しっかりホールドされてしまった。
「・・・少しは大人しくできないのか」
恐ろしく低い声で凄まれると、オレはもう恐怖で動けない。
オレ、どうなっちゃうの?
目的の階に着いて、オレたちはそのままエレベーターを降り、部屋に入った。そこでようやく、オレは腕と腰を解放される。
藤原さんはネクタイを弛めながら奥へ進んで行くが、オレはまだ、さっきの恐怖でドアの前を動けないでいた。
でもふと、今なら逃げられるのではないかと気付いた。
オレはくるりと身体を反転させると、ドアノブを回した。しかし・・・。
それは、ガチャガチャ音を立てるだけで回らない。
な、なんで?
焦って何度もガチャガチャとやっていると、その手を上から押さえられた。
「料金を払わないと開かないんだ。いい加減にあきらめろ」
料金、てどこで払うの?
オレはこの手のホテルには入ったことがない。彼女がいる時も一人暮らしのお互いの部屋で済ませてた。なので、こういう所の仕組みが全然分からない。
焦ってバタバタしていると、藤原さんにまた腕を引っ張られ、そのままベッドに座らされる。
「少しは落ち着け」
そう言ってオレに冷蔵庫から出した水のペットボトルを渡してくれたけど、オレは飲む気にはなれずそのまま手に持っていた。
確かに・・・少し落ち着こう。
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【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター ライト(17)
???? アル(20)
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後半のキャラ崩壊は許してください;;
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