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オレもびっくりした。まさか丸2日も冬眠するなんて。
多分、2週連続で巣ごもりが出来なかったことに対する過剰なストレスの上に『お仕置き』でダメ押しされて、最長記録の冬眠に突入してしまったのだろう。
「でも、今回のことで自分の気持ちが分かりました。オレ、家族以外の人の前では冬眠しないんです。充電も。だから・・・」
オレはまっすぐ和真さんを見た。
「和真さんが好きです。もう逃げないから、オレのこと嫌いにならないでください」
オレへの気持ちが冷めてしまったと思った時の、あの悲しみはもうイヤだ。
オレはずっと和真さんのそばにいたい。
和真さんはオレのところに来ると優しく抱きしめてくれた。
その優しさにまだ下僕モードを感じながら、オレも和真さんの背に腕を回してぎゅっとした。
和真さんの鼓動が聞こえる。
少し早い鼓動と包まれる温かさ。
和真さんの腕の中はオレの心を癒してくれる。
巣ごもりしなくてもオレ、大丈夫だ。
好き・・・。
心の中で言ったつもりの言葉に和真さんの腕の力が強まった。声に出しちゃったのかな?
でも、ぎゅっとしてもらうのいい。安心する。
あまりの気持ちよさにトロトロ眠気がやってきて瞼が下がってきた。
あんなに寝たのにまだ眠いなんて・・・。
このまま寝てしまいそうだったけど、不意に和真さんに首筋を舐められた。
「ひゃ・・・っ」
それがスイッチになったのか、オレの身体の奥からぞわりとした感覚が広がる。
鼓動が早くなり、熱が下肢に集まる。
和真さんの舌はそのまま上がってきて耳の中へ。
「あっ・・・ん・・・」
弱い耳を舐められて身体がすっかりその気になってる。でも、今日は日曜日。
「だ、だめです。和真さん。明日会社行けなくなっちゃいますっ」
さっきもしたし、既に腰が立たない。これでまたしたら、確実に明日はベッドから出れなくなってしまう。
なのに和真さんのいやらしい舌は止まらず、手もいつの間に入ってきたのか脇腹をさわさわ触りながら降りてきて下着の中に入ると躊躇なく後ろに指を突き入れた。
「ひゃんっ」
さっきまで受け入れていたそこはなんの抵抗もなく指を受け入れ、くちゅくちゅと音を立てている。
まだ残っている和真さんのものが潤滑剤のようなっていた。
「・・・だ・・・だめ・・・です・・・あぅっ」
抗議の声を上げるオレに意地悪くいい所を突いて黙らせた。
さっきとは全然違う動きに和真さんの顔を見ると、すっかりいつもの意地悪さが出ていた。
いつの間にか暴君に戻ってる!?
明日会社が・・・!
という理性が頭の隅にあるけれど、身体は既にウェルカム状態。おまけに暴君に戻った和真さんが許してくれる訳もなく・・・。
オレは散々泣かされ喘がされ、いつの間にか気を失っていた。
よく朝、泥のように重い身体をベッドに沈めたまま、スッキリさっぱりした暴君を見送った。
いつの間にアイロンかけたんだろう・・・?
パリッとしたスーツに身を包んだ和真さんはご機嫌で出社して行った。
もう少し下僕モードでもよかったのに・・・。
そんなことを思いながらオレは再び眠りに落ちた。
了
多分、2週連続で巣ごもりが出来なかったことに対する過剰なストレスの上に『お仕置き』でダメ押しされて、最長記録の冬眠に突入してしまったのだろう。
「でも、今回のことで自分の気持ちが分かりました。オレ、家族以外の人の前では冬眠しないんです。充電も。だから・・・」
オレはまっすぐ和真さんを見た。
「和真さんが好きです。もう逃げないから、オレのこと嫌いにならないでください」
オレへの気持ちが冷めてしまったと思った時の、あの悲しみはもうイヤだ。
オレはずっと和真さんのそばにいたい。
和真さんはオレのところに来ると優しく抱きしめてくれた。
その優しさにまだ下僕モードを感じながら、オレも和真さんの背に腕を回してぎゅっとした。
和真さんの鼓動が聞こえる。
少し早い鼓動と包まれる温かさ。
和真さんの腕の中はオレの心を癒してくれる。
巣ごもりしなくてもオレ、大丈夫だ。
好き・・・。
心の中で言ったつもりの言葉に和真さんの腕の力が強まった。声に出しちゃったのかな?
でも、ぎゅっとしてもらうのいい。安心する。
あまりの気持ちよさにトロトロ眠気がやってきて瞼が下がってきた。
あんなに寝たのにまだ眠いなんて・・・。
このまま寝てしまいそうだったけど、不意に和真さんに首筋を舐められた。
「ひゃ・・・っ」
それがスイッチになったのか、オレの身体の奥からぞわりとした感覚が広がる。
鼓動が早くなり、熱が下肢に集まる。
和真さんの舌はそのまま上がってきて耳の中へ。
「あっ・・・ん・・・」
弱い耳を舐められて身体がすっかりその気になってる。でも、今日は日曜日。
「だ、だめです。和真さん。明日会社行けなくなっちゃいますっ」
さっきもしたし、既に腰が立たない。これでまたしたら、確実に明日はベッドから出れなくなってしまう。
なのに和真さんのいやらしい舌は止まらず、手もいつの間に入ってきたのか脇腹をさわさわ触りながら降りてきて下着の中に入ると躊躇なく後ろに指を突き入れた。
「ひゃんっ」
さっきまで受け入れていたそこはなんの抵抗もなく指を受け入れ、くちゅくちゅと音を立てている。
まだ残っている和真さんのものが潤滑剤のようなっていた。
「・・・だ・・・だめ・・・です・・・あぅっ」
抗議の声を上げるオレに意地悪くいい所を突いて黙らせた。
さっきとは全然違う動きに和真さんの顔を見ると、すっかりいつもの意地悪さが出ていた。
いつの間にか暴君に戻ってる!?
明日会社が・・・!
という理性が頭の隅にあるけれど、身体は既にウェルカム状態。おまけに暴君に戻った和真さんが許してくれる訳もなく・・・。
オレは散々泣かされ喘がされ、いつの間にか気を失っていた。
よく朝、泥のように重い身体をベッドに沈めたまま、スッキリさっぱりした暴君を見送った。
いつの間にアイロンかけたんだろう・・・?
パリッとしたスーツに身を包んだ和真さんはご機嫌で出社して行った。
もう少し下僕モードでもよかったのに・・・。
そんなことを思いながらオレは再び眠りに落ちた。
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